人物説明（ネタバレ含みます）
CV:水樹奈々
ムシウタbugのヒロイン。親友であった花城摩理の"虫"である銀色のモルフォチョウを携えている。ホルス聖城学園中等部に通っている。
容姿は黒髪のポニーテールに大きな目をしており、整った顔をしている。身長、体重は標準的である。胸が小さいことを気にしており、その話題の度に大助に暴力を振るう（一部例外あり）。
良家の生まれで、護身用に様々な武術の訓練を受けている。そのため、身体能力は一般的な女子中学生にしてはかなり高い。
かなりのお人好しで、困っている人がいればすぐに助けに行く。
ムシウタbug
花城摩理が亡くなった後、彼女の"虫"であるモルフォチョウを託された事で「"虫"とは何なのか」という疑問を抱いていた。
そんな中、ホルス聖城学園で起こった事件を調査しに来ていた薬屋大助と出会う。
その事件の犯人との戦いにより、モルフォチョウの力――銀色の槍を扱うようになる。虫憑きでないにもかかわらず"虫"を従える、ましてや他人の"虫"を扱うというのは前例のないことであった。そのため、大助は亜梨子の家に居候し、亜梨子を観察することになる。
「"虫"とは何なのか」という疑問を抱きながら、花城摩理のことを考え、探していくうちに様々な虫憑きに出会う。インディーズバンド"クロールライヴ"のボーカル夜森寧子、戦闘狂の霞王こと御嶽アンネリーゼ、愛のために戦う伊砂姫子、"虫"の過去を見ることのできる狗狸坂香魚遊、元特環でむしばねに所属しているアキ、戦うことが嫌いな"まいまい"、特別環境保全事務局中央本部長である一玖皇嵩、虫憑きを助けるために戦うむしばねのリーダーリナ、そして炎の魔人世果埜春祈代……。
彼らと出会い、戦い、接していくうちに亜梨子は一般人が嫌う虫憑きのことが好きになっていく。そして、これから先戦い敗れていく虫憑きがなくなるようにと、始まりの三匹を倒そうと決意する。そのため、リナ・ハルキヨ・大助――全虫憑きの中でも最強といっても過言ではない3人を集め、始まりの三匹を倒す戦いを起こそうと画策する。また、その中で花城摩理の人格が現れ、亜梨子は"答え合わせ"をすることを摩理と約束。
ペルセウス座流星群を見るために、赤瀬川七那のプライベートビーチへと赴いた亜梨子と大助、そして友人の恵那と多賀子。一方で亜梨子と大助はこの場所を決戦の地と定め、準備を始めていた。大喰いをおびき寄せるために恵那の夢をより大きくさせ、おびき寄せる事に成功する。そして呼び寄せた大喰いとの戦いが始まった。そして、亜梨子と摩理の答え合わせも始まる。
自身が虫憑きにした、分離型の虫憑きの能力全てを使える大喰いを前に、大助、ハルキヨ、アキたちむしばねの精鋭は劣勢に陥る。さらには特環本部長一玖皇嵩までが現れ、大喰い側についた。
闘いの最中での摩理との答え合わせの結果、摩理は消えることを選択する。その際、亜梨子は摩理が自分に成り替わる事を選択すると思っており、摩理が消えたことにより戦意を完全に喪失してしまう。
大喰いの能力により、自分たちの"虫"が相手になり苦戦していたアキたちは、自分たちの"虫"を殺す事で、敵の戦力を削っていく。香魚遊、姫子は倒れ、霞王と寧子は昏倒寸前、大助とハルキヨも立っていることがやっとな状態。そんな中、大喰いは亜梨子に夢を問い亜梨子は「虫憑きを助けたい」と夢を答えた。
夢を答え、虫憑きになった亜梨子の"虫"は摩理と同じモルフォチョウであった。一時的に暴走し、モルフォチョウは亜梨子の夢を喰らって、一気に成虫化しようとする。その時の強さは恐ろしく、信じられないほどの力を秘めていた。それに対し、大助は決死の行動によってに亜梨子を正気に戻し、一玖皇嵩と対峙する中で摩理は世界を変えうる力を持っていたこと、そしてその力は今、亜梨子の手にあることを告げる。
一方、暴走する一玖皇嵩の"虫"は世界をも崩壊させてしまう禁じられた力を発揮しつつあった。亜梨子は「今、私たちはこの世界にいるべきではない」といい、一玖皇嵩の"虫"を亜梨子自身とともに眠りにつくことに決める。
そして亜梨子は大助とハルキヨに「死んではいけない」と言い残し、自らと一玖の"虫"を銀色の繭のなかに封じ込め、永い眠りにつかせた。
現在その繭は中央本部の奥深くにあり、目覚めの時を待ち続けている。
ムシウタ
ムシウタ本編では、「眠り姫」や「アイツ」などと呼ばれ、その存在が仄めかされている。
12巻では「作戦2」としてハルキヨが銀色の繭を探し、発見したのちに亜梨子を目覚めさせる事に成功するが、亜梨子は暴走状態に陥っており、圧倒的な力によってハルキヨは為すすベもなく敗北した。（12巻上現在）。
