Ruby Game Scripting Systemの略称。このスクリプトシステムはRPGツクールXP,VX,VXAceの3種類に採用されている。
RPGツクールXPでRGSS1、RPGツクールVXでRGSS2、RPGツクールVXAceでRGSS3とバージョンが異なっている為、基本は同じではあるが定義されているクラスやモジュールなどは異なるためそれぞれの間に互換性は全くない。
RubyのバージョンとしてはRGSS2までが1.8.3でRGSS3は1.9.2。
Rubyと書いてある通りオブジェクト指向言語のRubyをベースとし、ゲーム作成に特化したモジュールやクラスなどがツクール向けへと独自に定義されている。一方で添付ライブラリは一部を除くとほとんど採用されていない。
これを編集することでエディターでは編集できない事などを独自に書き換えることが出来、Rubyスクリプトを扱う技術さえあればかなりオリジナリティの強い作品を作る事も可能になった。一方で下手に利用してしまうとバグを生み出す危険性も孕んでおり上級者向け(MV以降も同様)となっている。
なお、2015年に発売されたRPGツクールMV以降には搭載されず、JavaScriptに変更され、こちらでは更に通常のスクリプトシステムに加えJavaScriptを使った拡張用のプラグインの導入ができるようになりそれなりに作れるゲーム作品の幅が広がったと言える。こちらの方も相変わらずの上級者向けである。ツクールMV以降のJavaScriptについては上記タグを参照のこと。その他、スクリプトの移植に使えるコンバーターもある。