逃げ上手の若君の登場人物
にげじょうずのわかぎみのとうじょうじんぶつ
CVは関連動画のボイスコミックとアニメでの配役
鎌倉幕府滅亡後、北条時行を助ける者たち。
本作の主人公。北条高時の次男。鎌倉幕府滅亡時に諏訪神社宮司・諏訪頼重につれられ鎌倉から逃亡する。自称許婚の清子(CV:赤星真衣子/松田颯水)から「逃げ腰だけど優しいお方」と言われ、神がかった逃げ足の持ち主。戦って死ぬことを由とする侍の世界にあって、「逃げて生き延びる」ことを是とする異色の存在。
諏訪神社宮司。鎌倉幕府滅亡時に時行をつれ鎌倉を脱出。幼い時行に”英雄”の素質を見る。
未来を見通すほどの神力を持つと豪語するが、非常に胡散臭い人物で、背後から後光がさしている怪人である(しかも光量調節可能)。常にハイテンションで感情の起伏が激しく、相対する人を必然的にツッコミに回らせるほどボケ倒す愉快な人。かの漫画の平賀源内のようによくオーパーツを持ってくる。
鎌倉幕府の執権として日本を統治していた勢力。
足利尊氏の謀反によって滅亡した。
北条高時の長男にして、時行の異母兄。鎌倉幕府滅亡時に自らの伯父に裏切られて囚われ斬首となった。数え年9歳、満7歳のあまりに短く悲しい生涯であった(弟と違い彼はグレゴリオ暦1325年12月27日という誕生日も、母親が誰かも判明している)。
時行との仲は良く、彼の逃げ癖についても「自分や父のそれとはモノが違う」「一つ条件が揃えば英雄ともなれる」と理解を示して激励していた。また外腹の立場も弁えており、「長子と言えど側室の子である自分が後を継げば揉める」ということを理解して執権を継ぐ意思は無かった。
北条家得宗、鎌倉幕府14代執権。実権はないものの一応幕府の総帥として君臨していたが、高氏の謀反によって朝敵となり、滅亡の憂き目を見る。長いこと側近達の傀儡に成り果てていたせいか、覇気どころか生気すら消え失せていた。
北条高時の弟。時行には叔父にあたる。
どんな状況でも生き残る事を優先するこの時代の武士にしては珍しい逃げ上手。
時行は明らかにこの叔父に似ている。
時行の祖母。高時と泰家の母。今は出家し滅んだ一族の菩提を弔う日々を過ごすが、昔は子供たちを差し置いて家政を取り仕切る烈女だった。孫の時行の身を案じて刀を置く事も勧めるが、彼の覚悟を聞き、涙を堪えて送り出した。
名越流北条氏直系の少年武将。齢は10代前半と見られ、時行の鎌倉帰還を聞きつけ馳せ参じた。
- 名越高邦の弟
鎌倉幕府に反旗を翻し、後醍醐天皇と言う後ろ盾を得て現在日本を統治している勢力。
鎌倉幕府に仕える名門御家人・足利氏の若き当主。挙兵した後醍醐天皇を打倒するため出陣したが、後醍醐天皇率いる討幕軍に寝返る。謀反を起こす前は鎌倉幕府の若き英雄ともてはやされ、それに違わぬ実力と才能を兼ね備える屈指の武人であった。しかし、その実は忠義の士を装い虎視眈々と謀反を企んでいた野心家であり、京の幕府軍を壊滅させた後、鎌倉に攻め入り、かつての主君や仲間を死に追いやった。本作のラスボスである。
CV:古川慎
足利尊氏の実弟。朝廷との折衝にあたっていたが、尊氏からの要請により鎌倉に派遣される。先見の明に優れた俊秀であり、足利政権の屋台骨として、政治的手腕を以て兄の覇業を助ける。
尊氏が描きあげた「得体のしれぬ化け物が仏を食らおう」としている仏画に驚愕、兄が「仏すらも野望をかなえるための餌」としていること、に戦慄する。
CV:宮内敦士
足利家執事にして尊氏の側近。あらゆる処理を完璧にこなす股肱の臣であり、彼を天下人にするため手段を選ばず暗躍する。
CV:山口りゅう
師直の実弟。兄・師直より粗暴な雰囲気が目立つ。
師直の猶子(相続権がない養子)。初陣にして落馬、おまけに顔を馬に踏まれて死亡という武士としては無様過ぎる死を遂げる。
信濃国
CV:青山穣
信濃守護。優れた眼力(と飛び出そうな目玉)を生かした弓の達人。助房とコンビを組み武勲を上げる。
CV:山本高広
信濃守護補佐。貞宗を補佐する武人。コアラのような大きい耳での異常な聴力を誇り、貞宗とコンビを組み武勲を上げる。
CV:東地宏樹
悪党集団・征蟻党の頭である鎧武者。名前は何度か変えてきたため本名は不明。親を殺害したうえで子供を人身売買にかけそれにより苦しむ子供を想像して悦に浸る外道。元はそれなりの家に生まれた武士だったが兄の家臣になる事を拒み賊となる。現在は小笠原貞宗の家臣。
CV:勝杏里
朝廷から信濃国司に任じられた貴族。信濃国守護・小笠原貞宗の上司。麻呂眉に一人称も“麻呂”と典型的なアホ公家のイメージそのものの人物。
重税を課す酷吏でもあるため、領内各地の豪族に反乱を起こされる。
関東庇番
関東庇番衆一番組筆頭。真面目と正々堂々が服を着て歩いているような人物で、その律儀さは齢十の時行相手に一騎打ちを挑むほど。またそうした自身の主義を相手にも押し付ける傾向があり、相手が己の意に染まない言動をすると忽ちキレる厄介な男。
関東庇番衆二番組筆頭。女好きで知られ、周りには常に異性の影が絶えず、戦場でも自身の気に入った女子には敵でも言い寄る徹底ぶり。新田家とは同族の関係で、彼らと共通する浅黒い肌をしている。
関東庇番衆二番組副頭。目の虹彩と眼球が反転したような不気味な目をしている。様々な薬物や劇物で敵を始末する搦手を好み、宛ら南北朝時代のマッドサイエンティストとも言える。理想の武士を作り上げることに心血を注ぎ、自身が見出した長尾に思い入れがある模様。
関東庇番衆四番組筆頭。今時の若者らしい雰囲気の武将で、最近結婚したらしく、彼のファンを失意のどん底に落とした。
関東庇番衆五番組筆頭。一見すると普通の生真面目な武士だが、その実強力なヲタ妄想で自身を強化する特殊能力持ちで、その情熱たるや脳内のアイドル白拍子を現代風イラストの痛車ならぬ痛甲冑に描きあげるほど。
関東庇番衆六番組筆頭。
関東庇番衆寄騎。
関東庇番衆寄騎。
関東庇番衆二番組。井出沢の戦いで北条方に寝返る。
京の武士とその一族
尊氏の盟友で参謀的存在。腹黒と専らの噂で表情も陰が濃いせいで全く読めない。この濃い陰は陽の光を真っ直ぐ浴びてもそのまま。 当時奇抜なファッションセンスや型に囚われない奔放な生き方をする人間を婆娑羅と呼んだが、道誉はその代表的人物として知られる。無論学識や政治力も卓越している実力者。
史実では北条氏の元御相伴衆(宴席の仕切りや他家への訪問の際に随従する役職)で、時行からすると裏切り者とも言える。
佐々木道誉の娘。父同様、彼女も婆娑羅をアピールする奔放な少女で、廃寺に残った神気を得たため、神通力で自然をある程度操作ことが出来る。神気の効力もあってか賭け事も得意とし、大の男の武士とも渡り合う強気で大胆不敵な性格。
CV:小松史法
当時の国のトップ。どこぞの悪の組織のボスよろしくその姿は謎に包まれている。足利高氏に名前の一字を授ける。口数が極端に少なく、一度に一言二言くらいしか喋らない。
CV:鈴木崚汰
後醍醐天皇の子。足利尊氏を危険視し、彼を殺害しようと自邸に招く。以降、何度となく尊氏を暗殺しようとしたが、彼個人の武勇、そして圧倒的カリスマに邪魔され、遂に成し遂げることは出来なかったかばかりか父帝の命により失脚、鎌倉に追放される。
朝廷に仕える貴族でありながら武勇に秀でた人物。
尊氏と共に鎌倉幕府を攻め滅ぼした東国武士。
CV:鈴村健一
瘴奸の回想に出てきた人物。帝への忠誠が厚い。
CV:伊丸岡篤
北条時行の叔父でありながら、足利尊氏が幕府を滅亡させるとともに裏切った卑劣漢。
史実では一族にも見放され野垂れ死にしたとされるが、本作では時行の手によって殺される。
高師直直属の忍の集団。
人間の味を憶え、人間を狩るようになった猪。
伝説の刀工。
指をなくした元・女武者。後に義手と刀を与えられる。
とある人物の中から出てきたくノ一の少女。