概要
悟空たちが最初に遭遇した時の姿。糸目でとても太ましい。
バビディの手によって復活した当初の形態で、見た目から悟飯やダーブラ、復活時点の気でベジータからは「失敗」、「大した事無い」と言われていた。後述の姿が定期的に変わる展開もあって形態的には比較的弱い部類かもしれないが、それでも界王神が「失敗なもんですか」と恐れていた通りいざ戦闘になると恐ろしい程強く、この時点で既に当時の悟空以外は全く太刀打ち出来なかった。
後にこの姿は(南の界王神吸収)が大界王神を吸収した事で手に入れた姿だと明らかにされ、最初の状態からパワーダウンを引き換えに心と知性を手に入れたとされている。
着ている服やマントは大界王神のモノであり、ついでに体型まで引き継いでいるため「大界王神吸収形態」と表記されることもある。その強さは、悟空曰く「(その気になれば)超サイヤ人3で倒せていた」と語っているが界王神界で様子をうかがっていた過去の魔人ブウを知る界王神からは「それでも難しい」と言われており、その事から超サイヤ人3の悟空と同等もしくはそれ以上と推測できる。
そもそも倒せていたと語った時点の悟空は時間の概念がある状態での超サイヤ人3の燃費の悪さを把握できておらず、最終決戦時の様に倒せるまでの力を溜める事が出来ないと考える方が自然である。
無邪気な子供のような性格で、ビビディやバビディに破壊と殺戮は楽しい事と吹き込まれ、それを信じ込み破壊活動を行なっていた。かなりの世間知らずで通貨の概念なども理解していなかった。自分のやっている行動の善悪も分別もできていない。
そのため怖がらせるために目の見えない少年の前に現れたものの、目が見えていないことからブウの事を普通の人間と勘違いし、怖がらない理由が「目が見えないから」である事に気づいて治し「さあ怖がれ」と言うも、少年からしてみれば目を治してくれた恩人であることから全く怖がられず毒気を抜かれたかと思えばその直後に大量殺人を行うなどしていた。
後にミスター・サタンに「何故殺戮を行うのか?」と問われ、「バビディに言われたから」と答えていたが、サタンがバビディについてピンと来ていなかったので「俺を封印した嫌なやつ」と返答したところ「そんな嫌な奴の言うことなら聞いちゃダメですよ」と言われた事で(直後やはりビビって「楽しいなら良いんですよ楽しいなら!」と撤回していたが)「辞めた方がいいと思うか?」と返し、肯定されると「ならやめた」と殺しや破壊行為を一切やめる決心をし、以降は不必要なそういった行為を行わなくなった。
その後、どこからともなく犬を連れてきて、脅かして遊ぼうとしていたが、弱っていた事でほとんど身動きを取らなかったので治療した結果懐かれ、自分が追われる形で追いかけっこをして遊んだり、ベエと名付けたり、チョコをあげようとしてサタンに「犬にチョコはダメ」と教わってドッグフードを与えるなど、情操教育に近い人並みの幸せな生活をしていたが、ベエとサタンと遊んでいた時に、ベエがライフル銃の男に傷つけられ、怒りが爆発しかけるも、それより先にサタンがキレてライフル銃の男を殴り倒し、ベエも瀕死ではあったが死んではいなかった事でブウの魔法で元気になるが、殴り倒されたことを逆恨みで吹き飛ばされたライフルではなく隠し持っていた拳銃でサタンを銃撃、その影響でブウはキレてしまい、なんとか怒りを抑えながらサタンを治療して逃すも、完全に感情が暴走した結果、体から噴出した煙が悪の心だけを持った(純粋悪)に実体化してしまう。