概要
アイレムが1992年にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売した横スクロールシューティングゲーム。開発は、当時アイレムの子会社であり、後にR-TYPEⅢの開発を手掛けたタムテックス。FC末期に発売されたというのもあり、FCとしてはありえないくらいの美麗なグラフィックや、後述するゲームシステムやストーリー、また他作品との関連性などから、未だ根強いファンがおり、リメイクや移植を強く熱望されている。
ゲームシステム
2Dアクションシューティングというだけでなく、任意で発動可能な重力反転システムが導入されているため、天井に落下したり、その天井を歩くといった芸当が可能であり、同時にそれが攻略の鍵になる。また、二周目からはエキスパート・モードという高難易度モードが解禁されるようになっており、それをクリアすると、真のエンディングが見られるようになっている。
ストーリー
A.D.3521、人類は宇宙への進出に成功。強大な科学力は、冥王星を対異星人専用機動惑星「ギガデス」に変えた。
惑星破壊砲を備えるまでにいたったギガデスであったが、ある日突如として連絡が途絶え、暴走状態におちいったことが判明した。そしてまもなく、海王星が消滅。
事態を重く見た宇宙連邦はギガデスの自爆装置を作動させたが、すでに装置にはロックがかけられていた。惑星破壊砲の次のターゲットは地球。
最後に残された手段として地球のマザーコンピュータがはじき出した作戦は、惑星破壊砲のエネルギー充填が完了する前に、自爆装置のロックを解除すること。
成功率はわずか2.5パーセント!極秘指令をうけたグレッグ・バートン中尉は重機動歩兵ストームガンナーM-308カスタムに乗り込み、ギガデスへと飛び立って行った…。
余談
6面ボス戦ステージの背景に、R-TYPEシリーズのボスキャラクター『グリーン・インフェルノ』が艦隊規模の数で登場している。本作とR-TYPEシリーズの関連が囁かれているが、真相は不明である。