香坂高宗(逃げ上手の若君)
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こうさかたかむね
香坂高宗(逃げ上手の若君)とは、伊那谷に拠点を構える地方豪族であり、史実では宗良親王を三十年の長きにわたって匿い通した「匿い上手の殿様」である。
北畠親房の立てた反転攻勢のための大規模船団が魅摩によって潰され、彼女との一応の決着を付け、信濃に舞い戻った時行以下逃若党の面々と接触、宗良親王とのお目通りの仲介を時行に頼む。
お目通りが叶って宗良親王の下に帰参して以降は大徳王寺城及び同城を守る逃若党をはじめとする南朝軍の兵站を一手に担う事になる。
彼の財力の要は、本来ならニホンカモシカのための塩場でしかなかったであろう山間部での塩場を元にした塩田開発である。
史実では宗良親王を三十年間匿い通した忠臣として讃えられてはいるが、本作では照れ隠しなのか「南朝に賭ける事で更に儲けさせてもらう(要約)」と嘯く人物として描写されており、ナレーションで「今で言うベンチャー精神の持ち主だったのだろう」と評されている。
関連キャラクター
キョウスケ・ナンブ(スーパーロボット大戦OG)…高宗が宗良親王の下に帰参した時点での情勢(南朝が誇る不世出の大英雄二人を失い、南朝の勝ち筋は見えなくなっている)を見るに付け、高宗もキョウスケ同様に分の悪い賭けは嫌いじゃないタイプと言える。
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※本文中の和歌及び和歌談義は下記からお借りしています。 「諏訪の海や〜」:宗良親王の歌集『李花集』 「人の心を種に〜」:『古今和歌集』より「仮名序」(一部) 香坂くん、初登場時はかなり功利的だったのに、いつの間にか宗良親王に見合う住居が分からないと顔を赤らめるようになって、いつの間にそんな素朴な忠義を身につけたの?!と思い妄想しました。1,179文字pixiv小説作品