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Fear&Hunger

ふぃあーあんどはんがー

「FEAR&HUNGER(フィアーアンドハンガー)」とはフィンランドのゲーム開発者「Miro Haverinen」氏によって製作された成人向けハードコアダークファンタジーJRPG風PCゲームである。
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注意!!編集

このゲームには、過激な暴力、四肢の切断、流血、性器表現、性暴力、薬物使用のシーンが含まれています。

そのような主題に敏感な場合は、ゲームをプレイしないことを推奨します。


概要編集

「Fear&Hunger」と、2018年よりSteam他PCゲームプラットフォームにて配信中のRPG。

ゲームエンジンそのものは「RPG Maker」によって作れられており、当時フィンランドの大学生だった「Miro Haverinen」氏が製作し、世界観、キャラクターデザイン、シナリオ、ゲームデザインの全てを手掛けている。


陰湿かつ独特な画風のグラフィック、情け容赦の無い凄惨な残酷描写の数々、他には見られない独自性の高いゲーム性、奥深く考察し甲斐のある世界観を持った怪作であり、2024年現在では様々な海外プレイヤーによるレビュー・考察動画が盛況している。


成人向けなだけあって容赦無いシーンが多く(特にゲームオーバー時)日本の漫画的に言えば「ベルセルク」レベルかそれ以上の過激な描写があるので少しでも無理だと思ったら本当に無理をしないで欲しい。


2022年には、同じ世界観の20世紀を舞台にした続編「Fear&Hunger2:Termina」が発売された。


ストーリー編集

古き神と呼ばれる強大な存在が、その力であらゆる事象に干渉する世界。


16世紀のロンドンに存在する「Fear&Hunger(恐怖と飢餓)」と名付けられたその牢獄は、古き神々の遺跡の上に建てられた牢獄である。そこでは神々の叡智に肖ろうとする様々な勢力が蠢き合っていた。


そんな牢獄に、様々な事情から足を踏み入れる4人の男女たち。

ある傭兵は一攫千金のため、ある魔術師は闇の秘術を得るため、ある女騎士は愛する者を探すため、ある戦士は己の仇を討つため。4人はそれぞれの決意を胸に牢獄へと向かう…その先に、想像を絶する脅威が待ち受けてるとも知らず…

登場人物編集

主人公編集

プレイヤーは以下の4名のいずれかを選択する。

選ばれなかったキャラクターも牢獄内で出会うことになる。

D'arce編集

ロンドン王国の聖騎士。性格は主人公の中ではまともな方。

想いを寄せている人物が牢獄にとらわれていることを知って、脱獄させるために来た。

鎧だけでなく、腕を切断から守る手甲を着ており初期装備が恵まれており、導入部で最も恵まれたスキルと装備で開始可能な初心者向けのキャラ。

Cahara編集

窃盗犯。傭兵として活動していたこともある。

幼少期は孤児であり、悲惨で荒んだ経歴を持つ。

妊娠した妻のため、その地下深くに眠る財宝を入手して人生の一発逆転を図るために牢獄を訪れた。

特定コマンドを入力すると先制攻撃や100%の逃走を仕掛けることができ、

主人公に選ばれなかった時に彼を仲間に加えると、一定条件でプレイヤーの持ち物を盗んでどこかへ行ってしまう。

Enki編集

魔術師。異教の司祭でもある。

牢獄に眠る秘術やとある予言に取り巻く知識を求めてやってきた。

知識の探求という欲望の為なら、どんな手も厭わない人物であり、性格がキツい。

多くの魔術を覚える一方、装備可能品が貧弱。

Ragnvaldr編集

はるか北方に住む異民族の戦士。

目的は仇討ちと国宝の奪還である。

4人の中で最大の攻撃力を持つが、導入部で得られる装備やスキルが最も恵まれない上級者向けのキャラ。

ゲームシステム編集

本ゲームは1周につき約3時間程度のプレイ時間が想定されており、従来のRPGと比較して短い間隔での周回が行える。

しかし、そうであるからこそ許されるかもしれない非情かつ大胆なゲームシステムが多数存在する。

ゲームそのものはJRPG風のターン制バトルのそれだが、その中身には無慈悲かつ計算高いハードコア要素がいくつも存在し、プレイヤーを存分に恐怖し苦しませてくれる。

  • 四肢(部位)の要素

各キャラクターには四肢(部位)ごとにHPが設けられており、それらが0になると「切断」され喪失してしまう。腕を切り落とされれば武器を失い、脚を折られれば回避どころか移動すらままならなくなる。

目潰しが本当に目潰しであり、主人公が喰らえばゲーム画面が真っ暗となり即詰む。頭に致命打を受ければ当然の如く即死しキャラロストorゲームオーバーとなる。

欠損した四肢の復活手段は非常に限られており、欠損した時点でプレイを続行するか、或いはセーブ地点からのやり直しかプレイ自体のリセットを考慮しなければならない。


ただし、これらの四肢要素は敵キャラクターに対しても適用される。

それぞれの敵が持つ身体的な特徴を推理・記憶し、それらに対する適切な一撃を加えることで戦闘を優位に進めていく。

一見して強力無比なボスの弱点を適切なタイミングで突くことで活路を見い出し、持てる知恵と手段の全てを駆使したスリリングなバトルを味わうことができる。


  • レベリング要素無し

本ゲームにはレベル要素がなく、経験値の獲得による強化が存在しない。

キャラクターのステータスは基本的に装備など依存し、結果として無用な雑魚敵との戦闘に対するリスクの考慮が必要となる場面が多々存在する。

目に映る全ての敵をなぎ倒すのはではなく、必要に応じてどの敵との戦闘を進め、そして避けて行くかの選択が必要となる。

また、弓矢トラばさみは敵のシンボルに射たり罠を設置してハメることで戦闘に入る前にその敵にダメージを与えることができる。強敵を相手するときにはそういう工夫も必要


  • 「飢え」と「恐怖」

タイトル通り「飢餓」と「恐怖」のステータスが存在し、前者は食物を摂る、後者は睡眠やタバコを吸うなどして回復を行い、ダンジョン攻略中の肉体・精神面の安定化に務めければならない。

恐怖と飢餓に屈した先に待つ者は、抗えない破滅だけである。



関連リンク編集

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