キロ47形7000番台「etSETOra」
広島県の大型観光キャンペーン「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」に合わせ、2020年より運行開始したJR西日本の観光列車。
瀬戸内マリンビューで運用されていた編成を再改造し運行することが2019年7月17日に発表され、10月16日に列車名「etSETOra」が決定、2020年7月10日に運行の概要やロゴマークが決定した。列車名の「etSETOra」は、ラテン語で「その他、いろいろ」の意味を持つ「エトセトラ」、また、広島弁で「たくさん」の意味を持つ「えっと」、さらに「瀬戸内」の魅力を感じる列車であることから名づけられた
呉線系統の快速列車として広島駅~尾道駅間を走る。広島駅~海田市駅及び三原駅~尾道駅の区間は山陽本線の線路を走行。
運行当初は往路は広島駅 - 尾道駅間を呉線経由で運転し、復路は尾道駅 - 宮島口駅間を山陽本線経由で運転していたが2021年10月2日より復路の運行ルートを山陽本線経由から呉線経由に変更し、往路・復路ともに広島駅 - 尾道駅間を呉線経由での運転となった。
車両・デザイン
使用車両はキハ47形改造車の2両編成。全車グリーン車指定席。
「瀬戸内マリンビュー」用車両を再改造したもので、 外装は、瀬戸内海の「青」と、海岸線から見える波の「白」をイメージしている。車内のモケットは、1号車が厳島の紅葉をイメージした赤、2号車が瀬戸内の山の新緑をイメージした緑で表している。
内装は、沿線の瀬戸内海の海岸美に配慮し窓枠を大型化したほか、海側に向いた座席が配置されている。再改造に当たっては、座席に関してはほぼ無改造だった2号車も対面式の大型テーブル付きボックスシートおよび海側に向いたカウンター席が整備された。