WOLF'SRAIN
うるふずれいん
『WOLF'S RAIN』とは、ボンズ制作のオリジナルアニメーション作品。
2003年1月から同年7月までフジテレビ系列で放送された。
TVシリーズ最終話にあたる26話ではストーリーが完結せずに放送が終了したが、2004年1月、2月にOVAとして27～30話が公開された。全30話。
寒冷化が進み荒廃した世界。
人々の間で200年以上前に絶滅したと言われている狼。しかし狼は、その姿を時折人間に変えて、人の眼を惑わせながら人に紛れて暮し密かに生き伸びていた。
“楽園”へと導くという“月の花”の匂いを探し求めてドーム都市に来たキバ。
ドーム都市で窃盗団のリーダーになって生活しているツメ。
街に溶け込み飄々と暮らすヒゲ。
人間に飼われていたトオボエ。
キバ,ツメ, ヒゲ,トオボエ4匹の狼の若者が様々な理由で出会い仲間となり, 共にどこにあるとも知れない狼だけに許された世界“楽園”を目指し、狼4匹の過酷な旅が始まる
本作の主人公。白い狼で、人間の姿は黒髪の青年の姿になる。
今まで群れをなさずひとり“楽園”へと導くという“月の花”の匂いを追い求めていた。
胸に傷のある灰色狼で、人間の姿は灰色髪の青年。
街で貴族の物資を狙う窃盗団のリーダーだったが仲間の死や元仲間の裏切りに遭ったのをきっかけに、ドームを出て楽園を目指す旅に加わる。トオボエに対してかつて助けられなかった仲間の少年と重ね合わせているのか気に掛ける。
首輪をしているこげ茶色の体毛をしている狼。人間の姿は茶髪の青年。
街に溶け込み飄々と暮らしていた所キバに出会い、面白そうだからという理由で楽園を目指す旅に加わる。
右前足に腕輪を嵌めている茶色の狼。人間の姿は右腕に腕輪を嵌めている茶髪の少年。
4匹の狼のなかでも一番幼く弱気で怖がり。ずっと人間に飼われていたが飼い主が死に困っていたところ、初めて自分以外の狼であるツメ達に出会い楽園を目指す旅に加わる。
花の少女。桃色の髪と深紅の瞳が特徴的。一人称は「これ」。
貴族よって月の花から生み出した人工的に創りだされた人間。月の花の香りは楽園の在り処を示すという。狼を特別に惹き付ける力がある。
人の姿をしているが花なので、食事は必要なく、水と日光が必要でそれらを十分に浴びないと枯れそうになる。
- ハブ・リボウスキー（CV：宮本充）
- 刑事。クエントを捕まえた事から徐々に狼を取り巻く謎に巻き込まれていく。シェールの元夫、シェールとはまだ気があるためか度々連絡をとっている。
- シェール・ドゥグレ（CV：幸田夏穂）
- 貴族直属の研究機関のチェザの研究をしていた女性科学者。チェザの研究にのめり込むうちに狼を取り巻く謎に巻き込まれていく。ハブの元妻。
- クエント・ヤイデン（CV：石塚運昇）
- 元保安官の男性。家族を狼に惨殺されたと思い込み、復讐のために全ての狼の抹殺を目的として放浪している。
- ブルー（CV：浅野まゆみ）
- クエントと共に狼抹殺の旅をしている雌の猟犬。
- ダルシア三世（CV：黒田崇矢）
- 没落した貴族の男性。外見年齢は20代。チェザについて熟知している。本作では重要度の高いキャラクター。
原作 - BONES・信本敬子
監督 - 岡村天斎
キャラクターデザイン - 川元利浩
美術デザイン - 岡田有章、武半慎吾
メカニカルデザイン - 荒牧伸志
美術監督 - 森川篤
色彩設計 - 水田信子
撮影監督 - 荒川浩介
音響監督 - 若林和弘
音楽 - 菅野よう子
プロデューサー - 南雅彦、高梨実、春名剛生
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