「ぼくたちが遠征部隊に選ばれたら 鳩原先輩たちの情報を教えてほしいっていう話…… おぼえてくれてますか?」
「……俺の答えはその時と同じだ 選ばれてから言え」
概要
「ワールドトリガー」に登場する二宮匡貴と三雲修のBLカップリング。
修がボーダーに入る要因となった元家庭教師の雨取麟児と二宮の元部下である鳩原未来は共に近界へ密航しており、二人を通して縁がある。余談だが、後に公式TwitterのQ&Aにて二宮と麟児の関係を匂わせる回答がされる。
実は(顔を認識していた程度だが)修がボーダー隊員になる前に出会っており、時間軸としては第1話の迅と修の出会いよりも先になるため、修が最初に出会った現役ボーダー隊員は二宮ということになる。
以上のことから、二宮と修はお互いボーダー隊員として顔を合わせる以前から深い関わりがあるとも言える。
それぞれB級1位と2位の隊長であり同じ射手というポジションではあるものの、二宮は射手1位で修は戦闘員としてはトリオン最底辺という能力差が萌えポイントの1つだろう。
さらに面白いのが、5つも年下である修が
──二宮さんは意外と 理屈よりも感情で動くタイプの人なんじゃないか……?
(ワールドトリガー 183話『玉狛支部⑦』より)
とあるように、二宮の本質をしっかりと見抜いていることである。
本編での描写(未読者は注意)
105話
修と二宮がお互いを認識して初の対面となる。
このとき二宮は「二宮隊の二宮だ 突っ立ってないで座れよ三雲」
と、なかなかインパクトの強い台詞を放つ。
110話〜115話
ROUND4、修は東による射撃で早々にベイルアウト。
ここでは二宮と修は直接戦ってはいない。
二宮隊の勝利で終わる。
122話
木虎の口から二宮が出水に弟子入りしていたことが明かされる。つまり修と二宮は事実上の兄弟弟子ということである。
103話→194話
ROUND3の観覧席にて二宮は修を「戦術をかじっただけの雑魚」と評していたが、ROUND8では「三雲じゃ二宮隊の脅威にはならない」というウソをつくなど、次第に修を認めているのが窺える。
195話
ROUND8終盤、修のハウンドが二宮の身体を貫く。
遊真にとどめを刺された二宮はベイルアウトし、犬飼に撤退を命じる。
玉狛第2の勝利で終わる。
203話
遠征選抜試験の事前アンケートの『一緒に遠征に行きたい人』に修は二宮を選ぶ。
本編以外での描写
LB POP-UP THEATERにて開催されるイベントショップ『ワールドトリガー ボーダー』で2021年10月から限定上映された短編映像についてここでは触れる。
内容をかいつまんで説明すると
二宮への誕生日プレゼントについて考える修と遊真。二宮の好きなものの1つが『才能のある人間』であることを知った修は落ち込み、最後とりまるから励まされる……というもの。
これはショップ開催期間と二宮の誕生日(10/27)が重なっていたためであると考えられる。
再び視聴の機会が訪れた際には是非とも観てほしい。