概要
ステルス(隠密)とあるように、敵に見つからないよう隠れながら目的地に進み、目標を達成することがゲームの目的となる。
敵に見つかっても通常のアクションゲームのように戦闘できるゲームも多く、それで目標を達成してもクリアにはなるが、見つかると周囲から敵が集まり、場合によっては更に援軍も呼ばれるため、大半は厳しい戦いを強いられることになる(一部作品には発見された時点でゲームオーバーになるモードも存在する)。
逆に見つかっていない状態であれば不意打ちで敵を一撃で倒せることも多い。
通常のアクションゲームは敵を多く倒せば高得点になるが、ステルスゲームの場合は逆に敵を倒すと減点になるものも多い(殺さず気絶に留めれば減点されないゲームもある)。
ほとんどのステルスゲームでは一度も敵に見つからず、一人も倒さない所謂「ノーキル・ノーアラート」と呼ばれるプレイスタイルが最高評価を得るための条件となる。
ゲームの技術水準が上がると共にNPCのAIも進化する傾向にあり、落ちている不審物に反応したり、物音が聞こえると確認に行ったり、気絶した仲間を見つけたら起こそうとするなど、現実の人間と同様の反応や行動を取るようになりつつある。
同時に主人公側もわざと物音を立てて敵の動きを誘導するなど、取れる手段が増えている。
もっとも、NPCは人間そのものでは無いため、やはり変な行動を取ることもある。不審な物音が聞こえても侵入者が見つからなければ気のせいで済ませたり、騒動が起きると重要地点をガラ空きにしたり、主人公と交戦しても見失うと警戒を解除したりといったことは最近のゲームでもままあることである。
とはいえ、NPCの動きはプレイヤーが対処できるレベルにしないとゲームとして成り立たなくなるため、ある程度NPCの行動が定型化するのは致し方ないことだろう。
実際ステルスゲームにおけるNPCの賢さはゲームデザイナーが最も頭を悩ませる箇所であり、NPCが馬鹿過ぎるとリアリティを損なうだけでなく、ゲームからやり応えや達成感を奪ってしまう。かと言って逆に賢くし過ぎると理不尽な難易度になり、プレイヤーにただストレスを与えるだけのゲームになってしまう。行動選択の幅広さがステルスゲームの醍醐味である以上、それを損なうようなゲームデザインにしないのは当然のことである。
タイトル一覧
※pixiv内に投稿作品のあるタイトルのみ記載
- アサシンクリードシリーズ
- ウォッチドッグスシリーズ
- Thief
- 忍道シリーズ
- スパイフィクション
- スプリンターセルシリーズ
- Dishonored
- 天誅シリーズ
- 必殺裏稼業
- HITMANシリーズ
- マンハントシリーズ
- メタルギアシリーズ
- 紅忍
- Shadow Tactics