鬼心仏刀
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きしんふっとう
漫画「逃げ上手の若君」における北条時行の技のひとつ。
自分が思うに この世で最も優しく慈悲深く この世で最も残酷の剣です
剣術の未熟な時行のために、その非力さをカバーするよう吹雪が教え込んだ必殺技。
「鬼心仏刀」は吹雪発案の攻撃手段と名称となっている。
その技の内容というのは「退きながら 斬る」というもの。
左手を標準としてかざし、敵の刀剣が手と(右手に握った)刀の間を通る瞬間まで待機。
着た瞬間、右に刀を引き斬って逃げ、敵の手首を傷つける。
一度敵の右手を出血さえさせれば後はただお得意の逃げに専念するのみである。
ただし、この技は一体一でしか使えない。
実際に、この技を用い、はるかに格上であるはずの鎧を着た瘴奸を死の寸前へ追い詰める活躍をしてみせた。
後に逃若党の面々が京に赴いた際、時行が新田の郎党に絡まれていた魅摩をこの技で助けたが、すぐに魅摩を伴い逃げ出した事から本来の使い方は「次の行動への繋ぎ・牽制用の技」と言える。
慈悲の刃で始まれど
終わる頃には地獄絵図
乱世の鬼を誅するは
鬼か仏か「鬼心仏刀」
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