概要
車内は荷物車のような構造になっており鉄道事故時において復旧作業に必要なジャッキ、ガスバーナー、投光器などの大型機材が積まれている。
また狭隘な地下トンネル内や高架上での列車脱線事故においても対応するため、前後の妻面に大型の扉を設け、車内に装備されたチェーンブロックにより車両前方へ向けた機材積み降ろしが可能な構造になっている。
自車に動力を持たない制御車のため、出動時には他の車両に牽引或いは推進されて走行する。
阪急電鉄で数少ないマルーン色を纏わない車両(黒に黄色帯)でもある。
4両が改造されたが、後に3両が電気指令式ブレーキと電気連結器付密着連結器へ取り替えられたため、4250形へと改番された。
いずれの車両も既に鉄道車両としての車籍を持たず、車両型の機械扱いになっている模様。
車籍抹消や運行ダイヤの高頻度化などもあり近年の踏切脱線事故においてはトラックに積み替えるための非常用倉庫という位置付けになっているようだ。