「当然です当然です。私たちは大事な大事な――阿牙倉の家族なのですから」
CV:赤崎千夏
概要
裏社会でも有数の要注意集団「阿牙倉」のリーダーである女性。阿牙倉は構成員同士が兄弟姉妹と呼び合う疑似家族的な集団であり、彼女はその長姉を名乗っている。
その得体の知れなさは作中でも群を抜いており、遠隔地の家族の居場所を正確に把握する、瞬間移動のように移動し一瞬で手足を切断する等、作中の描写はもはや怪物めいている。家族たちからも恐れられている一方で、深く信頼されている。
雷小幽の四肢を奪った張本人であり、なぜか彼に執着している。彼からは手足を奪われたこともあって強い敵意を向けられている。
性格
酷薄な外見とは裏腹に茶目っ気のある言動で相手を煙に撒く怪人物。四乃山呂算をして「年下と喋った気がしない」と言われる老獪さを備えている。
家族という概念に強い執着を持ち、特に姉妹(兄弟)に強い拘りを持つ。気に入った相手にはたとえ戦闘中でも突然「あなたも阿牙倉になりませんか?」と勧誘し始めるなど、割と節操が無い。
容姿
黒いセーラー服をまとい、『風紀委員』と書かれた腕章をつけた腰まで届く黒髪ロングの女性。切れ長の目をした三白眼の美女だが、非人間じみた生気のなさをしている。
関連人物
……大事な家族たち。怒らせると酷い折檻を食らわせるが、強く信頼されている。
雷小幽:暗殺者時代の彼の四肢をもぎ取り再起不能にする。阿牙倉に来れば返すという勧誘のつもりだったが、四乃山に義肢を与えられたことで当てが外れてしまった。
崎宮ミサキ:一目で気に入り家族に勧誘した。最初は断られたものの、最終的に従妹という形で妥協した。
正体
本名はリディ・マラクーガー。屍神殿と同じ世界から来た吸血鬼であり、「神祖返り」と呼ばれる最強の吸血鬼であった。
100年前に「帝国」が滅んだ際に開いた「穴」を通じて地球へと渡り、以降素性を隠して生活してきた。彼女の行動は意外な人物の出生に影響している。
元の世界にはシルクという姉がおり、その彼女が陰謀により濡れ衣をかけられた際にはその報復として吸血鬼の国一つを滅ぼしたこともある。現在でも彼女のことは変わらず敬愛している模様。