須弥輪万佳奈が登場する異空郷についてはこちらからどうぞ。
概要
種族 | 神様 |
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二つ名 | 生死流転より築かれし偶像の姫君 |
能力 | 三神一体を司る程度の能力 |
主な活動場所 | 地獄・畜鬼界 |
危険度 | 極高 |
人間友好度 | 高 |
身長 | 154cm |
嘘テーマ曲 | 廻る世界と神々のキャロル〜Paradise Lost |
※ただし危険度や人類友好度等の評価などは作中登場人物の景里清良によるもの。
「畜鬼界」において、動物霊側のものから悲惨な扱いを受けていた最下層奴隷階級の
人間霊たちの捲土重来の思いにより呼び寄せられ、動物霊から人間霊を守ることとなる。
絶望的な境遇によって助けを乞う人間霊に応じ畜鬼界に現れた彼女は、人間霊が押し込められていた創霊園を拠点とし、彼らを保護する行動に出た。そして三つの体を駆使し敵を倒し、埴輪兵団やその兵長を務める瓦偶伴依代を創造する。そうして動物霊たちの支配から人間を解き放つに至る。また、それによって他よりも信仰が少なく力の弱かった創造神としての面にも人間霊から信仰を吸い上げることで力を得ていた。
当初は「動物霊と人間霊がお互いを尊重できるというのなら手を引こう」と考えていたが、動物霊たちからは彼女の存在そのものが畜鬼界の在り方に反するため「邪神」と呼ばれ、動物霊側とは対立している。
容姿
紫色のウェーブがかった髪を後ろでおさげにしてリボンでとめている。頭には金の冠を被り、そこに透けた布と表情を象った装飾をつけている。エメラルド色の瞳を持ち、麻の葉文様の黄色い下着に黄緑の服を着込み、その上から青緑の上着を着ている。腰には真紅の帯を巻き、前掛けには真紅色のリボンが縦に四つ付いている。足は裸足にサンダルのような靴を履いている。また、中身の割に見た目はそこそこ幼いらしい。ロリばばあである。
性格
自身の創造した人間や動物、物体などを我が子のように思っている。それは立場上敵対している者に対しても、である。誰にでもフランクで物腰のやわらかい対応をしており、部下である依代に対しても敬語を使っている。どこか慇懃無礼な印象を受けるところもあるのだが(強者故の余裕なのかもしれない)。博愛主義者で穏やかな性格なのだが、歪んだ思想を持っているためかまともな倫理観を持っていない。というより分かっていながら自身の思想の実現のために無視している。そのため一部感情の欠如などもあり、その独自の思想故に敬遠されがち。だが、本人にその自覚はなく、悪気がないからこそ一番タチの悪い性格とも言える。また、髪の色が青の時は優しくまったりとした性格になり、赤い時は捻くれ者の嘘吐きになる(根本的な思想や目的などは変わらないが)。
前述に出てくる思想だが、それは彼女の作った全ての「作品」達を正しい運命へと導くことであり、幸せになる運命のものには人生の維持を、不幸な道を辿るものの人生には破壊を、など、それらを何の躊躇いもなく行うことができる。苦境にいたものを救うこともあれば幸せな境遇にいた者を絶望に叩き落とすことも容易なのだ。「それは私(万佳奈)の意思は関係なく、そうある運命」だと万佳奈は言っているが。たとえ親しい間柄であったとしても手がかかる可能性はあり、それ故に理不尽な死を遂げる者や裏切られた気持ちを抱く者もいる。逆も然り、万佳奈の平等な思想に虐げられていた者達は希望を見出していたりする。どちらにせよ興味本位で近づいていい相手ではない。
作品
創造神として自分が作った「作品」の中でも特に''人間''がお気に入りのようで、人間の成功や破滅などの様々な人生の出来事を映画のように楽しんで観ている。また、人間の人生は彼女にとってはエンターテイメントの一つでしかないそう。しかしその中には決して人間に対する見下しや哀れみなどはなく、ただ自分の作品に対する賞賛の感情しかないのである。人間の善悪全てを平等に愛しており、幸せな人間も不幸な人間も我が子のように思っている。そのため不幸な境遇にあるべき人間に助けを求められても「なぜ救う必要があるのか」という考えしか浮かばないのである。本人が自分の人生に満足していなくても、そんな絶望的な人生も万佳奈は愛しているのだから。また、敵対している動物霊達も博愛の対象である。というより自分の作った「作品」ならばどんなことをしていようが賞賛するのだ。そんな動物霊達が自身を煙たく思っているのも一種の反抗期と捉えているようでもある。
また、人物などを一括りでしか見ておらず一個人として認識することはほぼない。そのため一人一人名前がついており性格も違う人間なども、それら全てを「人間」としか認識しておらず、蛟や驪南なども動物霊という括りでしか見ていないらしい。だが、部下である依代や異変を解決しに来た枇文達に対しては部下に引き入れようとするなど、興味を引いた相手に対しては積極的に自分の配下に組み入れようとしているようだ。
能力
三神一体を司る程度の能力
三神一体(トリムールティ)とはブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァは全て同じ神であり、一つの魂で三つの体を使い分けているという思想のことをさす。つまるところ万佳奈も同様に一つの魂に三つの体を持っており、それぞれの力(創造と維持・修復、破壊)を使いこなすことのできる能力である。また、一つの体で人格だけを入れ替えることも可能である。万佳奈は創造神としての面であり、いわば過去を司る故に他の二人と違ってやることが少ないため、普段は創靈園に引き篭もって黙々と作業に勤しんだりと暇を持て余している。青の体と赤の体は維持(現在)と破壊(未来)を司るためか忙しくあっちこっちと飛び回っているらしい。
チャームカード
名称 | 登場作品 |
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太祖「DNAの渦」 | 東西幻獣鬼 |
創符「アグニエクスマキナ」 | 東西幻獣鬼 |
彫像「知恵の輪創造術」 | 東西幻獣鬼 |
参符「スーリヤエクスマキナ」 | 東西幻獣鬼 |
祐符「永遠の霊我」 | 東西幻獣鬼 |
参符「インドラエクスマキナ」 | 東西幻獣鬼 |
破壊「カーマを焼き払う眼光」 | 東西幻獣鬼 |
埴輪「エクスマキナアイドル」 | 東西幻獣鬼 |
「機械仕掛けのアダム」 | 東西幻獣鬼 |
「トリムールティのアトリエ」 | 東西幻獣鬼 |
「かくも恐ろしきアヴァターラ」 | 東西幻獣鬼 |
人間関係
自分の創造した埴輪兵団の兵長を務めている埴輪。部下であるものの他と同じく物腰柔らかな態度で接している。また、依代のことを大層可愛がっており、自慢の子であると言っている。「作品」としてか「人物」としてかは本人のみぞ知るところだが。
敵対する動物霊の一人で鬼秀組の組長である。
万佳奈としては「動物霊と人間霊がお互いを尊重できるなら協力関係に落ち着きたい」と思っているのだが、蛟にとっては邪魔者の一人でしかなく、協力を結ぶ気は全くないように見える。
敵対する動物霊の一人で蹴牙組の組長である。
万佳奈としては「動物霊と人間霊がお互いを尊重できるなら協力関係に落ち着きたい」と思っているのだが、異変でのこともあり驪南からはあまり信用されていない様子。
敵対する動物霊の一人で剛猛同盟の組長である。
万佳奈としては「動物霊と人間霊がお互いを尊重できるなら協力関係に落ち着きたい」と思っており、窮奇としても''畜鬼界での掟を崩す気がなければ''手を結ぶことを視野に入れても良いと考えている様子。
関連イラスト
関連タグ
埴安神袿姫・・・元のポジションとなった『東方Project』のキャラクター。
トリムールティ(ブラフマー/ヴィシュヌ/シヴァ)・・・元ネタ。