概要
2ndシングル『君の中で踊りたい』との同時発売となっている。
キャッチフレーズは「マインドも進化する」。
本作からはすべての楽曲を稲葉浩志が作詞、松本孝弘が作曲を担当している。
前作の発売からすぐに、「全曲シングルにできるくらいのクオリティ」を目指して作られ、製作には約1000時間と当時の新人アーティストとしては異例の時間をかけて制作された。しかし、稲葉にとって本作製作時が一番作詞に悩んだ時期であり、後年のインタビューでも、本作を聴くと当時の作詞の苦労とトラウマが蘇ると語っている
しかし、発売当時のオリコンアルバムランキング初登場35位で、100位以内には4週ランクインしたのみ。
前作と同様に殆ど売れず、メンバー曰く「(時間をかけたわりにはあまり売れなかったため)関係者からお叱りをうけた」と語っている。その後、実験的に発売した1stミニアルバム『BAD COMMUNICATION』のヒットとともに売上を伸ばし、最終的には60万枚以上のセールスを記録している。
アルバムタイトルについて
アルバムタイトルについて稲葉は、「『鍵を外せ』という意味で、僕たちにとっては、音楽を創っていく立場で、サウンド的に1枚目であったラインを僕ら自身で破って前に出て行くという意味がある。それで、『ライブ』が一番大きな“OFF THE LOCK”になる。」と語っている。
収録楽曲
# | タイトル | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 「君の中で踊りたい」 | 3:45 | |
2 | 「HURRY UP!」 | 3:48 | |
3 | 「NEVER LET YOU GO」 | 5:40 | |
4 | 「SAFETY LOVE」 | 4:11 | |
5 | 「GUITAR KIDS RHAPSODY」 | 4:43 | |
6 | 「夜にふられても」 | 3:56 | |
7 | 「LOVING ALL NIGHT」 | 5:22 | |
8 | 「OH! GIRL」 | 4:11 | |
9 | 「ROSY」 | 4:56 | |
10 | 「OFF THE LOCK」 | 1:21 |
ライブツアー
本作発売後、自分たちで作った楽曲だけでライブができる数の曲が揃ったとして初の『LIVE-GYM』を開催している。
ライブサポートメンバー
『B'z LIVE-GYM #00 "OFF THE LOCK"』
地域 | 会場名 | スケジュール |
---|---|---|
愛知公演 | 名古屋市芸術創造センター | 1989年6月1日 |
大阪公演 | 大阪厚生年金会館 中ホール | 6月2日 |
東京公演 | 日本青年館 | 6月5日 |
『B'z LIVE-GYM #001 "OFF THE LOCK"』
地域 | 会場名 | スケジュール |
---|---|---|
福岡公演 | 福岡・都久志会館 | 10月26日 |
熊本公演 | 熊本郵便貯金会館 小ホール | 10月27日 |
宮城公演 | 仙台市民会館 小ホール | 10月31日 |
埼玉公演 | 川口市民会館 イベントホール | 11月5日 |
秋田公演 | 秋田県児童会館 | 11月7日 |
青森公演 | 青森市民文化ホール | 11月8日 |
北海道公演 | 道新ホール | 11月10日 |
東京公演 | 渋谷公会堂 | 11月27日・12月21日(追加公演) |
愛知公演① | 愛知県勤労会館 | 11月29日 |
栃木公演 | 宇都宮市文化会館 小ホール | 12月2日 |
大阪公演 | 大阪国際交流センター | 12月12日〜13日(追加公演) |
愛知公演② | 名古屋市公会堂 | 12月23日(追加公演) |
『B'z CAMPUS-GYM "OFF THE LOCK"』
ツアーの合間に行われた学園祭ライブ。美作女子短期大学は稲葉の地元、岡山県津山市でのライブとなっている。
地域 | 会場名 | スケジュール |
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岡山公演 | 美作女子短期大学 | 10月29日 |
愛知公演 | 名古屋芸術大学 | 11月4日 |
関連タグ
B'zのオリジナルアルバム年表
タイトル | 発売年 | |
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1st | 「B'z」 | 1988年 |
2nd | 「OFF THE LOCK」 | 1989年 |
3rd | 「BREAK THROUGH」 | 1990年 |