障害者雇用
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しょうがいしゃこよう
障害者を雇用する事。又は制度。
日本では障害者雇用率制度により、下記のように定められている。
このため中小企業は該当しない事が多く、逆に大企業や役所などで一定数見かけられる。
被雇用者は何らかの障害(知的障害・身体障害・精神障害)を持ち、なおかつ障害者手帳の発行を受けていることが条件である。
障害者という性格上、健常者と全く同じ仕事を与えることは難しいため、大抵の場合は専門性を要さない単純作業に従事させられる。
また、入社試験も特別枠で行われるためハードルが(一般的な水準で見れば)低いが、その分給料も他の社員より低い。
もっとも、飲食店や小売店といったそこまで高度な仕事を要求されないグレーカラーの非正規雇用においては「一般枠のアルバイトと同じ事が出来なければ使わない」という特別扱いしない厳しい態度で迎い入れる職場もある。その場合、ハッキリ言えば病院への通院などのための希望休を与えられるぐらいの配慮しかないということもある。
障害者雇用を積極的に行っている企業には、国から奨励金や助成金が支給される。
因みに障害者が一般の健常者枠で求職する場合だが、1980年代頃は一般枠のアルバイトに障害者が応募すると「帰れ!」「ここは障害者の来るところじゃない!」と手厳しく追い返されるぐらいには社会の忌避感が強かったが、2010年代になると既に、採用する気の無い場合であっても「本社と協議します」と表向き丁寧な対応を取るぐらいには世間の風潮が軟化している。
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