概要
アメリカ軍が1985年に9mm弾を使用するベレッタM9が採用された後もアメリカ海兵隊の海兵遠征部隊や武装偵察隊などでは威力を重視し、.45口径のM1911の使用を継続していたが、老朽化もあり、部品交換と改修を行いM45MEU(SOC)として、使用していた。
しかし2000年代後半に入るとM45も経年劣化により更新が求められた。2012年にコルト社のレールガンをベースにしたモデルがM45A1として採用された。
配備先はMEUとMARSOCである。
民間用にはM1070 CQBPという名称で販売されていたが、現在はM45A1 MARINE PISTOLという名称で販売されている。
スライドにはCOLT☆☆☆USMCという刻印がなされていたが、現在は民間用軍用共々COLT☆☆☆M45A1という刻印に改められている。
また、旧刻印の軍用のM45A1が民間に放出される際にはUSMCの刻印の上に×の刻印が彫られる。
2020年のM18の採用により現役の正式拳銃としては外れたものの、順次入れ替えで交代までは時間がかかる事や、個人的に使い続けるものもいた為にしばらくは現役だったが、2023年の6月に完全に置き換えられたことで100年以上続いた海兵隊とM1911の歴史は幕を閉じた。