概要
コミックス累計発行部数1000万部超の大人気格闘漫画タフ・シリーズ第3作『龍を継ぐ男』の登場人物。
筋骨隆々な謎の男であり、上半身裸でグロテスクなゾンビ覆面を被った悪役レスラーのような見た目をしている。
主人公・長岡龍星に移植されたガルシアの心臓に5000万ドルもの懸賞金をかけた龍星争奪戦「ドラゴン・ラッシュ」の開幕を告げるメールを野蛮人達に送った。
「キャプテン・マッスル」の名に恥じない自信に満ちたパフォーマンス、説明の際にいちいちボディビルみたいなポーズをとる(このポージングは作者の過去作のコピペと推測されている)、ドラゴン・ラッシュ告知の方法がスパム・メール、YouTubeの広告みたいな言い回し、そしてこんな胡散臭い告知を真に受けて続々と来日する野蛮人ども…と、たった数ページで怒涛の猿展開を繰り広げ、マネモブの腹筋を破壊した。
その後は順当に猿空間送りにされた…と思いきやまさかの再登場。
野蛮人たちが成果を上げないことに痺れを切らし、「徒手空拳」のルールが撤回されたことを伝えるための動画を追加配信。禁断のキャプマス語録二度打ちでマネモブの心をわしづかみにした。
語録
一度目の演説
私はキャプテン・マッスル
このメールを見てる君は選ばれし者
5000万ドルを掴むチャンスを与えられた強き者
単刀直入に言おう 日本にいるある青年をぶちのめしてほしい
名は龍星 隻眼のファイターで"突然変異の心臓"を持つ青年だ
もちろんめちゃくちゃ強い
しかもこの戦いには絶対守らなければならない条件がある
龍星を倒すには徒手空拳でなければならない
銃や刃物などの武器は使用禁止
なぜなら万が一にも"心臓"を傷つけてはならないからだ
何よりも"心臓"が大事なんだ
ぶっちゃけこのガキの命なんてどうでもいいんだ
"心臓"さえ生きていればなぁ
さぁ腕に自信のある者は今すぐ日本へ行け
龍星を失神KOさせろ
急げっ 乗り遅れるな 5000万ドルを掴むんだ
"ドラゴン・ラッシュ"だ
二度目の演説
俺はキャプテン・マッスルだあっ
まだ龍星を倒してないなんてお前たちには失望したよ
5000万ドルを当たり前のことやってて手に入ると思うなよ
せめて命ぐらいかけてくれよ
そんな根性の欠片も無い君たちにいい知らせがある
"徒手空拳"というルールは撤回された
銃や刃物など凶器の使用 爆薬・毒物・罠…とにかくなんでもありだ
心臓さえ無傷なら手段は選ばない
ただし闘う時は必ず一報を入れろ
死神医療班の"奪命車"が現場へ急行するからな
その他
悪魔王子は無理です
すべて見抜かれる 見透かされる
あいつは悪魔ですから
関連タグ
正体
彼の正体はロシアの武器商人マフマドベコフの部下・メルニチェンコ。だが実は悪魔王子の配下でもある。
鬼龍がゴリラに喧嘩を売って遊び道具にされボコボコにされるという超展開を尻目に、マフマドベコフの浴室を訪れたキャプテン・マッスル。
マフマドベコフから「用が済んだら悪魔王子を始末し、彼の心臓を奪う」という計画を打診されるが、キャプテン・マッスルはこれを拒否。マフマドベコフの両目に指を突っ込み、彼を殺害。
覆面を脱ぎ捨て、メルニチェンコに戻ることを宣言した。
悪魔王子から幻魔(彼の場合、左目周辺がジェンガのようにくり貫かれたイメージ)を植え付けられており、幻魔を取り除いてもらうことを条件に悪魔王子に従っていた。
なおその際、幻魔によって精神崩壊しそうだと悪魔王子に訴えたところ、覆面を渡され「今日からお前はキャプテン・マッスルだ」と言われたことから、あの覆面を被りキャプテン・マッスルを名乗るに至ったことが判明した。
覆面を被っただけで幻魔の効果が和らぐというのも妙な設定であるが、現実にもサングラスで視線を隠すことであがり症を緩和していた人物がいる他、覆面を被ることで精神が落ち着くキャラは他作品にも登場しているので、そちらから着想を得たのかもしれない。