雲霧仁左衛門

くもきりにざえもん

池波正太郎の時代小説、およびそれを原作・原案とする映像・漫画作品。

概要

池波正太郎が「週刊新潮」1972年8月26日号から1974年4月4日号まで連載した時代小説。

江戸時代の享保年間を舞台に、雲か霧の如く神出鬼没な盗賊・大盗賊雲霧仁左衛門一党と、火付盗賊改長官・安部式部の、互いの知恵を駆使した息詰まる攻防を描く。

主人公は、「鬼平犯科帳」でもお馴染みの盗人三ヶ条「殺さず、犯さず、貧しき者からは奪わず」を遵守する「本格の盗賊」として描かれている。

複数回映像化されており、初映像化は1978年7月1日公開の松竹映画で主演は仲代達矢。