概要
XCRとはロビンソンアーマメント社が製造しているアサルトライフル/バトルライフル。
USSOCOMが行ったSOFコンバットアサルトライフルのトライアル、通称SCARにてFN社のFN SCARと競合するも、パーツの調達が遅れた為にトライアルから脱落したという経緯を持つ。
その後は軍用ではなく民間用に販売され、採用もごく一部のPMC程度に留まっている。
動作方式にはAKと同じロングストロークガスピストン方式を採用している。
枯れた技術を使ったARが基のロングストロークガスピストン、というのはK2自動小銃等にも通ずる。
セレクターは通常のM4等とは違い、90度ではなく45度で切り替わるタイプのセレクターである。
また、オプションとしてストックをM4系列のストックに変更するアダプターやACRのものに換装するものも製造されている。
弾薬に関しても5.56×45mmNATO弾、.300AACBlackout弾、6.8mmレミントンSPC弾、7.62×39mm弾を使用可能なバリエーションが存在する。
が、初期モデルにはジャムが多かったことや、その修理や新規の注文を先延ばしにしたりといった行為が原因で悪評まみれであり、現在では品質は改善されているが巻き返すことはできていない。
また、折り畳みのFASTストックも評判が悪く、ユーザーによっては「この銃で一番の欠点」とも評される。
一応、ガンマニアが広く分布しているアメリカではあるため、それなりに売れてはいるようで現在でも本銃の生産は継続されている。