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概要編集

2020年に中国で制作された映画。夢枕獏氏の小説「陰陽師」を原作にしている。

中国版タイトルは「陰陽師 晴雅集」。監督はグオ・ジンミン。

原作小説特有の幻想的な描写を残しつつ、中華らしいオリエンタル要素とアクションを組み合わせたサイキック・ファンタジー映画となっている。


日本では未放映だったが、2021年2月にNetflixで独占配信が決定しており、配信後は瞬く間に首位に上り詰めた記録を持つ。本作の後編にあたる「瀧夜曲」も制作されているが、諸事情により未配信。


あらすじ編集

妖魔の血を引く若き陰陽師・晴明は自身の不手際により師・忠行を死なせてしまう。

今際にて自分の代わりに「『四つの流派の法師』と共に東の天都城にいる大妖魔・禍蛇封じの儀を為せ」という命を受けた晴明は、そこで妖魔を憎む四人の法師が一人・博雅と知り合う。


同じく四つの流派の法師の一人・阿瀧(瀧夜)も加わり、内廷の法師・鶴守月と女帝の代理人を務める公主に謁見し、禍蛇封じの儀式「祭天大典」の準備が整う中、結界により安全な筈の司天監で法師の一人が何者かによって殺害される事態が起こり・・・・・


主な登場人物編集

晴明

(演:マーク・チャオ)

本作の主人公。時空移動の術を操る陰陽師。

妖狐を母に持つ事から幼い頃より蔑まれ疎まれ、師の忠行だけが唯一の味方であり理解者だった。

飄々として食えない性格と悪意のない妖魔には情けをかける慈悲深い所は原作と同じだが、時おり繊細な一面を見せる。


博雅

(演:ダン・ルン)

本作のもう一人の主人公。法術と武道を駆使する陰陽師。母を殺された過去から妖魔全般への憎しみを抱き法師となる。

原作と同じく裏表のない真っ直ぐで実直な性格。笛などの器楽も嗜んでいる。


瀧夜

(演:ジェシー・リー)

晴明、博雅と同じく禍蛇を封じる四つの流派の陰陽師の一人。

「阿瀧」の名で生き物を使役する男装の麗人。


鶴守月

(演:ワン・ドゥオ)

内廷仕えの陰陽師。女帝と公主からの信頼も厚い。


長平公主

(演:ワン・ズーウェン)

女帝の皇女かつ側近。法術に優れていると噂されているが・・・・・


関連タグ編集

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