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覚海尼

かくかいに

覚海尼とは、鎌倉時代末期から南北朝時代初期にかけての女性である。最後の得宗・北条高時の母親。また、同時代を舞台とした漫画「逃げ上手の若君」の登場人物。
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概要編集

鎌倉幕府9代執権北条貞時の側室。安達氏の一族で安達泰宗の娘。


 霜月騒動において、執権貞時を有する平頼綱によって安達一族の多くが滅ぼされた。頼綱が貞時によって誅された後に、安達一族の幕府復帰が認められ、貞時に側室として嫁ぎ、嫡子高時と四男泰家を産む。

 貞時が死去すると、9歳の高時が北条得宗家の家督を継いで14歳で執権となった。

 高時が病のため出家すると、得宗家の後継を巡って内管領長崎氏と外戚安達氏の抗争である嘉暦の騒動が起こる。長崎氏は御内人・五大院宗繁の妹が産んだ長子北条邦時を、安達氏は高時の弟で覚海尼の子北条泰家を後継として推していた。長崎氏の推挙で北条氏庶流の金沢貞顕が中継ぎとして執権となるが、覚海尼と泰家が憤って貞顕を殺そうとしているという風聞が流れ、恐れをなした貞顕は出家して執権を辞任、覚海尼の怒りを恐れて北条一門になり手がない中、北条守時が後任となり、これが最後の北条氏執権となる。

 鎌倉幕府滅亡により、高時以下北条一門が自害した後、覚海尼は一族の女性たちと共に安堵された伊豆国韮山の地に移り住み、尼寺の円成寺を建立して一門を供養した。足利直義が円成寺に所領を寄進して援助しており、足利兄弟が帰依していた夢窓疎石を介して行われたと見られる。


逃げ上手の若君編集

高時の母で主人公・北条時行の祖母。鎌倉幕府滅亡後、出家して伊豆の円成寺に隠棲している。

中先代の乱の後、伊豆に落ち延びた時行を匿う。時行を心配しつつも南朝帰参の橋渡しを務める。


関連タグ編集

北条高時 北条泰家 逃げ上手の若君

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