概要
被子植物スイレン目スイレン科スイレン属の植物の総称。水面上に花や葉をつける。
英語名はwater lily、またはlotus(ロータス、蓮と同じ)とされることもある。熱帯から温帯に広く分布し、日本にはヒツジグサが自生する。野生種の他、栽培品種も多い。水底に根を張り、そこから葉や花を出す。葉は切れ込みのある円形で、水面に浮く。花はたくさんの花びらがあり、水面のすぐ上に咲くが、エジプトスイレンの仲間(ブルーロータス、アカバナスイレンなど)は水面から花茎が突出する。花の色は白、ピンク、赤、青など様々。
名前に「蓮」が入るが、ヤマモガシ目ハス科に属するハスとは全く別の系統である。ハスとは形態がよく似ているがこれは収斂進化によるもの。