聞こえるものなら耳で聞け、見えるものならその目で見よ。記録できるなら末代まで語り継げ。
僕の名前は青の厚志。豪華絢爛たる光輝呼ぶ舞踏
CV:石田彰
概要
ガンパレード・マーチにおいて速水厚志を名乗っていた少年。
元々ラボから逃亡した廃棄実験体であり、速水厚志という名は偶然死んでいた学兵から奪ったものだった。外伝小説で希望号が到着した後「青」を名乗るようになる。
『ガンパレードオーケストラ』で
「俺の名前は厚志。青をやっている」と名乗っているとおり青は苗字ではなく稼業。
第5世界でのガンパレード事件の後、絢爛舞踏祭の世界へ移動し夜明けの船で戦っていたらしい。夜明けの船での名は希望の戦士。「希望」の絢爛舞踏である。
式神の城では青のあっちゃんとして名前だけ登場する。
決め台詞は「そこまでだ」。
青のオーマ
途絶していた青のオーマを復興したオーマネーム青の青にして、今代のシオネ・アラダ(万物の調停者)(通常は女性)。
12枚の力翼を持つ5番目の絢爛舞踏賞受賞者にしてわれらがヒロイン(誤植ではない)。
豪華絢爛たる光の舞踏。
ブルーヘクサという特殊なクローンであり、髪の毛は目を奪われるほど青く、瞳は青く輝く。
黙っていれば非常に整った容姿をしており、年齢は16歳以上。現在不詳。
速水であった時は素が「俺」であり人畜無害な少年を演じるために「僕」という一人称を使っていたが青になってからは俺と僕が入り混じる。
青(ガンプ)は1000年前の戦いで滅びた「過去と栄光」をつかさどるオーマ。
ラボから逃亡した後、昼飯代を稼ぐために人を殺そうと思っていた際に優しいサラリーマンが2650円と一緒に青い宝石をくれたのは継承の儀式だった。
青のオーマの盟主、青の青としては青地に金の竜の刺繍のされた戦闘舞踏服を身につけ、武楽器:剣鈴を持ち、戦神の猫神族、ブータを連れている。
4番目の絢爛舞踏賞受賞者である精神寄生体、鬼である瀬戸口隆之などを騎士とする。
正直護衛など必要ないくらい強いが本人が寂しがり屋であるためオーケストラでも護衛という名目で瀬戸口らが同行していた。
ガンパレード事件において、セプテントリオンの計画が成功し芝村舞が殺されていた場合は7つの世界を恐怖に陥れる魔王になると予測されていた。
介入により運命が変わったため魔王ではなく英雄になる。
世界最高の個人兵器である聖銃を上回る戦闘力を誇る、文句なしで無名世界観最強レベルの男。
OVERS Ver.1.00を搭載した希望号S.R.2を駆り世界の危機を粉砕する災厄の災厄。
世界の平和を守る世界移動組織「神聖同盟」のボスでもあるため、
セプテントリオン、そしてそれを引き継いだクロスアクシャといった無名世界観の敵役組織からは命を狙われている。
自力で時間跳躍できたり頭上に開いているゲートの名前が規制で不明だったりと、重要人物であるがゆえに未だ詳細が明かされていない部分も多い。
性格
黄にして歌うソート・クラン:
「青か。滅亡していた、青か。いや、だがしかし、なぜビアナの聖獣をつれている?何故地べたすりの肩を叩く?」
青の厚志:
「青は、本当の青は、青だ、青だとは言わない。僕が青である理由は舞が青色が好きだからだ。僕が猫を可愛がって、なにが悪い」
「僕が友達の誰の肩を叩こうと、僕の勝手だ。文句があるなら戦争をしよう」
「本当の青はっ、どんなものも青くするから青だ」
(ガンパレード・ブルーより)
思えば必ず最速で動いて何が何でもどんな困難も叩き潰して実行するのが伝説の乙女たるこの人物の由縁である。
(ボーナストラック ガンパレードオーケストラ白の章より)
世界から世界へ旅する男。無数の危機を救った男。命を殺し機械を砕き、死者をも消しさり、概念をも殺す、冷酷非情な青い伝説。
(リターン・トゥ・式神の城外伝 月光城より)
「(ふりふりエプロンで顔を隠しながら)舞が死んだら生きていけない。世界滅ぼして僕も死ぬ」
(小笠原分校より)
寂しがり屋で甘えたがり。ついでに泣き虫。趣味は料理と編み物。
情緒不安定で東原ののみいわく「うっかりさん」。
体つきは男性らしくなったが乙女チックな内面はあまり変わっていない。
速水を名乗っていたころは経歴も性格も髪の色も名前も全て偽者の大嘘つきだったが、青になってからは好きなものは好きといい、決めたことはどんな困難を排除してでも達成する。
元々ぽややんとした性格は演技だったのだが、舞と友達を守るためにずっとぽややんでいると決めており戦場においても微笑を浮かべていることが多い。
その笑顔は
“世界を一撃で改心させる哀しいような、優しいような微笑み”
“次の瞬間には世界の半分を叩き潰す優しい微笑み”などと表現される。
天然気味なのは素である。
計算高く冷徹で残酷な面も併せ持つが、最愛の人である芝村舞のこととなると一桁の計算も出来なくなる。彼が求めるものは「愛する人の幸せ」を置いて他になく、その優先順位はその他全てのものに勝る。
スケール感が軒並みおかしいことで知られるが、既に人を超えてしまった存在である彼にいわゆる常識は通じないのかもしれない。
猫やペンギンなどかわいいものが好きだが、筋骨隆々な谷口竜馬のことも「おっきい犬みたいでかわいい」などと言っておりそのかわいいの基準は謎である。
「邪魔をするようなら、必ず殺戮する。それが何だろうと、例外はない。幻獣だろうと、人だろうと」
世界を守りながらも、ごく親しい友人を除いて人間に優しいわけではなく平気で恫喝もする。
青を名乗ることになった外伝小説においてもこの世界もこの国もどうでもいいと発言しており、彼が世界を守るのは彼の大事なものを守りたいがためである。
善の概念も悪の概念もなく、聖人君子でもなければ正義の味方でもない絶対の英雄にしてヒロイン。
〈その他〉
・目的地へ最速で向かうためには軍事拠点の制圧も躊躇いなく行う
・気に入った男子(谷口)の家についたのが夜中なら勝手に忍び込んだ挙句悪戯で服を脱がせてそれを羽織り横になる(夜這い)。目覚めたら力試しで殴り飛ばす。
・恋する乙女の味方であり真心を無碍にする輩は許さない(自分が恋する乙女のため)
・戦いの弟子はひとりもいないが料理の弟子ならば万単位でいるらしく、騎士である瀬戸口からは「あの人のいう世界征服とは料理教室のことではないか」と言われている。
・敵の艦隊を殲滅するよりも怒った青をなだめるほうが大変らしい
等、フリーダムっぷりを見せ付ける。
その一方で歌でリューンを導く等、巫女(シオネ)としての仕事もこなしているようだ。
名前について
記憶を消され元の名前を忘れており、また様々な世界を渡り歩いているため彼には多くの呼び名が存在する。
7歳でラボに送られ「キイクニ」(KEY92)という番号で呼ばれるようになるが、それ以前の名前は不明。
実験失敗と見做されてからは「廃棄実験体46号」となる。
ラボ逃亡後は死んだ学兵「速水厚志」の名を名乗り5121小隊に潜り込んだ。
希望号到着後、偽りの名で呼ばれることが辛くなった彼は「青」を名乗るようになる。
青のオーマの盟主としては「青の青」。
絢爛舞踏祭の世界に移動した際は「希望の戦士」と呼ばれるようになり、
艦長、エリザベス・リアティの正式な養子となる。
彼女の息子としての名は「アーシュラ・アツシ・リアティ」。
同じ艦にいたオーキ・マイトにはアーシュラと呼ばれている姿がアイドレスで見られた。
式神の城Ⅲに登場する伊勢薙乃(本名芝村未来)は彼と舞の娘であり、
彼女は「魔王」と電子の巫女の娘といわれている。
儀式魔術カウンター・アタック(TT作戦)においては芝村氏は青の厚志=「ウォータードラゴン」ともとれる発言をし、後に本人もそう名乗った。
ウォータードラゴンとは青のオーマの守護獣であり、よきゆめの最強とされる存在。
その他登場、関連作品
〈アルファシステムサーガ ニーギ流転抄〉
雪の中で舞うように幻獣を斬る姿が描かれた。
新井木を導き幻獣との和平を手助けする。
〈式神の城〉
近衛貴之、七城メイ、ニーギ・ゴージャスブルー、ふみこなどの上司。
〈絢爛舞踏祭 ドラマCD〉
絢爛舞踏祭における希望の戦士でありドラマCD武勇号・希望号で登場人物達が度々噂しているのは彼のこと。夜明けの船に来たばかりのころは「些細なことに喜んで嬉しそうに笑い、子供のように振舞っていた」らしい。
〈英雄幻想〉
没シナリオのため正史の彼とは設定、性格等が大きく異なる。
芝村舞を失い舞との約束のためだけに3年で幻獣を駆逐し英雄となる。
〈電網適応アイドレス〉
ACEとして登場。
“あらゆる距離での攻撃判定は必ず成功して必ず勝つ”
というチートな特殊を持つ。
絶技”青の微笑み”は青が参戦中は全部の根源力規定を無視でき、常時発動。
〈アイドレスVer.4 テストプレイ〉
2017年7月22日
蒼悟藩国立国ゲームにて、世界の危機を救うため
「設問160 美少年召喚儀式を行う」にて青様親衛隊や知恵者、その他沢山のプレイヤーの尽力により儀式魔術で召喚された。
評価値88という人類評価最強の強さを誇り、召喚後は夜明けの船のメンバーと共に豪華絢爛に戦い敵部隊を殲滅した。
また、この戦いの後夜明けの船にて
「3年ヤガミ」と書かれた緑色のジャージを着ていたり、猫のぬいぐるみでピラミッドを作っていたり、写メのことをインスタと呼んでいたり、やはりフリーダムっぷりは健在であった。
関連タグ
ガンパレード・オーケストラ ガンパレ GPO ガンパレードオーケストラ ガンオケ
外部リンクサイト
- 公式外伝小説(「アルファシステム」公式サイト内コンテンツ)
※『ガンパレ』シリーズを販売した「アルファシステム」公式サイト内に存在するガンパレシリーズの公式小説群。