演:玉寄世奈
概要
主人公である野咲春花の妹。大津馬の小学校に通う児童。
ショートヘア(実写映画版ではツインテール)の少女。春花からはとても大切にされており、歳が離れているからか、「しょーちゃん」という愛称で呼ばれている。
人見知りだが、優しく家族想い。
そして春花同様に善良な心の持ち主であり、春花の幸福な日々に欠かせない存在だった。
東京で暮らしていた頃は、彼女がいじめに遭っていた。
転校後は逆にいじめに遭う姉を気に掛けていた。春花を励ますために、幸福を呼ぶ三つ葉のクローバーを入れたペンダント(祥子によると、本当なら四つ葉のクローバーのペンダントにする予定だったが、見つけられなかったために、三つ葉のクローバーを代わりにした)を彼女に渡していた。
このペンダントは、春花の宝物になり、彼女の支えになる。
結末(ここからはネタバレになります)
いじめっ子グループが襲撃した日には、その前に春花と相場とのデートについていこうとするが、母に止められ家に残ることに。
その際には、これからの運命を予言するかのように、寂しげな表情を見せていた。
放火に遭遇した際には、父に炎から守るように抱きかかえられたことと、相場が火災現場からいち早く救出したことから何とか助かる。
しかし、全身火傷の意識不明の重体になり、身体中が包帯で覆われ、かつての面影もないほど無残な姿になってしまう。
ここからはさらにネタバレになります
大津馬の病院の集中治療室に入院していたが、終盤では一連の事件の主犯である佐山流美に襲撃される。病室に火をつけられそうになるが、春花が訪れたことでことなきを得る。
しかし春花と流美が乱闘になった際には、姉をとめるためか、起きあがり、すぐに危篤状態になってしまう。
更にその直後、祖父が重傷を負って病院に運び込まれてくる。
春花は病院に「春花がここにいると聞いて」やってきた相場が祖父に暴力を振るったと思い当たる。
その直後、幻として姿を現した際、姉の袖を引き、復讐を止めようとするが・・・
春花は真相を確かめるべく、それを振り切り相場の元に行ってしまう。幻となっていた祥子は、その様子に涙を流していた。
そして春花は相場と流美を殺害し、復讐を成し遂げるものの、その直後にペンダントの三つ葉が黒ずんでいたことから祥子の死を直感し、彼女の元気だった姿の幻を見た後泣き崩れ、春花自身も間もなく死んでしまう。
姉の幸福を願っていた祥子だったが、その願いに反して、姉は復讐(自分を不幸にすること)を止められなかった・・・
小説版では春花の死後に、自宅で両親と共に姿を見せ、一家全員で旅立ったため、僅かに救いのある最期となった。