NIKE
1964年に設立されたアメリカのスポーツ用品メーカー。スポーツ用品企業としてはかなり若いが、独創的な技術と高いデザインセンスが盛り込まれた商品展開で人気を博し、世界的な企業に上り詰めた。名前の語源はギリシャ神話の勝利の女神ニケ(Nike)である。
翼をモチーフにしたロゴマークは『スウッシュ』と呼ばれており、NIKEのトレードマークである。
創業者のフィル・ナイトは当初オニツカタイガー(現asics)のシューズの輸入販売から事業を始めたが、オニツカ側に不手際が多かったため不満を持ったフィルは提携を打ち切り、途中から自社シューズの開発に乗り出した。
その後開発されたエア・フォース1、エア・ジョーダン、エア・マックスシリーズは瞬く間に一大人気ブランドとなり、NIKEは世界に名だたるスニーカーメーカーにのし上がった。日本でもスニーカーブームを巻き起こし、エア・マックスに至っては人気のあまり所有者が襲われて強奪される「エア・マックス狩り」という現象まで引き起こす始末であった。
スニーカーを主軸に衣服・各種スポーツ用品のデザイン提案などを幅広く手がけているが、NIKEには自社工場がなく、商品の生産は全て外部工場に委託している珍しい形態を取っている。
現地生産による商品の安定供給を可能にしたものの、NIKEの監督不行き届きによって労働条件が最低限も満たされていない劣悪な工場が散見されたことで批判を受けている。
スニーカーの商品戦略の特徴として、有名アーティストやスポーツ選手とコラボして開発した限定商品が挙げられる。これは生産数を限定することで小売店の不良在庫数を抑え、尚且つ多彩なスニーカーデザインを世に送り出せるメリットがあるのだが、同時に人気が出すぎて本国アメリカでは様々な社会問題を引き起こしている。
アメリカ文化に多大な影響力を見せている会社であり、ストリートファッションやスニーカーブランドを語る上で外せない存在である。
関連タグ
グランツーリスモ:グランツーリスモ4でコラボを行い、NIKEがデザインしたコンセプトカー「ナイキOne」が登場した。ビジョングランツーリスモでも登場が予定されている。
女神異聞録ペルソナ:登場人物の桐島英理子の初期ペルソナが元が同じ、ニケー。
また、ニケーを召喚するための必須アイテムがNIKEのスローガン『just do it.』のカタカナ表記『ジャストドゥイット』である。
勝利の女神:NIKKE:英語部分の読みが「ニケ」なのだが、諸事情でタイトルは「NIKKE」となっている。