Senpai will be mine.
概要
※未完成のゲームのため以下の情報は更新される可能性があります
2014年から開発が開始され、2020年に正式デモ版がリリースされた。
『アカデミ高校(Akademi High School)』に通うヤンデレの女の子『AyanoAishi』を操作し、愛しの『Senpai』のハートを射止めるのが目的。
しかしSenpaiに迫る恋のライバルは多く、彼女たちがSenpaiに告白するまでに行動を起こさなければならない。
その主な手段はライバルの排除(生死問わず)である。
校内で直接殺害することも可能だが、犯行を教師や生徒会役員、4人以上の人間に同時に見られるとその場で取り押さえられて即ゲームオーバーになる他、証拠隠滅に失敗すれば警察の追及をかわせず逮捕される。
生徒に怪しい行動を目撃され続けると評判が落ち、一定以上評判が下がるとゲームオーバーとなるため、できるだけ見られないようにする必要がある。
Senpaiに対しては不審に思われた時点でAyanoの心が折れてゲームオーバーになってしまうため、不審なそぶりすら見せてはいけない。
直接的な殺傷行為や遺体の損壊など非倫理的な行動をとると正気度が下がり、表情やモーションに変化が現れる。
正気度が0%になると見るからに不審な状態となり、視界が暗くなり幻覚が見え、他の人物に勝手に襲い掛かるなど暴走を始めてしまう。
Senpaiに近づいたりSenpaiの写真を見つめると正気度が回復するが、最も効率が良い回復方法は「その場で高笑い」であり、これもまた不審な行動そのものであるため場所を選ぶ必要がある。
殺し方や排除、死体処理の方法も豊富で、各種武器での直接攻撃はもちろん
- 屋上から突き落とし自殺に偽装するか、焼却炉のゴミ箱に落とす
- 下駄箱に手紙を入れて指定した場所に呼び出し、屋上から頭上に重量物を落とす
- 焼却炉に投げ込む
- お弁当に毒を盛る
- 電動丸鋸でバラバラにする
- ゴシップを流しまくって不登校、または自殺に追い込む
- 不祥事を捏造しまくってガイダンスカウンセラーに報告し、退学に追い込む
- 拉致監禁して洗脳し、別の相手を殺させた上で自決させる
- ガソリンをぶっかけて引火させ焼き殺す
- トイレや水道の配管とその近くの配線をいじって感電死させる
- 噴水やトイレに顔を突っ込ませて窒息死させる
- 恋愛行動を妨害し、失恋させる
- 髪に50kgの錘を括り付けてプールに落とし溺死させる(注:Osana限定)
- 空調の室外機のファンのカバーを外し髪を巻き込ませて首を切断(〃)
など、校内でできるありとあらゆる殺し・排除が可能となっている。
極端な話、Senpaiとinfo、カウンセラーと校長を除く全てのNPCを皆殺しにしてしまってもよい。
(皆殺しを達成すると特殊なエンディングになるが、全生徒の半分以上が死亡した状態で日を跨ぐと学校が閉鎖されてゲームオーバーになる)
上記の方法以外にも
- ライバルの深刻な悩みを解決し、その対価としてSenpaiへの告白を諦めてもらう。
- ライバルに恋心を抱いている別の男子生徒に手解きをしてライバルと結ばせる。
といった比較的平和な手段もある。
また、排除・殺害以外の要素として
- 生徒達の頼み事を聞いて評判を高める
- 特定のサークルに所属して部活動で能力を高めたり、部室の備品を利用する
- 女子生徒のパンツを盗撮して便利なアイテムと交換する
- 不良とタイマンしたり、悪事を重ねて不良グループの一員になって他生徒を脅迫する
- 街に出て下着などのアイテムを購入したり、メイドカフェでアルバイトする
など、とにかく行動の自由度が高くSenpaiへの告白以外ありとあらゆることが出来るため、某動画サイトでは「告白以外なんでもできる女」と呼ばれている。
校内では70人以上の生徒が徘徊しているが、それぞれに個別の設定に基づいた行動パターンが用意されており、所謂モブキャラが存在しない。
学園生活の中で豊富なキャラクターの関係性を探っていくのも楽しみ方の一つ。
ゲームジャンルとしてはオープンワールド型のステルスアクションに近く、YouTubeによる自動生成チャンネルでも「ステルスゲーム」のタグが付いている。
S N A P
不審な場面をSenpaiに目撃されてゲームオーバーになった際に選択可能。
Ayanoが完全に発狂してしまい、Senpai以外の人間を素手で虐殺したあげく、最後にナイフでSenpaiと心中してしまう。
現状ではSenpaiを公式に殺害できる唯一の手段となっている。
イースターエッグ
本来の機能・目的とは無関係な隠し要素のことだが、ゲーム自体が未完成なこともあって大量のイースターエッグが用意されている。
デバッグコマンドでゲームを好きなように改変したり、Ayanoの姿と能力を変更したりとやりたい放題できるが、あくまでオマケなのでゲームの完成後には削除される予定らしい。
Ayanoの変身には他作品のパロディが多い。
アルファベットキラー
あるコマンドを入力すると突入する隠しモード。
Senpaiを除く79名の生徒をアルファベット順に殺害することが目的。
全て殺し切ると最後に本編で姿を現さなかった生徒会長のMegami-Saikouの姿が表示され、彼女の頭部を吹き飛ばしてクリアとなる。
上記の皆殺し同様にRTAの題材としてよく使われている。
キャラクター
メインキャラクター
■アヤノ・アイシ(AyanoAishi)
Yandere Simulatorの主人公。作中ではYan-chan(ヤンちゃん)と呼ばれる。
元々はYandere-Chan(ヤンデレちゃん)というキャラ名だった。
Senpaiに恋心を抱いており、同じく先輩の事が好きな女子を様々な手段を使って排除しようとする。
■センパイ(Senpai)
アヤノが恋心を抱く人物。
ゲーム開始時に外見を設定可能で、完成版では性別すら変更可能になる予定。
本名は「Taro Yamada」で、女性になった場合は「Taeko Yamada」とされている。
所謂「どこにでもいる普通の高校生」で作中でも特徴のない人物と評されているが、アヤノが仮面で正体を隠して犯行に及んでいる場面を目撃すると、仮面を引っぺがして正体を暴く勇敢な一面も。
システム上あらゆる殺害・排除の対象にならないように設定されており、トラップを自動的に回避、特定のイースターエッグすら無効化する無敵超人となっている。
S N A P以外の殺害は想定されておらず、もし殺害できてしまった場合は様々な不具合が生じる。
■インフォちゃん(info-chan)
アヤノに協力する謎多き人物。本名は不明。
生徒に他の生徒のパンツの写真を撮らせそれを外部に売ったりしている。
学校の生徒は誰もその素性を知らないという。
2017年のエイプリルフールではライバルに混じりさらっと男体化していた。
ライバルズ
アヤノと同じく先輩が好きな、アヤノの排除対象。
デモ版ではオサナ・ナジミが先輩に告白するまでの1週間が舞台になっている。
2024年5月1日にアマイ・オダヤカを標的とした2週間目のイベントが追加された。
■オサナ・ナジミ(Osana Najimi)
その名の通り、センパイの幼馴染。ツンデレ。
センパイに文句を言う時もあるが、センパイの為に弁当を作ってくる等可愛い一面も見せる。
彼女を排除した場合、その排除方法によってタイトル画面での彼女の姿が変わる(焼死させれば黒こげ、退学させれば制服が変わる)。
友情排除に成功した場合、次週からはショートヘアーになって登校する。
余談だが、Yandere SimulatorのスピンオフであるKuudere Simulatorには、Tsundere-chanという名前のオサナによく似た少女が出てくる。
■アマイ・オダヤカ(Amai Odayaka)
Cooking Clubの部長。自分の料理を食べて喜んでいるのを見るのが好き。
オサナの排除後、傷心のセンパイの前に現れ、彼女の母が運営するパン屋「おだやかベーカリー」に誘うがそれをインフォちゃんに目撃され、ヤンデレちゃんの次の標的となってしまう。
名前通りの穏やかな性格だが、当人の日記によると無礼な客に腹を立てて食べ物に唾を吐いたことがあるらしい。
競合他社の「Dark Delights(暗い楽しみ)」が街に新しく建ってから実家のパン屋がトラブルに見舞われており、営業妨害をされたと疑っている。
■キザナ・スノブ(Kizana Sunobu)
Drama Clubの部長。女優志望で高飛車。
外見がココナ・ハルカと酷似しており、薔薇が好き等の共通点もあるがキザナは自分に似ている人がいることが気に入らない。
アマイの排除後、傷心のセンパイを見て次の舞台演劇の主役に最適であるとして、強引に主演男優に抜擢した。
■オカ・ルト(Oka Ruto)
Occult Clubの部長。ライバルズの中でも初期から登場している。
旧バージョンではサキュ・バスとインキュ・バスの姉妹を本物のサキュバスと疑って付け回していた。
4週間目まで不登校だが、街では通行人の一人として私服で登場している。
■アス・リート(Asu Rito)
Sports Clubの部長。
ファミリーネームの読み方は「リト」「リート」と2通り読めるがどちらかは不明。
(この記事ではリートと表記)
運動能力に関してはオリンピックの金メダルを取れる程。
■ムジャ・キナ(Muja Kina)
人の治療をするのが好きだが、不器用なところもある。
■ミダ・ラナ(Mida Rana)
アカデミ高校の教師。何十人もの人間(特に10代の男子)から注目されるのが好き。
■オソロ・シデス(Osoro Shidesu)
アカデミ高校に存在する不良のリーダー。学校の生徒達からも恐れられている。
■ハナコ・ヤマダ(Hanako Yamada)
センパイの妹。兄妹というだけあって、センパイとの生活リズムは殆ど同じ。
■メガミ・サイコウ(Megami Saikou)
アカデミ高校の生徒会長でサイコウ社の跡継ぎ。真面目で、遅刻を一切許さない性格。
紹介動画ではファミリーネームがSaikouではなくSaikoとなっているが、Saikouが正しい表記。
とある事情で9週間学校に来ることができず、パソコンを通じて授業と生徒会に参加している。
アヤノの本性を既に知っており、危険視している。
生徒会(Student Council)
生徒会長メガミ・サイコウが選抜した女生徒によって構成されている。構成員はメガミを除いて四神が元ネタとなっている。専用の白い制服を着用。
風紀維持のために校内を巡回しており、目の前で喧嘩が行われていると阻止に入る。また視界が一般の生徒より広く設定されてある。
アヤノが生徒会に問題行動を目撃された場合はガイダンスカウンセラー送りになる。
全員が護身アイテムとして唐辛子スプレーを携行しており、彼女らに犯行を目撃されるとスプレーをかけられ即ゲームオーバーになる。
メンバーが1人でも死んだり行方不明になったりした場合は、メガミによって校内各所に監視カメラと金属探知機が設置される。
こうなると学校全体が一気に警戒ムードになってしまい、不審行動がバレやすくなる。
アヤノが生徒会入りするルートも計画されているが、現時点では未実装。
■クロコ・カメナガ(Kuroko Kamenaga)
生徒会副会長。メガミの前任の生徒会長であり、メガミ不在の間は彼女の代理を務めている。
生真面目な性格。メガミの当選に納得していないという噂がある。
元ネタは四神の玄武
■アカネ・トリヤス(Akane Toriyasu)
生徒会の書記。優しい性格であり、男子から最も人気がある。
様々な文化のお茶について学ぶことが趣味であり、生徒会室のお茶も彼女が淹れていると思われる。
なお実際の性格は冷酷でサディスティック
元ネタは四神の朱雀
■アオイ・リュウゴク(Aoi Ryugoku)
生徒会の風紀担当。ヤンキーのような振る舞いを見せる少女。
隻眼で竜の紋章をあしらった眼帯を付けている。
メガミとはプライベートで付き合いがあるらしく、メンバーの中で唯一自発的に生徒会に入った。
校内の平和を維持するためなら武力行使も辞さない姿勢であり、周囲から恐れられている。
元ネタは四神の青龍
■シロミ・トラヨシ(Shiromi Torayoshi)
生徒会の会計。常に怪しげな笑みを浮かべる謎めいた少女。
とにかく謎に満ちた少女であり、インフォちゃんも彼女の秘密には大金を惜しまない。
ベンガルトラとキスしたことがあるとかないとか
元ネタは四神の白虎
いじめグループ(Bullies)
黒ギャルの5人組。ギャルグループとも呼ばれる。
評判が下がりきった生徒がいるとその生徒に対するいじめを行う。
メンバー全員の性格が「Phone Addict(携帯電話依存症)」に設定されており、死体や犯行を目撃すると即座にスマホで写真を撮影して警察に通報する。
アヤノが写った写真が警察に送られると即ゲームオーバーになってしまう。
■ムスメ・ロンシャク(Musume Ronshaku)
いじめグループのリーダー格。
金融会社の社長の娘で「Ronshaku」とは高利貸しを意味する「loan shark」の捩り。
本名は「Mutsumi Rokuda」らしい。
甘やかされた環境で育った典型的なワガママ娘。
旧バージョンでライバルに宛がわれていたココナ・ハルカと友情和解(および排除)するためのキャラとして実装された。
旧バージョンのココナは借金返済のために援助交際をしており、ムスメを誘拐して父親を脅せば借金を帳消しにできるが、トラウマを植え付けられたムスメは暗い性格になってしまう。
■ココロ・モモイロ(Kokoro Momoiro)
いじめグループの一人だが、実は転校後に高校デビューした元いじめられっ子。
自分がいじめられないためにグループの仲間として振舞っているため、他の4人が排除されると黒ギャルファッションをやめて別人のような姿に変貌する。
その他
■ミドリ・グリン(Midori Gurin)
Yandere Simulator初期から居た謎の多い女の子。
昔は授業中であっても常に屋上におり、ひたすらスマートフォンを弄っていた。
現在はGaming Club所属で、ちゃんと授業も受けている。
スマートフォンをいじっていたこともあり性格は「Phone Addict(携帯電話依存症)」に設定されている。
第四の壁を認識しており、この世界がゲームである事を周囲に訴えているが誰にも信じてもらえず鬱陶しく思われている。
元々は製作者であるYandereDevのゲーム紹介動画内で「ゲーム開発を遅らせる迷惑なファン」の代弁者として登場したちゅるやさんがモデルのキャラクター。ゲームに実装された後も進捗報告動画に度々登場し、非建設的な正論を口にしてはYandereDevに鬱陶しがられている。
YandereDevの動画に出演するたびに殺害されているが平然と再登場し、遂にはクローンという設定まで付与されてしまった。
2017年のハロウィンではYandereDevを操作してミドリの群れから逃げるスピンオフ「Midori Forest」が公開された。
■マイ・ワイフ(Mai Waifu)
Gaming Club所属。男子人気が非常に高い巨乳少女。
アニメや漫画のような美少女キャラを目指しており、11年間髪を切らなかったり、色が変化する特殊なカラコンを入れたりしているのもそのため。
■ココナ・ハルカ(Kokona Haruka)
Yandere Simulator最初期に命名されたキャラクターの一人。
最初はけいおん!の真鍋和にちなんで「Nodo Mana」と名付けられていたが、2012年時の「人気のある日本の女の子の名前リスト」を参照して11位と12位の名前を組み合わせて命名された。
所属クラブは更新のたびにころころ変わっているが、現在はDrama Club所属。
最初期~現バージョンまで何回か髪型が変わっている。
センパイを慕っているが、何故かライバルズに含まれていない。
作中屈指の巨乳であり、制服の改造が必要なレベル。
初期から追加要素の実験台に使われているが、オサナが実装されてからは役割を譲った。
ライバルズのキザナ・スノブの髪型を真似ているという設定。
■ライバル・フメツ(Raibaru Fumetsu)
オサナ・ナジミの親友。
元格闘技クラブの部長にしてコーチを務めており、かつては不敗伝説を打ち立て「Indestructible Rival(不滅のライバル)」と呼ばれた剛腕の持ち主。
本人は格闘技以外の趣味がしたいと内心思っていたものの責任感ゆえに辞められずにいたが、教え子の一人だったブドーに敗れたことで自分がいなくてもクラブは大丈夫だと悟り、ブドーに部長の座を譲って惜しまれつつもクラブを去った。
引退したとはいえその腕前は衰えておらず、アヤノのあらゆる攻撃を瞬時に防御し、彼女の前で暴力的な行動を取ればあっという間に腕を折られてゲームオーバーとなる。
ゲーム的にはオサナのボディガード的な存在で、オサナを殺害するためには常にオサナの傍にいる彼女を直接攻撃以外で排除するか、彼女を何らかの方法で引き離さなくてはならない。
元々はオサナの初期デザインでテスト用のライバルキャラとして用意されていたライバルちゃん(Rival-chan)が原型になっており、彼女のステータスが「Invincible(不滅)」になっていたことが名前の由来。
■ブドー・マスタ(Budo Masuta)
Martial Arts Clubの部長。ブルース・リーをリスペクトしている熱血漢。
アカデミ高校の部長たちの中ではかなり早い段階から登場している。
いじめや非行を許さない勇敢な人物であり、校内で最も人気のある生徒の一人。
当時部長だったライバル・フメツとの対決に勝利し、部長の座を引き継いだ。彼女に恋をしていたと噂されることもあるが、本人は口をつぐんでいる。
■フレッド・ジョンズ(Fureddo Jonzu)
Photography Clubの部長。名前の由来は「スクービー・ドゥー」のフレッド・ジョーンズ。ちなみに彼が所属する写真部員の名前も「スクービー・ドゥー」の登場人物に由来している。
部活動中も基本的には仲間と一緒にだらだら過ごしているだけだが、一度きりの高校生活を無為に送ることを内心後悔しており、何か大きなことを成し遂げる機会を欲している。
元ネタが怪奇事件を解決していく作品のためか性格が「Sleuth(探偵)」に設定されており、事件が起こって校内の雰囲気が悪くなってくると、部員と共に犯人探しに乗り出してくる。
高いカリスマ性を持っており、格闘能力も結構強めである。
■サキュ・バス&インキュ・バス(Sakyu Basu&Inkyu Basu)
常に一緒に行動している仲良し姉妹。ピンク髪の方が妹のインキュで、紫髪の方が姉のサキュ。
本物のサキュバス・吸血鬼であるという噂もあるが、大半の人間は噂を信じていない。
■スパナ・チュル(SupanaChuru)
Occult Clubのメンバーの一人。名前はsupernatural(スーパーナチュラル)の捩り。
ギザギザのツインテールをドクロの髪留めで纏め、右目に医療用眼帯を付けている。
片目が病気だと言い張っているが何の病気か絶対に言わないため、眼帯は飾りだと疑われている。
■ゲンカ・クナヒト(Genka Kunahito)
アカデミ高校のガイダンスカウンセラーであり、生徒指導を担当している。
周囲からの信頼も厚く次期校長と目されているが、校内でのいじめ問題に上手く対応できず結果いじめられっ子達が不良になってしまったことに深い責任を感じている。
彼等の即時退学を主張する校長を説得し、不良グループを更生させるための猶予をもらっている。
アヤノが教師や生徒会に問題行動を目撃された場合は、ゲンカの下に連行され処罰を受けることになる。
この際に素直に謝るか合理的な説明ができれば許してもらえるが、ふざけた返答をしたり問題行動を何度も繰り返したりすれば当然自宅謹慎や退学を命じられることになる。
逆に他生徒の校則違反をでっち上げて密告することも可能であり、生徒の評判を下げたり退学させたりすることで、ライバルズの排除に利用することができる。
80年代モードでは彼女の母親である「マエ・クナヒト」が同じポジションで登場する。
■ホルダ・プレス(Horuda Puresu)
気が弱い根暗な少女。人目を避けて一人で過ごしている。
ムスメ・ロンシャク曰く「オカルト部の連中より不気味」で、話のネタとして興味を持たれている。
評判の値が最も低く、あと一押しでいじめグループの標的にされてしまう。彼女を利用してライバルを排除することも可能。
名前の由来は「プレースホルダー」で、元々はいじめグループが実装された際、ムスメをリーダーに宛がうためファイルの順番を入れ替えた時にバグが発生したため、プログラムの空白を埋めるために用意した仮のキャラクターだった。
その後の更新で問題なく動作したため正式にキャラクターとして実装されたが、その役割はいじめ関連イベントのチュートリアルとも言うべきものであり、いじめの対象を別の生徒にすることもできる。
■スミレ・サイトザキ(Sumire Saitozaki)
3階の女子トイレで写真撮影すると映り込む幽霊。
何かをしてくるわけではないが、常にアヤノを睨み続けている。
元々はトイレの花子さんをモチーフにした名も無き女幽霊(Phantom Girl)だったが、後に設定などが追加修正された。
■魔法少女プリティみゆき
Yandere Simulator世界では大人気の作品らしく、漫画やゲームなどのメディアミックスが行われている他、Gaming ClubやPhotography Clubの部室にポスターとフィギュアが飾られている。
アヤノの自宅でテレビゲーム版プリティみゆきをプレイすることができ(STG)、Gaming Clubの部員達は毎日ARゲームのスマホ版プリティみゆきをプレイしている。
■ファンガール(Fun Girl)
本作において、ゲームのJSONファイルを書き換えた時に登場する謎の少女。
その外見や「退屈な時空空間を彷徨っていた」等の発言から、恐らく元ネタはUNDERTALEに登場するW.D.Gasterであると思われる。
また、YandereSimulatorの公式サイトでも、キャラクターのページでコナミコマンドを打ち込む事でその存在を確認出来る。
ミッションモード
タイトル画面から選べる別モード。
インフォちゃんから指令を受けたアヤノが学校に潜入、様々な条件付きでの暗殺を遂行していく。
アヤノがセンパイに恋をしなかったif世界の物語で、センパイは既に殺害済のため登場しない。
■ネメシス(Nemesis)
アヤノを付け狙う謎の少女。
現状ではアヤノを殺害できる唯一の存在。
その正体は…
https://yanderesimulator.com/manga/nemesis-japanese.html
1980sモード
2021年10月10日に実装された番外編。
アヤノの母親「RyobaAishi」を主人公とした前日譚で、システムと演出も時代を反映したものに変更されている。
自由度が高すぎて完成形を見失いつつある本編の軌道修正も兼ねており、10人のライバルをシナリオに沿って排除していくのが主目的のゲームとなっている。
■リョウバ・アイシ(RyobaAishi)
1980sモードの主人公で、後のアヤノの母。
娘と同様に「Senpai」に恋心を抱き、同じく先輩の事が好きな女子を様々な手段を使って排除しようとする。
■ジョウキチ・ユダセイ(Jokichi Yudasei)
1980sモードにおける「Senpai」で、後のアヤノの父。
「Taro Yamada」と違って外見や性別は固定されている。
多くの女性を引き付ける魅力を持つが、付き合った経験はなく内心では焦っている。
■スミレ・サイトザキ(Sumire Saitozaki)
基本操作などを学ぶチュートリアルに登場する標的。
「Senpai」に片思いをしていた事をリョウバに見抜かれ、作中の時系列における初の犠牲者となった。
その怨念は後の時代になっても殺害現場に留まり続けている。
■ウイ・ツネス(Ui Tunesu)
Witness-chan(目撃者ちゃん)と呼ばれる少女。
チュートリアル内でリョウバがナイフを持っている姿を目撃する。
元々は旧バージョンの紹介動画内でアヤノの犯行を目撃する役回りだった。
本編の生徒からメイドカフェの店員となり、後に1980sモードのキャラとして再実装された。
80sライバルズ
リョウバと同じくSenpaiが好きな、リョウバの排除対象。現代のライバルズとは異なり、部活に所属している人物はいない。
1週間に一人ずつ現れ、段階的に排除・殺害の難易度が上がっていく。
全ライバルを排除後、その内容によって最終評価が下され、最高ランクの「S+」を取れば本編に繋がる正史エンディングを迎えるが、そのためにはそれぞれのライバルに設定された「正史の排除法」に従う必要がある。
週初めのリョウバの独白が「正史の排除法」のヒントになっている。
■カグヤ・ワカイズミ(Kaguya Wakaizumi)
友達を作るのが好きな明るい性格の桃髪の少女。レインボーガールズと呼ばれるグループとおしゃべりしている。
■モエコ・ラクヨナ(Moeko Rakuyona)
男子と過ごす方が性にあうおてんば娘。彼女には秘密の趣味を持っているという噂がある。
■ホナミ・ホドシマ(Honami Hodoshima)
恥ずかしがり屋でほとんどの時間本を読んでいる少女。臆病なため言葉をよく詰まらせる。
■スミコ・タチバナ(Sumiko Tachibana)
アスリート気質な少女。健康的なライフスタイルに熱心に取り組んでいる。
■リツコ・チカナリ(Ritsuko Chikanari)
チカナリ重工のご令嬢で高飛車な少女。まともに授業を受ける気はなくプールで日光浴をして過ごす。
■アイ・ドルヤシ(Ai Doruyashi)
名前の通りアイドル志望の元気な少女。軽音部の助けを借りてほとんどの時間をリハーサルに費やしている。
■テイコ・ナバタサイ(Teiko Nabatasai)
アカデミ高校の首席学生。勤勉な性格でホナミ同様、図書室にいることが多い。
■コマコ・フナコシ(Komako Funakoshi)
アカデミ高校で最も人気がある上品な少女。いわゆる大和撫子であり、彼女は理想的な日本女性の要素を体現している。
■チグサ・ブスジマ(Chigusa Busujima)
多くの雑誌に取り上げられる程に有名なグラビアアイドル。そのためか彼女はアカデミ高校の男子に絶大な人気を持つ。
■ソノコ・サカノウエ(Sonoko Sakanoue)
様々な事件を解決に導いた探偵。アカデミ高校を離れていたが、ある理由で高校に戻ってきた。
その他の設定など
サイコウ社(Saikou Corp)
作中で存在が示唆されている巨大企業。
日本最大の電機メーカーとされ、作中に登場するスマホ、パソコン、ラジカセのような電子機器やカメラ、壁掛け時計、ダンボール箱に至るまで「SAIKOU」のロゴが刻まれている。
作中の主な舞台である『アカデミ高校』も元はサイコウ社の後継者育成のためだけに創立された教育機関で、現生徒会長のメガミ・サイコウは本編時点での後継者候補であり、彼女の命令で設置される金属探知機もやはりサイコウ社製である。
■サイショ・サイコウ(Saisho Saikou)
サイコウ社の創立者で、メガミ・サイコウの父方の祖父に当たる人物。
発明家として様々な電子機器を発明し、自ら創立したサイコウ社を一代で世界有数の大企業にまで成長させた。
人間性を欠いた性格で自分の血族も道具と認識しており、我が子の一人を発明の犠牲にしたことが示唆されている。
元々は太平洋戦争の沖縄戦で徴兵された学徒兵の一員で、戦友を全て失い独り生き残ったことで敵対国家に病的なまでの憎悪を抱き、戦後も欧米の文化に浸食されていく日本を憂いて、大日本帝国の復活を本気で企んでいた。
そのための足掛かりだったはずのサイコウ社の製品が世界中で評価され、皮肉にも「文化的勝利」を達成したことで目標を見失い、自分の死期が近いことを悟って息子に後を譲った。
引退後、本編開始直前に90代で亡くなったとされる。
■イチコ・サイコウ(Ichiko Saikou)
サイショ・サイコウの子供の一人で、メガミ・サイコウの父方の叔母に当たる人物。
サイコウ社の後継者の一人として教育された。
『アカデミ高校』は校舎の場所や形状、制服のデザインに至るまでイチコが好むように設計されているらしい。
しかし、学校では誰からも畏怖され孤独な学園生活を送り、立場を気にせず接してくれたRyobaAishiだけが唯一の友達と思っている。
無事にアカデミを卒業したイチコだが、父親の期待とは裏腹にサイコウ社の相続を拒否。
親子の縁を切って家を飛び出し、世界のどこかに双子の妹がいると確信して旅を続けている。
製作者の炎上について
2023年9月ごろ、開発者であるYandere Devが未成年の女性ファンと卑猥な会話を行っていたことが告発された。
Yandere Devは非を認めて謝罪するが、騒動を受けてAyanoAishiの声優を務めたMichaela Lawsを始めとした多くの協力者がヤンデレシミュレーターの開発からの離脱を表明している。