概要
AK-74MはAK-74を近代化したもの。(MはМодернизированныйの頭文字で近代型を意味する。)
木製だった各部分を黒色の樹脂製に変更、標準で折りたたみ可能な樹脂製ストックとボディの左側にサイドレールを備えている。
一見すると固定ストックに見える折りたたみ可能なストックにすることで一般兵士に限らず、戦車搭乗員や空挺部隊員に支給できるのでアサルトライフルを一種類に統一することが可能となった。
多くのロシア兵に支給されているのでメディアへの露出度も高い。
バリエーション
AK-74Mをベースに様々なモデルが開発されている。
5.45mm、7.62mm、5.56mmの3種類の弾種から選べるようになっており、輸出も行われてる。
- AK-101 5.56x45mm(NATO弾)仕様
- AK-102 上のカービンモデル。どっかのおじいちゃんが愛用してる他、エアガンも発売されている為日本では最も知名度が高いAK-100シリーズの製品であるとされる
- AK-103 7.62x39mm仕様。カダフィ政権時代のリビアで何故か反政府軍が所持。インドではライセンス生産されており、ベネズエラ軍に於いては制式採用もされた
- AK-104 103のカービンモデル
- AK-105 AK74Mのカービンモデル。AK-106は命名慣習に従えば本銃のフルサイズモデル、つまりAK-74Mと全く同一の仕様となってしまう為、あえて再ラインナップせず欠番となっている模様
- AK-107 AEK-971に似た構造の反動制御機能を組み込んだ改良版
- AK-108 107の5.56x45mm仕様
- AK-109 107の7.62x39mm仕様・・・とされる銃。海外サイトで写真があるなど存在が示唆されているが、イジェマッシュ社及びカラシニコフ社の公式のラインナップには存在せず(これはAK-107.108も同様)、ロシア・英語版wikipedia等でも一切言及がされていないため、存在するか否かは不明瞭である
- AK-200 AK74Mより軽量化を図り、またピカティニーレールを備えていて各種アクセサリーに対応している
- AK-400 AK-200を更に改良したライフル。伸縮ストックは新規設計、リアサイトブロックアッシーを小型化し上面ハンドガードを延長。
- AK-74M3 ロシア連邦軍のAK-74Mに改修を施して、ハンドガード、レシーバートップにレイルを取り付けて、ストックの長さを調整可能な可変式としたもの。AK-12の登場でお蔵入りとなり掛けたが、AK-12の実戦配備が遅れているために実戦部隊に投入された。
※AK-106は6が忌み数である為存在しない。