概要
ビッグファイア博士が、鉄人への復讐のためファイア2世の後継に開発したロボット。鳥メカがなくなり接近戦に特化したロボットとなった。
また、高度な知能回路を備え、学習機能も有しているが、しっかりと教え込まないと誤った判断で行動してしまう危険性もあり、実際ライバル社の工場を襲撃させた際に「工場を破壊する」と教えたまま、知能回路のリセットを怠ったことで、自社工場を破壊しかけるという事態を引き起こした。
このことが、知能回路の特性を見抜いた正太郎の、ファイア博士への疑いをさらに深めることとなった。
2世と同様に本来は売り込み用の土建ロボとして開発されたものの、前述の通り、ライバル社の工場を破壊する等の犯罪行為に使用された。この時スケルトン状態で工場を襲撃し、事後に外装を装着することで捜査陣へのカモフラージュも行われた。
そこで正太郎達はファイア3世の外装を剥がそうと鉄人と対決させるが、鉄人の動きを学習したファイア3世に苦戦し鉄人は右腕をもがれてしまう。なんとか頭と右腕の外装を剥がすことに成功したものの、ファイア3世の催眠ガスによって正太郎達は気を失い、その隙にファイア博士は3世をどこかに隠してしまった。
その後は投獄されたファイア博士が、靴に隠しておいた超小型操縦器でファイア3世を呼び寄せ、刑務所の前で鉄人との最後の戦いが始まった。ファイア3世は鉄骨を武器に鉄人を牽制するが、がれきに潰されかけたファイア博士の言葉にファイア3世が反応し一瞬動きが止まってしまう。その隙に鉄人が鉄骨を奪い、熱線で先が溶けた鉄骨をファイア3世の頭に突き刺し、ファイア3世は断末魔をあげて内部から破裂し完全に破壊された。このシーンは「鉄人28号」の中でもやけに生々しい描写である。
繰り返し言うが、ファイア3世は土建専門の商業用ロボットである。なぜここまでの戦闘力を持っているのかは不明であるが、催眠ガスを使用したということを考えると暴徒鎮圧用や警備用ロボットとして販路を広げることを視野に入れていたのであれば一応納得はできる。
2004年版
外装を剥がされたファイア2世に急遽新たな外装を装着したロボット。
ブラックオックス軍団に捕らえられた鉄人の胸部をこじ開け、動力源の太陽爆弾を露見させた。
その後、元祖ブラックオックスとの戦いに勝利。
村雨健次が操る鉄人とも交戦するが、鉄骨を胸に刺され敗北した。
PS2版
ビッグファイア博士がX団のために開発したロボットとして登場。
優れたパワーと耐久力で、非常に強力なロボ。特に最終兵器の破壊光弾は、辺り一帯を焼き尽くし、敵操縦者を亡き者にする凶悪な技。