AK-107は、AK-74Mに反動抑制機構を組み込んだアサルトライフル。
設計・製造はロシア連邦のイズマッシュ。
概要
AK-74Mの小改良型であるAK-100シリーズの1つ。
AK-74と同じ5.45×39mm弾を使用し、AEK-971と同様の反動抑制機構を備える。
これは、発砲の際に生ずる燃焼ガスで後退するボルトキャリアに対して、ギアとラックを用いてボルトキャリアの動きと正反対に動くカウンターウェイトを駆動させて、反動の相殺を図る構造である。
反動を抑制することで、兵士にとってストレスが強い状況下でも命中率を向上させる狙いがある。
また、反動抑制機構を組み込んだために、ガスポート、ガスピストン、ボルトキャリア、デッキカバー等々、銃身上方が従来のAKから大きく形が変化している。
外から見える特徴は、
- AK-74と同様のハイダー
- フロントサイトからハンドガード(ハンドガード先端にガスポート)までカウンターウェイトが収まるカバーがある
- リアサイトは従来のリアサイトブロックから、デッキカバー上に移動
といったところ。
開発はされたものの、より性能が良い後継型が出たため大量生産はされ無かった様子である。