概要
獅子の頭をした人の姿をしており、その頭部には睡蓮の花と羽毛、そして豊穣を象徴するナメトで作られた飾りを付けているとされる。
その名は“睡蓮(ロータス)”を意味するとされ、神話によれば原初の神ヌンから立ち上がり花咲いた花の中にいたタマオコシコガネが姿を変えたものこそがネフェルトゥムだという。ちなみに睡蓮はその花の中に太陽を生み出したともいわれている。
なおネフェルトゥムは元々下エジプトではよく知られた神であったといわれ、それによればプタハとセクメトの息子で、サンフェス三神の一柱であり、母セクメトがラーに敵対する者を打倒す役目を担い、ネフェルトゥムは母の役目の一部を分担してラーの鼻孔を監視しているとされていたといわれている。