概要
新約聖書『ヨハネの黙示録』十二章及び十三章にその記述が見られるエデンの園の蛇の化身にして大魔王サタンの化身である邪竜。赤き竜とも呼ばれる事もある。
燃え盛る炎の様に赤い巨大な姿をしており、七つの頭と10本の角を持ち、その頭には7つの冠を被っているとされる。
尾の一振りで天空に光り輝く星々の1/3を薙ぎ払う程の力を持ち、様々な災厄を引き起こし、頭の1つを傷つけられても直ちに再生するという記述から、驚異的な自己再生を兼ね備えているようだ。
世界の終末に天空に現れ人々を惑わし、さらに人々を治める王となる子を食らおうとその子の母親の前で待ち構え、多数の眷族を率いて大天使ミカエル率いる天使の軍団と壮絶な戦いを繰り広げるが、敗れ去り地上に叩き落される。
それでもなお、王となる子を産んだ母親を追い、黙示録の獣を呼び出して人々を苦しめるが、最終的には捕らえられて千年の間、地獄の底に閉じ込められる。
その後、キリストが再臨する際に解き放たれ復活を遂げるが、最後はキリストによって滅ぼされるという。