概要
PP-19 Bizonとは、AK-47の開発者(ミハイル・カラシニコフ)や、SVDの開発者の息子らが共同で1993年に開発され、1996年に製造された短機関銃。
名称の「Bizon」とはロシア語で野牛を意味する。カタカナ読みはバイゾン又はビゾン。
特徴はなんと言おうとも水鉄砲の水タンクのような円筒形のマガジンである。
この細長い「スパイラルマガジン」の内部には銃弾がらせん状に納まっており、大量に弾丸を装填できる。
おなじみのAK系をベースに開発されており、マガジンを取り外した姿は当たり前だがよく似ている、だがマガジンがインパクトありすぎて他の部分が印象に残りにくい。
最大の特徴とも言えるこのスパイラルマガジンだが、給弾不良が多いせいで信頼性は低く、未だ改良が重ねられている箇所であり、後にバナナマガジンの9×19mm弾仕様のバリエーションが登場している。
見た目にインパクトがある為、様々なメディア作品に登場しており特に『CoD:MW3』※のプレイヤーからはスパイラルマガジンの形状が水鉄砲のタンクに似ていることから「水鉄砲」という愛称がある。
※厳密に言うと、CoD:MW3で登場するのはPP-90M1というbizonに似ているが、細部や開発元が異なる別の短機関銃。
性能
口径 | 7.62×25mmトカレフ弾、9×18mmマカロフ弾、9mm×19mmパラベラム弾、.380ACP弾 |
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銃身長 | 240mm |
弾数(スパイラル マガジン) | 64発 |
弾数(9mmパラベラム仕様スパイラルマガジン) | 53発 |
動作方式 | シンプル・ブローバック方式 |
クローズド・ボルト撃発 | |
サイズ | 660/425mm |
重量 | 2.1kg |
発射速度 | 650~700発/分 |