概要
テレビドラマやCMなどで活躍していた岩井俊二の劇場用長編映画監督第1作である。
恋文から始まる、雪の小樽と神戸を舞台にしたラブストーリー。
第19回日本アカデミー賞にて、作品が優秀作品賞を、秋葉茂を演じた豊川悦司が優秀助演男優賞と話題賞(俳優部門)を、少年時代の藤井樹を演じた柏原崇と、少女時代の藤井樹を演じた酒井美紀が新人俳優賞を、REMEDIOSが優秀音楽賞を受賞した。一人二役を演じた中山美穂は、ブルーリボン賞、報知映画賞、ヨコハマ映画祭、高崎映画祭などで主演女優賞を受賞した。
1999年に韓国と台湾でも公開され人気を博し、韓国では劇中に登場する「お元気ですか?」という台詞が流行語となった。
あらすじ
事故で婚約者の樹を亡くした博子は、国道になってしまったという彼が昔住んでいた住所に届くはずのない手紙を出した。しかしその手紙は、婚約者と同姓同名の女性のもとへ届き、2人の不思議な文通が始まるのだった。
主なキャスト
渡辺博子:中山美穂
藤井樹:中山美穂(二役)
秋葉茂:豊川悦司
藤井晶子:范文雀
藤井剛吉:篠原勝之
藤井精一:鈴木慶一
藤井慎吉:田口トモロヲ
樹(少女時代):酒井美紀
樹(少年時代):柏原崇