キヒヒッ!
CV:水瀬いのり
概要
本作のヒロイン。
ヤクザと殺し屋を専門に始末するうら若き殺し屋。「殺し屋殺しのザキ」。
底抜けに明るく、頭のネジがはずれたようなハイテンションな性格。
「キヒヒッ!」と特徴的な笑い方をする。
しかしその生まれから一度猫をかぶれば礼儀作法は名家のご令嬢そのものである。
その正体は標的を手に掛ける際も心底楽しく笑顔で殺す快楽殺人者。裏社会の住人からも頭のネジの外れた小娘と評される。
堅気を狙わないのは単純に「(殺し屋を狙ったほうが)面白そうだから」。仇討ちや正義感と言ったものは(少なくとも自覚している範囲では)まるでなく、両親の仇に関しても本編直前に粛清の依頼が来てようやく手にかけている。
殺しを楽しむ一方で自身が異常者であることを客観的に自覚できている人物でもある(幼少時の惨劇による後天的な物かは不明)。
外見
茶色のロングを三つ編みにし、眼鏡をかけた女子高生。
スタイルは胸を始め抜群であり、原作では開幕早々見せてくれる。
黒と赤のセーラー服に色を合わせた上着を半脱ぎで羽織っている。足は黒ニーハイとアンクルストラップパンプス。
画面上の演出では戦闘態勢になるとぐるぐる目になる。
来歴
幼い頃は「崎宮鉄鋼」の社長令嬢として両親にも恵まれ幸福に暮らしていたが、快楽殺人者に目の前で親をなぶり殺しにされたことで「人を殺すのってそんなに楽しいのかな」と自身も同類に堕ちてしまう。
その後、倉木リサに拾われ、彼女と戦いをおしえた師匠(名前は設定されているが2023年4月現在本編未登場)のもとで暗殺者として育てられた。
そして殺し屋を専門に殺す暗殺者となり、「殺し屋殺しのザキ」として同業者からも恐れられる存在となる。
そしてプロローグへ
本編直前、結果として両親の仇を討ち人生最大の目標を達成したミサキはその際の仇の言葉からこれまで堅気を殺していなかった事に気づく。
自身が善人を殺せる人種なのかの試金石として四乃山ポルカの暗殺依頼を受け、なんの葛藤もなく殺せたことで「自分が生きていたら(自身を含め)誰も幸せにならない」と身投げを図る。なおこの際悲壮感などはまるでなく、客観的かつ冷静にデジタルに「コイツ生きてちゃいけないヤツ」と判断しただけであり、「自分を殺す」事にワクワクしてすらいた。
しかし身投げした直後、携帯の着信で水をさされて華麗に屋上に復帰。ポルカが生きていた(※地球人視点)ことを知らされ改めて殺し直しに向かうが、転生直後の朦朧状態から回復したポルカ改め屍神殿の力加減を誤った反撃で腹を貫かれ&コンクリートの柱に叩きつけられ即死した。
直後、屍神殿は正当防衛の証拠としてミサキを蘇生のため一時的にゾンビとして復活させるが、地球にア○イズやザ○リクが実在すると勘違いするというやらかしの結果、ミサキは正真正銘の「人で無し」となってしまうのだった。
この一件末、ミサキはリサの命令でポルカの助手として彼と行動をともにすることになり物語の幕が開くこととなる。
ポルカ=屍神殿のことは自分を初めて殺してくれた存在としていたく気に入っており、彼と交流していくうちに殺してしまった真ポルカに対して罪悪感を懐き謝罪するなど、人格が矯正されつつある。
戦闘能力
生前はバールのようなものもので喉を掻ききる、ネイルガンで肉体を撃ち付けるといった方法で標的を殺害していた。
腕力も年頃の少女としてはそれなり以上なようで、両親の仇へのトドメの一撃は(重力を利用したとはいえ)鉄パイプを口腔内にシュートインしてそのまま床に縫い付けるというものだった。
ゾンビ化後
一言でいうとSTRとVITの上昇と引き換えに気配感知が低下。麻痺毒のおまけ付き。
脈拍はなく体温も人のそれではなくなっているが、
ポルカの魔法により自然な腐敗や劣化はしない。ゾンビ化の伝染もなし。
更には将来性として、魔力さえあればポルカの手によりゾンビから吸血鬼に進化も可能とのこと。
- 脳のリミッター解除
ゾンビとなったことで人間が無意識に掛けている身体能力のリミッターが外れており、
怪力や銃で脇腹を撃たれても戦闘を継続できるほどの耐久力を得た。
この手のゾンビは代償として肉体や脳の劣化によって動作が緩慢になる事がほとんどだが、
ミサキは腐敗防止魔法のおかげで鮮度は生身の人間そのもののため、早さも生前据え置きかそれ以上となっている。
- 再生能力
脇腹を撃たれてもその日のうちに銃創が治癒する。
ポルカ曰く生肉を食べれば治癒をさらに促進できるとか。まさにゾンビ。
- 唾液
また、唾液に含まれるようになった強烈な麻痺成分。
レミングスですら、フォークに付着した程度の唾液で立ちくらみ(といっても、相手は人間のまま人間やめてる作中最強格である)を引き起こすほど。
更には魔力不足で絶不調とはいえ屍神殿(がinしたポルカボディ)にもバッチリ有効。
- 弱点
とはいえ全く劣化がないわけではなく、(これまたゾンビらしく)鈍ってしまっている。
日常生活には影響が出ない程度、しかし戦闘の場では「些細なミスが命取り」になる程度の影響が出ており、
上記の銃創が死後にして人生初の「後ろから撃たれた」傷となった。
- その他鮮度(?)、マナーなど
脈拍や体温などの生体反応を測られなければ生者と変わらないため、現代日本で問題なく行動可能。
加えて生前より礼儀作法も完璧で理知さも併せ持つため、
必要であれば清楚なご令嬢を装いやんごとない場所に潜り込むことも可能。
もともと社長令嬢であったのは言いっなし。キヒヒッ。