データ
- スリーサイズ:90(Fカップ)・60・90
- 血液型:AB
- パーソナルナンバー:LB0008
概要
サタノファニに登場する、羽黒刑務所に服役中の受刑者の1人である少女。
セミロングヘアにチョーカーが特徴。千歌が入所した当初からいた受刑者の1人であったが、ヒゲ爺も罪状を知らない上に事件の報道も無かった模様。
「スイッチ」は髑髏マーク入りベレー帽をかぶった迷彩服で、トレンチナイフを用いての急襲を得意としている。「第11次殺人実験」では千歌のウェディングドレスを切り裂いており、続く「第12次殺人実験」では俊之を一撃で滅多刺しにしており、その速さは小夜子も一目置く程。「ベース」となった殺人鬼はアーサー・ショウクロスである。
性格、人物像
口数は余り多くないが笑顔が多く、人当たりやノリの良い性格をしており、図書室にて詩音の性的な欲求不満を解消したり、大浴場にて西を引きずり込んでセックスに誘う悪戯に加わったり、大食堂にてブリシャブパーティーでは魚をさばくまでは至らないがだしの用意を担当しまた刑務官の丸田と吾妻も招く、体育館にてバレーボール対決に勤しむ等、性技も含めて上手に立ち回る要領の良さが窺える。
因みに上記のバレーボールに関しては学生時代に部活でやっていた為にその実力も高く、更に甘い物好きである。また、自動車の運転技術も高い。
その生い立ち
暫くの間謎に包まれていた彼女の出自だったが、天童組との戦いの中でその一端が明らかとなる。
洋子は実は羽黒刑務所の設立以前からC国で活動していた職業凶手であり、C国の「機関」によって幼少の頃からそうなるべく育てられた存在であった。
「黒木洋子」と言う名も本名ではなく、元々は「機関」によって着けられたチョーカーの色が黒かった為に「黒(ヘイ)」と呼ばれており、「紅(ホン)」と言う同期の少女を相方としていた(紅は後に彼女の手に掛かって命を落とす)。
そこへ当時の香澄がメデューサ症候群の研究を進めるべく、殺人を躊躇しない名無しの子供達の1人として五菱日本重工に集められた。そしてその際、ミラーニューロンの活性化とマーダーモデルへの反応を示し、メデューサとなった唯一の成功例としてショウクロスの人格を植え付けられた上で組織から香澄に買い取られ、黒木洋子の名を与えられたのである。生い立ちが生い立ちである為、本名は疎か国籍すら不明だが、こうして洋子は香澄の意向で来日し、高校にも通わされた。
だがどう言う訳か通わされた高校では友人だけを狙って殺害。しかも彼女は遺体の処理が異様に上手く、完璧に処理した為に犯行は明らかにならなかった。罪状をヒゲ爺すら知らなかったのはこうした点に由来していた様だが、後に香澄が無期懲役の記録を偽造した上で羽黒に入所させて現在に至る。