(純粋悪)と分離してからミスター・サタンの弟子になるまでの魔人ブウ(無邪気)を便宜上この名で扱う。
概要
サタンの説得で改心した後、体から噴出した煙が悪の心だけを持った(純粋悪)に実体化してしまう。
この純粋悪の方のブウが生まれた時、(無邪気)のブウのパワーの大半を持っていかれたと語られているが、これが一時的なものなのか、永続的なものなのかは語られていなかったが、ゲーム「舞空闘劇」では力を取り戻したとある。
(純粋悪)との対決でチョコレートに変える光線を放つも逆に力負けして跳ね返された結果チョコレートに変えられ飲み込まれてしまう。ところが(悪)のブウの体内に悟空とベジータが入り込んだ時は、元の姿で小さくなって意識を失った状態で肉の繭のようなものに包まれており、これを見た悟空は「ブウにお菓子や食べ物にされた人たちも元の姿で体内のどこかにいるかも知れない」可能性を示唆するも、突然体内に出現した(悪)に「いない。特別扱いはそれ=(善)だけだ」と一蹴された。その後ベジータの手によって引き剥がされたが、その後の(純粋)への変貌のゴタゴタで体内から抜け出る際、(善)は(当時の悟空達にとってはどちらも敵であるため)置いてけぼりを喰らう。
最終決戦では(純粋)が近くにいたミスターサタンを攻撃しようとした際、体内から邪魔をしたらしく、一瞬動きが止まり、(純粋)はしばし苦しんだ後に(善)を吐き出す。その後は(純粋)と対決するも力の差は圧倒的でデンデの治癒能力が必要なほどのダメージを負い、(純粋)消滅後は再び問題を起こす可能性を考えたベジータに消されそうになるが、サタンの説得と二人の活躍を認めた悟空の案で、地球に移住することになった。
それから半年後、地球でドラゴンボールを使い、人々からブウに関する記憶が消去され、以後はサタンの弟子「ミスター・ブウ」としてサタンと一緒に暮らしている。結局、ベジータの懸念は現実にはならなかったが、GTではこの時に使ったドラゴンボールが原因で三星龍が誕生している。
ちなみにZではパーティーの際にベジータから料理を渡されるなど友好的に接されている。
純粋から吐き出された事でパワーダウンこそしてしまったが、それでもポテンシャルは非常に高く、その状態でありながらも魔法や不死身っぷりは基本的に健在なので破壊神以外の相手にはまずやられる事は無く、『超』力の大会の前段試合では久々の戦いながらもその能力や実力でバジルに勝利し、修行をすると成果も出ており、性格はそのままに悪の様な外見になっただけの「シェイプアップ」状態では頭脳プレイで悟空に場外勝ちをしたり、コレまでの敵と違って魔術に長けて気を吸い取ったりするモロにも修行をする前の悟空とベジータよりも圧倒している。