概要
ファミリーコンピューター用RPGである初代『女神転生』に登場する種族「鬼女」の悪魔。
旧作では鬼女は仲魔にできないEVIL属性の悪魔で、魔王ヘカーテ支配する「マズルカの回廊」に複数体で出現する。
姿は可愛らしい姿の蛇女の獣人ラミアや鬼女ファライの色違い悪魔で、毒や石化、魅了魔法「マリンカリン」の使い手である嫌な敵である。
『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』では、神獣ナーガの色違いとして金子一馬氏によってデザインされ、電撃魔法の「ジオラオン」、眠りの「うた」、麻痺の「にらみ」を使ってきて、倒すと「ソロモンのおうけん」を落とす。
この悪魔の元ネタは、ゾロアスター教の悪魔ダエーワにして、死の穢れの化身である蝿の魔女ドゥルジ・ナスで、ナス=ナアスとはペルシャ語で死体のことを意味する。
真・女神転生シリーズになってからは登場していないように見えたが、名前や種族を変えて採用されており、特にゾロアスター教とエジプト神話の魔界が舞台の『真・女神転生if...』においては、ボス悪魔幽鬼ドゥルジとして登場している。