概要
3rdシングル『LADY-GO-ROUND』との同時発売となっている。
キャッチフレーズは「感性が誘惑された。創造力が突き抜けた。」。
ラップやヒップホップなど現在のB'zでは聴けないテイストの楽曲が多い。稲葉は独自の作詞スタイルを確立するため、ロックでは敬遠されるような言葉や口調を積極的に取り入れるようになったと述べている。松本は「3枚目までにブレイクしないとマズい」という危機感を持っており、勝負となる1枚だったとコメントしている
現時点で「シングルと同時発売された」最後の作品。更に「1曲目がシングル表題曲」、「シングルのカップリング曲がオリジナルアルバムに収録される」形式も本作で一度途絶え、前者は22ndアルバム『Highway X』(ただし当該曲「SLEEPLESS」は配信限定なので、「CDシングルの表題曲」に限れば現在も本作が最後)、後者は14thアルバムの『THE CIRCLE』まで長年に渡り行われなかった。
実験的に発売した1stミニアルバム『BAD COMMUNICATION』がロングヒットしていたことも影響して初のオリコンアルバムランキングトップ10(3位)入りを果たし、最終的には72万枚以上を売り上げる大ヒット。
メンバーは「ようやく何かをつかんだ」とコメントしている。
アルバムタイトルについて
「“BREAK THROUGH”」=突き抜けるという意味であり、本作の収録楽曲にはこのワードが歌詞に散りばめられているのが特徴となっている。
収録楽曲
# | タイトル | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 「LADY-GO-ROUND」 | 4:22 | 3rdシングル |
2 | 「B・U・M」 | 1:25 | |
3 | 「BREAK THROUGH」 | 4:25 | |
4 | 「BOYS IN TOWN」 | 4:39 | |
5 | 「GUITARは泣いている」 | 6:32 | |
6 | 「LOVE & CHAIN」 | 4:56 | 3rdシングルのカップリング曲 |
7 | 「となりでねむらせて」 | 4:12 | |
8 | 「HEY BROTHER」 | 3:55 | |
9 | 「今では…今なら…今も…」 | 5:18 | |
10 | 「SAVE ME!?」 | 3:27 | |
11 | 「STARDUST TRAIN」 | 3:03 |
ライブツアー
このアルバムを引っ提げたライブツアー『B'z LIVE-GYM "BREAK THROUGH"』は下記の日程で全21会場22公演にて開催。
ライブサポートメンバー
地域 | 会場名 | スケジュール |
---|---|---|
埼玉公演 | 浦和市文化センター | 1990年3月16日 |
千葉公演 | 千葉県文化会館 | 3月20日 |
神奈川公演 | 神奈川県民ホール | 3月28日 |
栃木公演 | 宇都宮市文化会館 | 4月2日 |
群馬公演 | 高崎市文化会館 | 4月5日 |
長野公演 | 長野県県民文化会館 小ホール | 4月6日 |
熊本公演 | 熊本市民会館 | 4月10日 |
長崎公演 | 長崎市公会堂 | 4月11日 |
福岡公演 | 福岡郵便貯金ホール | 4月13日 |
新潟公演 | 新潟県民会館 | 4月24日 |
石川公演 | 金沢市文化ホール | 4月27日 |
大阪公演 | 大阪厚生年金会館 | 4月28日 |
広島公演 | メルパルクホール広島 | 4月30日 |
岡山公演 | 岡山市民会館 | 5月1日 |
東京公演 | 渋谷公会堂 | 5月8日〜9日 |
宮城公演 | 仙台電力ホール | 5月14日 |
青森公演 | 青森市文化会館 | 5月16日 |
秋田公演 | 秋田市文化会館 | 5月17日 |
北海道公演 | 札幌市民会館 | 5月29日 |
愛媛公演 | 愛媛県県民文化会館 サブホール | 6月2日 |
愛知公演 | 名古屋市民会館 | 6月4日 |
関連タグ
B'zのオリジナルアルバム年表
タイトル | 発売年 | |
---|---|---|
2nd | 「OFF THE LOCK」 | 1989年 |
3rd | 「BREAK THROUGH」 | 1990年 |
4th | 「RISKY」 | 1990年 |