概要
正式名称は【Naughty Busters】(ノーティーバスターズ)
略称は「ノバス」、「NB」、「ノーバス」など。
山田一郎と波羅夷空却がかつて組んでいたチーム。リーダーは一郎。
一郎のバイト先の金融屋社長がまとめていた、イケブクロの領土を二分する巨大チーム【天国ヘノ階段】の傘下チームの一つとして活動していた。
後に碧棺左馬刻と白膠木簓が組んでいたチーム【Mad Comic Dialogue】に吸収され、新生Mad Comic Dialogueとなった。
出会いから別れまでの経緯
出会い
一郎と空却の出会いはH歴が始まる一年ほど前、二人が15~16歳だった時。
父・灼空に反抗する形で故郷の名古屋を飛び出し、広い世界を回るという名目で東京池袋までやってきた空却は、そこで知り合った地元の不良たちを導こうとする。
だが善行しようと思った彼らが闇金融業者の仕事を邪魔したところ、何者かに返り討ちにされたと言い、怒った空却がその男に会いに行くとそれが一郎であった。
最初は敵同士として相まみえた二人だったが、本気で拳を交わす内にお互いの心身の強さを感じ取っていき、
そして不良たちを上手く導けなかった空却と、弟たちのために望まぬ仕事をする一郎、未熟な者同士共に高め合おうと言って空却の方から一郎を「ダチ」と認めた。
過ごした日々
空却は家族思いの一郎のことをすぐに気に入り、出会って少しで「マブダチ」認定までいっている。
片や一郎の方も空却をダチと認め、彼のお陰で少し息を抜けるようになり、表情が和らぐことが増えた。
一郎の仕事現場に空却も一緒に行ったり、仕事が休みの日には空却に引っ張られて二人で遊んだりも。
空却の昔の友人である(かつ当時の一郎のクラスメイトでもあった)呉屋卯波が絡んだ事件では、仕事の関係上直接犯人を叩きに行くのを諦めていた一郎が、
空却がピンチに陥った際にクビになるのを吞み込んででも助けに入るなど、H歴前の時点で二人の絆は強固なものになっている。
H歴が始まってからチーム結成に至るまではまだ明らかになっていないが、空却の右手首のバンダナはH歴前には無かった(ちなみに一郎の右腕のバンダナは出会いより前から既に巻いていた)ため、何かしらのエピソードがある模様。
チーム結成後は【天国ヘノ階段】ボスの命令を受けてMCD傘下の領土を次々に奪う実力を見せる。
空却曰く相棒の心は見通せるらしく、基本的に一郎の意思を尊重して行動し、勝利をおさめた際は路地裏でコーラの瓶を掲げて乾杯していた。
MCDとのバトルでは沈められても二人で何度も立ち上がり、引き分けるまで持ち込む粘り強さを発揮した。
別れ
新生MCDとして四人でつるむようになってからはトーキョーの半分の領土を手に入れる強豪チームとして活躍するが、
もう半分の領土を手に入れていた【空寂ポッセ】とのバトルを前にして中王区が暗躍。
乱数のクローンが操る真正ヒプノシスマイクにより空却と簓は洗脳されてしまい、それぞれ一郎と左馬刻を憎むように仕向けられて無理やり解散させられた。
この時空却は一郎の「気に入らないところがあるなら言ってくれ」という悲痛な訴えを聞いて「気に入らないところなんか無い」と考え一瞬我に返りかける。
しかし最後は通常より力の入っていない拳を向け、一郎は敢えてそれを避けずに受け入れた。
別れた後、一郎は空却のことを「マブダチだと思っていた」と言い、左馬刻の前で涙を流した。
現在
空却はディビジョンバトルに参加する際「ぶっ飛ばしたい奴がいる」「待ってろよ一郎」と発言している。
ぶっ飛ばしたい奴=一郎なのかは不明だが、洗脳は既に解けているため、もう一度出会いの時のように正面から戦いたいのかもしれない。
しかし第二回DRBで【Bad Ass Temple】が初戦で【麻天狼】に敗れたため、すぐには叶わない状況となってしまった。
会場での再会も未だ描かれていない。
ただ、空却は第一回DRBの決勝会場にいたようで、そこで現在の一郎の姿は見ている。
ゲーム版
ゲームアプリ「Alternative Rap Battle」のイベントシナリオでは現在の二人が互いにどう思っているかが分かる話がある。
また仮想空間においてではあるが再会も原作より先に実現した。
二人ともかつての相棒のことを気にかけており、別れた時の出来事がしこりになっている様子が窺える。
その一方で、特殊な状況下とはいえ“期間限定【Naughty Busters】再結成”として、衰え知らずのコンビネーションが見られる場面も。
舞台版
舞台「Rule the Stage」では空却が明確に一郎へ向けて宣戦布告の言葉を投げる場面がある。
舞台は原作とは別に固有の投票が行われる事があるため、バトルが実現する可能性もある。
余談だが、舞台オリジナルのアカバネディビジョン(North Bastard)とチーム名が微妙に被っている。
楽曲
2022年9月に発売されたコミックス「ヒプノシスマイク -Before The Battle- Dawn of Divisions」第3巻の特典として付属されている。
関連イラスト
過去のチームではあるが、ファンの間では一郎と空却の二人組を指す際に時系列を問わずこのチーム名を使用することもある。