CV:銀河万丈
人物
本作の舞台である「ズフ国」の統治者である独裁者。
「首狩り将軍」は通称であり、本名は不明。通称が示すとおり、歯向かうものの首を容赦なく切り落とす冷酷無比な性格。
元々はズフ国王の側近だったのだが、国の技術を平和目的に利用しようとした国王に反発し、2年前にクーデターを起こし国王を殺害。一人息子の王子パニシュも部下のクライシスに殺害させ、独裁者となった。
しかし、演説をテレビで流していた最中に殺したはずのパニシュが現れ、何故かクライシスに「必ず奴を生かしておけ」と命令する。と、いうのも、国宝が隠された漂流島の扉の中に入るにはパニシュが必要だと、後にデータベースで知って後悔したため。
最後はパニシュの恋人オーリエンダーを人質にとる形で、国宝の正体・ナノマシンの制御システムがある部屋を手に入れる事に成功。
用済みとなったパニシュを殺すようにクライシスに命令するが、実はパニシュの正体はルパンであり、パニシュが消えたことを感知したナノマシンが襲い掛かってきたため、ルパン一味と闘う事となる。
コレクションのナイフや体から出るナイフを用いてルパンと闘うが、最後はルパンがナノマシンの柱に出来た切れ込みとナイフを利用した即席の銃で眉間を打ち抜かれて敗北した。
ネタバレ
ルパン「己自身が金だってことに気が付かねえ奴は、悲劇だねぇ」
じつは彼自身も、国王に作られたナノマシンの集合体。早い話がアンドロイドだった。
だが、人間と変わらない意思を持ち、体温があり飲食も行えるなど、非常に高度な機能を備えている。
パニシュを殺す際に自分で手を下さずにクライシスに命令したのも、ナノマシンがパニシュに危害を加えることが出来ないようにプログラムされていることから分かるように、自分ではパニシュを殺すことが出来ないからだと考えられる。
倒された後も執念でルパンたちのアジトに乗り込み、ルパンを殺害しようとしたが、彼が盾にしたナノマシン制御装置を自ら破壊した事で動きが止まり、ルパン・次元・不二子の一斉射撃と五ェ門の斬鉄剣を喰らい、ナノマシンの素材である金に戻り滅びさった。
自身がナノマシンであることは、最期まで知らないままだった模様。
関連タグ
ルパン三世長編シリーズ ルパン三世DEAD_OR_ALIVE
フランケンシュタイン・コンプレックス…ズフ国王の末路に当てはまる言葉。