ISISクソコラグランプリ
あいしすくそこらぐらんぷり
2015年にISIS(イスラム国)が邦人2名を人質にした映像を公開したのを機に、「ISIS(イスラム国)を題材にしたコラージュ作品」を対象にtwitter上にて行われていたクソコラグランプリの事。Twitter史上、度の超えた悪ふざけである。
上記のようにISISが邦人2名を拘束した映像を公開。その映像とは砂漠を背景に全身真っ黒の服に身を包んだISIS戦闘員の両隣にオレンジの服を着た人質二名が拘束されているという映像だった。
この戦闘員、及び人質の顔を変えたり、背景を変えた写真を投稿していたのがISISクソコラグランプリである。
- ISIS戦闘員と人質が同じ服を着てビールを持たせる。
- 背景をディズニーランドにする。
- 人質の顔をアニメキャラクターにする等。
この悪ふざけの画像は「#ISISクソコラグランプリ」とハッシュタグをつけられ、拡散され一時期トレンド入りする事態に。また、一部地域のニュースではISISクソコラグランプリの特集が組まれることになった。
また、当時存在していたISISの戦闘員のなかにはSNS(主にTwitter等)をしている者もおり、リプライして戦闘員の反応を面白がっていたことも拍車をかけた。例:日本の皇族の写真を送るなど。※ちなみにTwitter者はISISの戦闘員と思われるアカウントを凍結したりなどして処置した。
この行為は賛否両論(といっても讃頌しているのはクソコラを作り出したバカッターたちだが)となり、「人が死んでいるんだぞ」「コラにされたISISの怒りが向かうかもしれないぞ」などの非難の声が相次いだ。
海外の反応
だが海外では「日本人は特別な方法でISISを非難している」「これは現代版風刺画だ」「脅しを笑いに変えるのは、恐怖を売りにしてきたイスラム国への最も効果的な戦い方だ」など肯定的な意見もあるが、当時の人はそこまで考えていなかったと思われる。
1月24日、人質の一人が殺害され、Twitter民のほとんどがコラの題材にしなくなった。しかし一部の人は#ISISクソコラグランプリの投稿を続けていたが、その1週間後の2月1日に最後の人質が殺害され、不謹慎ここに極まり。クソコラグランプリは終わった。