概要
ボディペイントのうち、動物の体毛を模したペイントメイクをし、獣耳や尻尾等のアプライアンス(パーツ)を身につけてケモノ(furry)になりきることを指す。
「特殊メイクによる動物メイク」と隣接した分野であり、関連性も高い。只 Paintfur はアプライアンス等のアタッチメント(マズルのパーツ等)を積極的に用いず、ペイイントによる手法を主としている。その為フェイスペイントやメッシー分野と複合することもある。
パーツは簡略化している傾向にもあり、耳はカチューシャが多いが、尻尾は尾骶骨に貼り付けたり穴に挿したりする。
着衣状態の作品もあるが、全身にメイクしてこそ Paintfur であるという認識の為に全裸であることも多く、他全裸であれば穴に尻尾を挿しているシーンも見えることからR-18作品も多い。
歴史
Paintfur という用語は少なくとも2016年以降に出現した。
イラストレーターである井上くと氏が使い始めたと推察され、氏のホームページのイラスト集内にて Paintfur としてカテゴライズされたページが存在する。
そもそも現実創作問わずボディペイントによって動物のメイクを施すという概念は以前にも存在したが、明確な名前が有るわけではなく、世間一般的に動物ボディペイントとして認識されていた。
この「動物ボディペイント」に対してイラストからのアプローチによる研究が行われ、賛同する者によるイラストが出現し始めたのも2017年頃からであった。
その後も pixiv 内では、動物ボディペイントのイラストも増え続け、そのときに井上くと氏のホームページ内に使われていた語である Paintfur によって2021年頃よりタグ付けが行われたと推測される。陰りを見せること無く、流行に左右される一過性のトレンドではなく、広く認識された文化として追認する動きが確認され、2023年1月に本記事の初版作成がされた。
しかし Paintfur の用語は2023年1月現在少なくとも日本国内のみで通用する概念であり、今後の発展が期待される分野である。
別名・表記ゆれ
Paintfur:頭文字を大文字で表記されたタグが多く、殆どの作品はこのタグが附されている。