生い立ち&テルミナ祭りへの参加経緯。
ウェーブのかかった単発の黒髪を持つ隻眼の男。28歳。
とある貴族の男から教育を施され医術やオカルトへの造詣が深い。
性格は真面目だが陰気。但しかつての体験からMarinaやLeviを気遣う様子も見受けられる。
一方で自分の正義を信じて疑わないKarinとはそりが致命的に合わない。
怪しい宗教にドはまりしながらヨーロッパ各地を旅している夫婦の息子として生まれた彼だったが、ある日その両親が儀式から帰らずひとりぼっちになってしまう。
途方に暮れた幼い彼に救いの手を差し伸べたのはLondon(ロンドン王国。モデルはイギリス)に住むEihner Von Dutchという男爵だった。彼の指導の下医療技術を身に着けたかれはいつしかダッチ男爵の娘であるエリーゼと恋仲になり男爵にもその恋愛を認められる。
そうして順風満帆の人生を手にしたかに見えた彼だったが、ある日悲劇に見舞われる。ヨーロッパで戦争が起き、ダーンは衛生兵として徴兵される。
戦場での凄惨な経験で身をすり減らしながらも恋人からの手紙で耐えていたダーンだったがある日その便りが途絶えてしまう。何とか生還し急いでダッチ男爵の邸宅に急行したダーンが目にしたのは儀式で犠牲となり変わり果てた恩人と婚約者の姿であった。錯乱したダーンは左目を抉り出しエリーゼを甦らそうとしたがその願いはかなわなかった。
そうして失意の日々を送ることになったダーンだったが、ある日男爵の手記にPrehevilプレハヴィルというブレーメン帝国のある街に関する記述があるのを発見した。ひょっとしたら何らかの手掛かりが得られるかもしれないと一縷の望みを抱いたダーンはそこにたどり着く列車に乗り込み旅を開始するのであった。
…そこで行われていた儀式は彼の想像をはるかに超えたおぞましいものであった…
性能
医療技術を活かした状態異常の治療や敵の構造を分析して弱点をつくスキルを持つ。
中にはその戦闘時限定だが四肢を犠牲にして仲間を蘇生するスキルもある。
両手武器や銃器の扱いに制約もなく特別なペナルティーもないので相対的には扱いやすいほう。
但し序盤は有効なダメージソースを持っていないので立ち回りは慎重さが求められる。
アベラやマルコでゲームに慣れてきたら次にダーンで本格的なゲームの醍醐味を味わうことになるだろう。
エンディング
結局、婚約者と恩人の死因とそれに対する新たな道しるべは見つからなかった。
無駄足だと思い知らされ絶望したダーンの背後に邪悪な猫人間の足音が迫る・・・。
余談
儀式参加者には制限時間前に自我を保つために自害した者を除き一定時間経過するとMoonscorchedと呼ばれる化け物になり果ててしまう。
が、大なり小なりおぞましく肉体が変化してしまう他参加者と異なりダーンの変異先のポケットキャットは猫のマスクをかぶった男性の紳士という比較的人型を保った形態をしている。
また変異の有様も他の参加者が精神の限界がきて絶叫して体が嫌な音を立てながら突然変異するのに対しダーンのそれは取りつかれた存在に抱擁するように背後から絶望をささやかれダーンがついに屈してマスクをかぶってポケットキャットになり果ててしまうという内容となっている。