魔将の贄3
ましょうのにえすりー
“海賊王”と呼ばれ恐れられていた大海賊・ヴァンクラッド。
その最期は自分の部下の裏切りにより、とある孤島で息絶えるというものだった。
彼は自らの野望が叶えられなかった未練と裏切り者に対する憎しみから、怨念となって孤島を彷徨うことになった。
300年後―― 女提督・ミレイユ率いる海軍が、調査のために孤島を訪れていた。
そこでヴァンクラッドは、ミレイユの部下である海軍将校・クラウスの身体を乗っ取り復活を遂げる。
そしてこの海軍が、自分を裏切った部下の末裔が統治する アウストリア王国 のものであると知り、憎き裏切り者の末裔が作った王国を乗っ取り、自らの野望である海賊王国に作り変えてやろうと決意を固めるのだった。
新たに手に入れた肉体の持ち主・クラウスに成り代わり、王国に侵入したヴァンクラッド。
昼は生真面目な海軍兵、夜は残忍な海賊という 2つの顔を使い分け、己の復讐を叶えるために着々と準備を進めていくのだった……。
登場人物
アイリス・フォン・アウストリア
CV:御苑生メイ
線が細い、可憐で心優しいと巷で謳われている王国の姫。
だが、実際は明るく活発で好奇心旺盛な少女である。
女王として頑張っている姉の役に立ちたい一心でこっそり王宮を抜け出し、義賊・虹の翼団の団長として海賊退治を行っている。
そこで得た金銀財宝はすべて貧民たちに分け与えるという深い慈愛の心を持つ。
ミレイユ・フォン・アウストリア
CV:大和桜
現王国の第一王女であり、海軍のトップを務めている少女。
戦闘能力が非常に高く “蒼海の姫獅子” という通り名で海賊たちから恐れられている。
国王・王妃である両親はすでに他界しているため、王位を継承して現在は王国の女王でもある。
生真面目な性格で自分にも他人にも厳しいが、妹にだけは甘く溺愛している。
市井の関心事には疎く、若干世間知らずなところもある。
セシル
CV:片倉ひな
姫の専属メイドで、姫の義賊船では副船長を務める女性。
無口でクールな印象。 いつも姫のそばに控え、すべての動作を完璧にこなす。
護衛役でもあるため戦闘能力が非常に高く、義賊として働く際は先陣を切って敵を駆逐していく。
元々は近海を支配する三海賊の一人 “鈍銀の刃” の通り名を持つ海賊だったが、とあるきっかけで海賊を廃業し義賊に転身した。
オリヴィア・スカーレット
CV:葵時緒
王国近海で活動する三海賊の一つを束ねる船長。
三海賊最強と謳われる高い武力を持ち、勝ち気な性格の姉御肌。
女性上位主義者で軟弱な男を嫌悪しており、ほぼ女性船員のみの海賊団を率いていることから “蛮娼のオリヴィア” の通り名を持つ。
元は没落した名家の出身。
そのためか、粗暴な海賊稼業に身を置きながらも損なわない品格を湛えている。
ルイリー
CV:渦井ゆきの
三海賊の一人であり、“黒蛇商会” の主として商人の顔も持つ女性。
海賊の隠れ港を統治し、港にある娼館の経営も行なっている。
直接戦闘ではなく、搦め手や権謀術数によって物事に勝利していく頭脳派。
同じ三海賊のオリヴィアとは今まで何度も小競り合いを起こしており、仇敵として互いに相手を忌み嫌っている関係。
クレア・コクラウン
CV:藤乃理香
ヴァンクラッドが身体を乗っ取ったクラウスの後輩であり、海軍に所属する航海士。
明るく人懐っこい性格で、どこか抜けたところもあるが航海士としては非常に優秀。
クラウスの死んだ妹の友人で、幼い頃からクラウスと面識があった。
幼なじみである彼を兄のように慕い、そしてずっと恋心を抱いている。
むらかみてるあき監督の手でアニメ化されている。
前編が2016年6月、後編が同12月に発売された。
また、前編後編を合わせた完全版が2021年4月に発売されている。
アニメ版のヒロインはアイリス、ミレイユ、オリヴィア、ルイリーの4人。
コメント
pixivに投稿された小説
すべて見る必殺仕置師団 ~海賊無用~(読み切り)
なんとなくゴールデンカムイの第七師団で必殺シリーズのをやってみたくて、ターゲットはどうするか考えて、狙いをつけたのが「魔将の贄3」という作品。黒獣シリーズと同じメーカーであり、むらかみ氏のデザインでOVAにもなった陵辱アダルト作品。この作品のヒロイン達の恨みを晴らす形で劇中のヴァンクラッド達を仕置しよう! というわけで書いたのがこれです。それぞれのメンバーの殺し技は必殺仕事人や必殺渡し人、必殺仕切人などが元ネタです。 ご感想やスケブの依頼などお待ちしております。7,016文字pixiv小説作品