プロローグ
ゴミ捨て場にて
「ようこそ奇妙な世界へ。 文明の発達度合いはそれが生み出すゴミの量を見れば明らかであると言われてます。 かつて人類にとって火が唯一の文明の利器だった頃、ゴミという概念は無いも同然でした」
捨てられたラジオを拾い、その電源を入れる。(ストーリーテラーBGMが流れ始める)
「…まだまだ使えそうですね。このように文明の発達に伴い、生み出されるゴミの量は増加の一途をたどっています。より良い生活、より快適な環境を求めた結果が…」
背後には、たくさんのゴミが
「そう、ここにあるのはまさしく人間の欲望の残滓なのです。そしてその欲望は、留まるところを知りません。さて、今夜ご覧いただく5人の人間達…」
指パッチンとともに、捨てられたテレビから妻夫木聡、小西真奈美、黒木瞳、鈴木杏が順に映されていく。
「彼らはどんな欲望や願望を抱き、奇妙な世界へと足を踏み入れたのでしょうか。 そして、そこで何を感じ、何を見たのか…。まずは、1人目の人物からご覧ください」
テレビからユースケ・サンタマリアの顔が映る。
概要
2005年4月12日 (火) 21:30からフジテレビで放映された。本来21:00に放映するつもりだったが、野球中継で30分遅れた。