「オサムがおれに日本のこと教えてくれよ」
「初めて会ったボーダーがオサムで、おれは超ラッキーだったってことだな」
概要
「ワールドトリガー」に登場する、空閑遊真と三雲修のBLカップリング。
同い年の同級生であり、近界民とボーダー隊員という立場を越えた友達であり、
修をリーダーに推した隊員と隊長という関係の二人。
遊真は修の信念と行動に寄り添い、
修は遊真の戦闘技術や戦い方を理想として日々訓練を積んでいる。
互いに互いの危うさを心配し、尊敬し合う良きパートナーとなりつつある。
烏丸からは「相棒」と称され、ボーダー上層部からも修が遊真の信頼を得ていると知られている。
ある事情により、遊真は11歳の時の体格から一切成長していない。
そのため、身長は遊真141cm、修168cmの27cm差がある一種の下克上CPでもある。
遊真が修のトリガーを起動した本誌第4話の引きの煽り文には【 遊真×修 】という言葉が入っていた。
編集GJ。
タグの読み方は人により「ゆうおさ」「ゆまおさ」と意見が分かれることも。
以下、記事内容にネタバレを含みます。 |
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本編の描写
おれはべつにいいぞ それでも
当初遊真は「自分から首突っ込んできたんだから自分でなんとかしなきゃ」と
修の行動を極めて客観的に、かつ無関心に捉えていた。
しかしその直後の修の行動にある人物の面影をみた遊真は以降、
自身の立場も顧みず修を助け、彼の不利になる事柄に気を遣うようになる。
オサムの頼みだ 行くぞレプリカ!
性格上、遊真と相性最悪の木虎が単身イルガーの対処に向かった第8話。
放っておこうと遊真は助力に難色を示していたが、修の「頼む」の一言で木虎の加勢に臨む。
遊真にとっての「オサムの頼み」の効果は絶大であり、以降の展開でも修の存在はより大きなものとなっていく。
リーダーはオサムだ
三雲隊が結成された第21話にて、「千佳を助ける自分を助けてほしい」と
遊真に生きる目的を呈した修に対し、父から得たかった答えを修に求めた遊真。
どこまでも自分のために命をすり減らす修を助けるためにも、
遊真は彼と千佳の作るチームへ入ることを選び、自身のしるべとする存在を決める。
その後も修を「リーダー」「隊長」と呼び、指示に従うことをアピールする描写が増えていっている。
ex)1「隊長(リーダー)の許可が下りたんでね 今回はあんたと遊んでいく」
ex)2「二人とも申し訳ない 隊長(リーダー)からの帰還命令だ」
だから かわりにおれがやる
遊真による修専属セコム宣言回 (第40話)。
他者からの評価を意に介さず、愚直に自分のやるべきことを見据える修。
そんな彼を大衆の眼前で恥をかかせ晒し者にするような真似(修には通用しなかったが)をすると、
二度とつまんないことをしないようにボコボコにされることが明らかになった。
遊真の修への感情が描かれる真面目に名シーンの為、第39話と併せて必見。
余談だが、遊真のチームメイトである修と千佳に危険が迫るや否や
最大戦力で敵を排除しようとするシーンも(第47話)。
あの時とはちがうんだ
昔父から教わった戦略を経験則を以って正しいと捉えつつも、命の危険に晒されている修を守るため、
敢えてリスクを承知で格上のヴィザを撃破すべく、戦うことを選ぶ。
ヴィザを戦闘不能に追い込んだ後は、生命や黒トリガーには目もくれず、修の護衛に奔った。
ここで遊真はかつて敵わない相手に対し「逃げない」選択をした修の姿を思い、覚悟を決める。
修をリーダーとした時の口説き文句といい、修の言動が遊真に非常に大きな影響を与えていることが
印象的なシーン。
おう まかせろ
修による『相棒』宣誓回(第85話)
近界への遠征、ひいてはA級昇格を記者会見で宣言したのち、修は大規模進行でレプリカと離れ離れとなった遊真に「やるぞ 相棒」と告げた。一瞬驚いた顔を見せるも、嬉しそうに返した遊真の台詞である。
「相棒」というフレーズは遊真はこれまでレプリカに対してのみ使用していたが、去り際『ユーマを頼む』と
レプリカに言い渡されていたこと、修に責任を感じさせまいとした遊真の自身への献身、『相棒』への誇りを知ったことにより、修が遊真と共に成長する覚悟を決めたやりとりである。
二次創作
【もしも遊真が生身だったら】というif設定が地味に人気である。
本編の未来妄想であったり、件の事件を回避できたパラレル世界であったりと人により細かい設定・容姿は様々であるが、基本的に黒髪&身体が歳相応に成長している姿であることが多い。
修との身長差を気にする遊真の優越溢れる彼氏感や、本編では未だ見られない高身長遊真の妄想等の捗りによりトリオン体から生身に戻り修と一緒に成長して欲しいと願うクラスタにとって果てしない萌えの具現化である。
当該記事参照。