概要
『逃げ上手の若君』のボス演出。
逃げ上手の若君はタイトル通り逃げを得手とする北条時行とその時行の命を狙う敵の構図を鬼ごっこに当てはめており、敵が初めないし途中から鬼として覚醒した瞬間、鬼の姿に変貌した敵の姿と『南北朝鬼ごっこ』『〇〇(敵の特徴)鬼』というテロップが大コマでド派手に表現される。
作者である松井優征先生のセンスが存分に発揮されているので一見の価値あり。
また、少数ではあるがこの演出が2回用意されているキャラがいて、2回目は鬼名ではなくその人物のフルネームと役職名がテロップとして紹介される。さしずめ2回目は格下として見下していた時行を対等の武士として認めたので残虐な鬼ではなく1人の武士として討ち取ろうという決意を固めたといったところだろう。
一覧
本名 | 鬼名 | 備考 |
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五大院宗繁 | 『賽の鬼』 | 時行とその兄弟の叔父として北条家で栄達した身でありながら、鎌倉幕府滅亡とともに時行の兄を売った外道。 |
本名 | 鬼名 | 備考 |
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小笠原貞宗 | 『千里眼鬼』 | 弓の名手にして凄まじい視力を持つ。 |
本名 | 武将名 | 備考 |
小笠原右馬助貞宗 | 『信濃守護』 | 敵方ではあるが、北条時行に武士としての心得を説き、弓の師匠とも言える存在。後の小笠原流の始祖。 |
本名 | 鬼名 | 備考 |
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市河助房 | 『順風耳鬼』 | 耳が良く、特に真夜中の探索に長けている。小笠原貞宗の腹心。 |
本名 | 鬼名 | 備考 |
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瘴奸 | 『鍼口鬼』 | 野盗を率いる外道だったが、時行に敗北し小笠原貞宗の麾下に加わる。 |
本名 | 武将名 | 備考 |
平野将監入道 | 『信濃国西豊科庄地頭』 | 武将として心身を改め、中先代の乱の折に改めて時行と相対する。 |
本名 | 鬼名 | 備考 |
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国衙近衛 | 『熾燃鬼軍団』 | 和田米丸を筆頭に清原の暴虐を支えている配下の集団。 |
本名 | 鬼名 | 備考 |
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足利直義 | 『金鬼』 | 尊氏の弟。足利政権で鎌倉を治めていた。政治家としての才能はあるが、理詰めでものを考えすぎるため2度にわたり敗れて鎌倉から逃走する。ちなみに金鬼とは太平記でもその伝承が言及されていた飛鳥時代の豪族・藤原千方が使役していた『金属の体を持ち如何なる攻撃も跳ね返した鬼』の事。 |
本名 | 鬼名 | 備考 |
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足利尊氏 | 『?鬼』 | 本作の鬼の中でも異次元の存在。正確には鬼名は複数の文字とも模様ともつかない図が複雑に入り組んだものであり、何と読むのか分からないので、現状は疑問符で代用している。 |