君の名は。AnotherSide:Earthbound
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きみのなはあなざーさいどあーすばうんど
アニメ映画『君の名は。』の外伝小説。
おまえはいったい、どういうやつなんだ?
~三葉を取り巻く人々の心理を繊細に描く、スニーカー文庫だけの特別版~
アニメ映画『君の名は。』の外伝小説。
第一話~第四話の4話から構成されるオムニバス形式。
映画や原作小説では描かれなかった(描き切れなかった)それぞれの立場・視点・行動が描かれている。
特に本編でほとんど描かれていない宮水姉妹の父・俊樹を主人公とした第4話は、彼と妻となる二葉との出会いから今日までについて描かれており、彼がなぜ最終的にそのような決断をするに至ったかに"結び"つく必見の内容になっている。
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すべて見る- もしも君の名は。外伝 短編集
超短編 ぶっ翔んだ埼玉
大変長らくお待たせいたしました。 本作は7月7日の七夕で、この日を誕生日とする登場人物、野口由美子と白鳥麗華の誕生日記念の超短編小説になります。 舞台は、埼玉県さいたま市大宮近郊です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 白鳥麗華「ん? ここは……Sygnusシリーズとはまた、違う場所みたいだな?」 野口由美子「あれ? ここ、どこ? それにあんた誰?」 白鳥麗華「って、おいおい。 誰かと思ったら真奈美さんと野口先輩の所の由美子ちゃんじゃねぇか。 白鳥だよ、白鳥麗華。 君のお袋さん・平田真奈美の友人で大学の先輩と後輩の関係だよ」 野口由美子「……あ、思い出した。 父さんの言っていた、チーム・シグナスのキャプテン、だったっけ? それにしても、よくあんなことをやって、正井孝典や山岡一やレオン・パークスをおびき出そうとしたね。 普通に犯罪だし、捕まったら間違いなく死刑だよ?」 白鳥麗華「解っているよ。 けどよ、相手は法律で裁けない悪党や国家と共に動く支配者階級の人間で、あたしの親父だけじゃなく、あたしや武や二葉、更には君の親父さんとお袋さんまで殺されかけたんだ。 何もせずに放っておいたら、今頃仲良く各個撃破されていて、君さえも生まれなかったんだぜ? まぁ、口で言っても到底、信じられないだろ? こんな内容」 野口由美子「うん、全然信じられない。 けど、母さんも言っていた。 レオン・パークスが母さんと会う前から、山岡一と通じていて……利用されただけでなく、本当に暗殺しようと銃撃やテロリストまで送り込んできたって。 父さんともその時に会ったり、母さんが銃撃されそうになった所を父さんが庇ったりしたって」 白鳥麗華「ああ、そうさ……色々あったんだよ、君が生まれるまでに」 野口由美子「ところで話は変わるけれど、今回は何のお話なの?」 白鳥麗華「ああ、それか。 今回は、筆者さんがあたしと由美子ちゃんの誕生日を記念して、埼玉県さいたま市大宮を舞台に由美子ちゃんが登場する超短編小説を書いたそうだ。 あたしは出てないけどな……」 野口由美子「麗華さん、自分を卑下しなくていいと思うよ。 それに、Sygnusシリーズで父さんと母さんとの出会いがあった事や、麗華さんの戦いがこれからも投稿されていくこともあるから、気長に待っていても損はないと思う。 それに、麗華さんの旦那さんだって出て来るんじゃないの?」 白鳥麗華「……まぁな。 さて、筆者。 あたしもそうだが、オリジナルのあたしから伝言だ。 『もう1人のあたしの親父との蟠りや家族関係を修復させてくれた上に、あの”どうしようもないくそ親父”にもう1人の私が面と向かって言う機会を作ってくれて本当にありがとう。 一方で、あたしと旦那との出会いを早めるのは結構だが、お互いの言い合いを服部亮次と遠山優子に揶揄われるシーンを作るのは勘弁してくれ。 そして、第1幕の第1部が終わったんだから、とっとと第1幕の第2部を終わらせて、旦那との出会いのシーンを書きやがれ!』だってさ。」 野口由美子「筆者さん、私からもだけれど、オリジナルの私からも伝言があるよ。 『私の母さんの命の危機や孤立を何度も助けてくれた事と、オリジナルよりも早くに父さんと会う機会を書いてくれたこと、母さんが父さんに恋をするきっかけを作ってくれたこと、母さんがピアノを特技にするきっかけを作ってくれた事、そして”自分のやりたいようにやってみろ”と言ってくれて本当にありがとう。』だって。 それと、もしも君の名は。の本編に登場する機会を作ってくれてありがとう。」 白鳥麗華「ん? もしも君の名は。に本当に出るのか、由美子ちゃん?」 野口由美子「うん。 貴史君たちから呼ばれた。 有希や夏樹の言う”お兄様”が東京で見つかったって言っていた。 けど怪しい事も言っていたかな……? ”有希や夏樹の言う”お兄様”が居なかったら、全員が世代を超えて延々と怨念によって苦しむ事になるかもしれないって”。 どういう事だろ?」 白鳥麗華「そりゃあ、そこに行って自分の目で確かめてみるしかないだろ? 君の母さんの恩人である、あの教授の子供達だぜ? 嘘はつかないのは確かだ。 けど、いきなり攻撃するなよ? いきなり人生ゲームオーバーになるかもしれないからな? まずは東京まで行って、話を聞いてみな」 野口由美子「うん、そうする。 麗華さん、そろそろ始めよう」 白鳥麗華「ああ、そうだな。 派手に行こうぜ!」 白鳥麗華と野口由美子「「もしも君の名は。外伝 超短編 ぶっ翔んだ埼玉! 今日も埼玉県が、ぶっ翔んでいます!!!!!」」 登場人物たち「「「「「白鳥麗華さん! 野口由美子ちゃん! この度は、誕生日おめでとう!!!!!」」」」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 追記1:誤字脱字と年齢設定に誤りがあったので、加筆修正しました。 追記2:キャプションを加筆修正しました。 追記3:誤字脱字があったので、加筆修正しました。15,190文字pixiv小説作品 - Sygnus!シリーズ
第5話 北斗の荒熊と砂丘の虎
皆さん、大変長らくお待たせいたしました。 君の名は。二次創作の“もしも君の名は。~時を越えた二人”の外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~の第5話となります。 現在連載中の”~時を越えた二人”で1990年から1993年の間に起きた、もう1人の宮水二葉とその相手・桜井武が、本来の歴史であれば出会うはずのなかった白鳥麗華とその腐れ縁達や白鳥ゼミ生たちと、正井孝典とその一派やテロリストたち、自衛隊上層部のタカ派、更には海外の国から自国の野望の為に暗躍する者たちとの戦いを描いたお話です。 勿論、”~時を越えた二人”に登場する俊樹と二葉たちも、もう1人の宮水二葉を助ける為にこっそり登場して立ち回り、この作品のカギを握る存在となっているので、どうかご期待ください。 最後に、この作品を書くに当たって世界観や登場人物の名前やイメージで協力していただきました、”もしも君の名は。”の筆者である坂本徹さん、そして登場人物の土佐弁の方言指導を引き受けてくれたアリミツさん、本当にありがとうございます。 -------------------------------------------------- 置鮎虎太郎(以後・置鮎)「おや? 今回は僕と平野と狙撃手の君たち兄弟かい?」 平野沙也加(以後・平野)「最初に会ったのは戦場だったけれど、貴方達とは戦場でもその外でもこうして何度も出会う事になるなんて、思いも寄らなかったわね」 三木孝允(以後・カストル)「まぁ、そうだな。 種子島で打ち合いをして、次に会ったのは……」 三木小五郎(以後・ポルックス)「おいおい、兄さん。 それ以上はネタバレだって、筆者が言っているぞ? それと種子島での介入の時に会っていたのか、虎のあんちゃんとねーちゃんに」 カストル「ああ、悪い。 そういや、お前その時は居なかったな。 にしては、その作戦の前に俺が家族の墓参りに長野に行ったとき、お前こっそりと来ていて、俺の後ろの木陰に隠れていただろ?」 ポルックス「バレてたか……」 平野「貴方達、兄弟の仲は複雑そうね……その様子だと色々あったみたいね」 カストル「まっ、親が死んで白鳥のおやっさんの所に辿り着いて以降は、ずっと疎遠だったのさ」 ポルックス「学部は同じでも、学んでいる事は違ったからな……まさか正井孝典の野郎によって、再び会う事になるとは思いも寄らなかったが」 置鮎「そいつはまた、大変な事で。 まっ、こういう時はコーヒーでも飲みながら、今後の兄弟のあり方を考えたり、久しぶりに兄弟間で言葉を交わしてみるのも、いいんじゃないかな? さっき作っておいたブレンドがあるんだ。 飲んでみるといい」 ポルックス「用意周到だな……ん? なんだか、懐かしいな……この香り」 カストル「確かにいい香りだし、両親と姉さんと居た時によく飲んだコーヒーの味を思い出すな。 あんた、本当にいい趣味しているな。 コーヒーショップでも開くつもりでいるのか?」 置鮎「まぁ、ゆくゆくはね」 平野「コーヒーを楽しんでいるのもいいけれど、そろそろ筆者から始めろって言ってきているわ、トラ。 その後でも、十分に楽しめるんじゃないかしら?」 置鮎「おっと、これは失礼した。 それじゃあ、始めようじゃないか。 いやぁ~、コーヒーが上手いと、気分がいい!」 置鮎と平野とカストルとポルックス「「「「もしも君の名は。~時を越えた二人”外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~第5話 北斗の荒熊と砂丘の虎 総員、出撃せよ!」」」」 -------------------------------------------------- ~前回からのあらすじ~ 初回の飛騨と佐渡島沖の武力介入の作戦に成功し、自分達の存在を明らかにして正井孝典と山岡一とレオン・パークスに宣戦を布告したチーム・シグナス。 2回目の武力介入の作戦の場所は、北海道と沖縄だった……両社はともに日本ではあまり大きく報道されてはいない民族紛争に関わる紛争で、それらの問題にテロリストたちが介入して、更なる争いの種にしようとしていた事から、チーム・シグナスは二手に別れて介入を行った。 その帰途に就いて東京に戻る途上……自衛隊の千歳基地が至近にある新千歳空港上空で航空自衛隊の輸送艦が不審な飛行を行っている事に気が付いた刹那と聖永とカストルだったが、その輸送艦から航空自衛隊の航空機が飛び出し、事前の警告もなしにいきなり戦闘を仕掛けてきたのだった。 その搭乗者の名は中村龍馬……自分達チーム・シグナスの”白鳥”たちに心を奪われ、防衛庁長官からのお達しを手に挑戦を仕掛けて来たのであった。 辛うじて彼からの挑戦に勝って撤退させた刹那と聖永とカストルだったが、その彼の上司が自分たちがよく知る”大和の赤い彗星”こと、生駒篤の教え子だったのではないかという疑惑が生まれ、状況によっては絡まれてしまう事になるのでは、と予期せざるを得なかった。 -------------------------------------------------- 追記1:本文の一部を加筆修正しました。 追記2:第6話へのリンクを追加しました。 追記3:キャプションを追加しました。 追記4:本文の一部を加筆修正しました。 追記5:登場人物の名前に誤りがあった為、修正しました。 追記6:登場人物の台詞にルビ追加と併せて、加筆修正しました。34,391文字pixiv小説作品 - クラウドの彼方へ
第32話 三葉、町長と対峙する
第32話です。 カタワレ時が終わり、元にもどった四葉から、 瀧が口噛み酒を飲んで過去に戻った理由と、 そのまま進んでいた場合の未来を知らされました。 その一つの危機は阻止されたとはいえ、 町民の避難を促さなければならないことには変わりはなく、 町役場へ向かう三葉と四葉。 その時三葉には、ある考えが芽生えていました。 今回は絶対苦労するだろうなと覚悟していましたが、 その通りになりました。 文章・構成もさることながら、 7月にこれまでの過酷な仕事がたたり、 足を痛めてしまい、目処のわからん通院治療・仕事配置替えになりました。 それでも、足を酷使する仕事があるわけで、 痛めた部位以外にも痛みが伝播する事態に。 しかし、内科に行ったら… そっちの痛みは、痛風の痛みかよ… 当初痛みが発生した部位はなんともなくなったのですが、 今はそっちの方がキツいです。 痛みが収まってくれないと、本当に何も出来なくなるというより、 やりたくなくなるのですよね。 本文に戻ると、 父子の対決となるこの回、 三葉はどう立ち向かわせるべきか色々考えましたが、 昔聴いていたラジオ番組のお悩み事コーナーで話していた内容を思い出し、 今回の展開となりました。 んーかなり力技なところが見受けられるかもしれませんが、 どうかご了承ください。 そして、余談ですが。 この爆発物発見における住民避難は、 私の住む町でもありました。 それは今から4年前、 マンション建設現場で太平洋戦争中に空襲で投下された 直径50センチ、 長さ135センチの 米国製の500キロ爆弾が発見されました。 発見された場所が主要駅から数百メートルの位置で車の行き来も多い場所だから、 大きな通行規制と大々的な報道がなされるかと思いきや、 そういったこともなく、あっさりとした報道だったことを覚えています。 でも、実際発見現場は土嚢が爆弾を包むように積み重ねてあり、 万が一に備えて保護がなされていました。 そして、大々的な避難勧告は、 10日後の日曜日に行われた不発弾処理を行うときだけでした。 その流れとしては、 爆弾発見 ↓ 県警に通報 ↓ 県警が陸上自衛隊の不発弾処理隊へ出動要請 ↓ 調べた結果、その場で処理できる内容でないと判断か、場所・曜日的に当日の処理は危険と判断されたのか、 後日処理を行うこととなる。 ↓ 10日後の日曜日に不発弾処理することが決定。 それに伴い、その数日以上前より各方面へ爆弾から半径500メートル圏内に、 避難勧告と交通規制を行うことを通知。 ↓ 当日 午前8時より避難勧告と交通規制が行われる。 午前9時に処理作業。 午前10時より前には交通規制解除。 どうも信管を除去できれば、 爆発しないからなのか、車が行き交う中、 爆弾本体がクレーンで上げられていく。 (その様子を私は撮ってました) と、古い爆弾の場合はこんな感じで処理が行われているようです。 だから、瀧たちが思っているような、 発見!即全住民避難というようにはならないと思われます。 それを踏まえて、御覧ください。 [追記] 8月13日 最後の部分修正いたしました。 次回につながる肝心な部分だったもので9,427文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第6章「実る20年~結実の時」
溝口鉄郎「今回は私たち溝口家が担当みたいだが……何故、この場に俊樹がいないんだ、筆者?」 溝口瑞穂「筆者曰く、第2章の時に二葉さんと怜美さんと出ているかららしいわよ、父さん。 まぁ、その前に拳をぶち込んできたけど。」 溝口光太郎「あわわわわ……何てことをしているんだよ、瑞穂!」 瑞穂「決まっているじゃない。 今回のお話は私と父さんが兄さんに制裁するお話なんだから」 光太郎「だからって、本当に実力行使で制裁してどうするのさ!? 瑞穂は極真空手の有段者で、正当防衛の時以外は使っちゃ駄目でしょ!」 鉄郎「光太郎。 すまないが、今は瑞穂の思った通りにさせてくれ。 下手をすれば、また瑞穂が俊樹に対して暴れかねないからな。 瑞穂、程ほどにな?」 瑞穂「当然。 兄さんには半殺しで留めておくから」 光太郎「ってそれ、殆ど俊樹さんを殺しに掛かっているのと同じなんだけど!?」 溝口昌子「瑞穂! 貴方! 前書きでも俊樹への制裁の話をして、恥ずかしいと思わないんですか! 今日という今日は、もう見逃しませんからね! 貴方は瑞穂に甘すぎるんですから!」 鉄郎と瑞穂「「…………すみませんでした」」 光太郎「面目ないです……」 溝口博樹「前書きでも相変わらずだね、父さんと瑞穂の兄さんへの態度は……」 溝口望美「”あの時”に聞いたけれど、怜美さんが”婚約解消してよかった”って言っていたのも、無理ないでしょうね」 源(河田)睦月「おまけに、何時も大声で怒鳴るから、近所にまで迷惑が掛かっていて、困ります! 俊樹君の腐れ縁の皆さんがまた押し寄せてきたら、それでこそ大問題なのに……」 源充輝「いやはや……でも、伯父さんと瑞穂ちゃんがここまで煩いのは今に始まったことではないからね」 望美「時間も圧しているし、筆者さんから始めるよう指示が出ているから、始めましょう」 博樹「父さん、瑞穂。 時間だから始めるよ」 鉄郎「あ、ああ……」 瑞穂「は~い……」 光太郎「瑞穂、いい年していつまでも嫉妬して恥をかかさないでよ……」 鉄郎と昌子と瑞穂と光太郎と望美と博樹と充輝と睦月「「「「「「「「”もしも君の名は。 ~糸の監獄(いとのおり)脱走大作戦” 第6章、出発進行!」」」」」」」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ ついに決行された二葉と公一の脱走作戦。 町長の遠峠善三郎や高校時代のクラスメイトたちの協力を得た2人は当日、平静を装って普段どおりに動いて偽装結婚に持ち込み、式の途中で弘隆と有花たちが変電所と山を本当に爆破し、式に出席した友人たちによって閉じていた道は切り開かれ、最後に阻んできた正井孝典を踏み台にして式場から飛び出し、手筈通りに待機している遅れてきた怜美の大学時代の同窓の立花和彦とその恋人の五十嵐静香が運転手を務める車に乗ることが出来、2人は飛騨古川へと逃げ、俊樹たちと合流して急行「たかやま」で脱走と駆け落ちに成功したのだった。 その最中、宮水神社目掛けて本当に隕石が落ちてきたため、見せ掛けの避難劇が、本当の避難劇になった為、町長の善三郎は直ちに全町民に避難命令を出した。 避難するに当たって大樹も一葉と言葉を伴って行こうとして、神社への思い入れの強い一葉は逆に留まろうとするものの、大樹の説得と”片割れを失いたくない”という想いと人として生きようとする事への意思と渇望から、共に逃げることを選ぶ。 そこに、この事態を”自身を罠に陥れようとするハッタリ”だと決め付けた正井孝典からの”君主気取り如き”の罵詈雑言に、大樹は因縁が始まってからの自身と一葉と亡き息子と二葉と公一と糸守町の全員分の積年の怒りをぶつけ、その場から避難して難を逃れたが、正井が気がついたときには落下寸前であり、糸守湖に飛び込んで九死に一生を得たが、その先に待っていたのは正井の悪役としての最後だった。 この事件により宮水神社と宮水家は断絶し、同時に二葉の駆け落ちと隕石の落下やそれらに関わる騒動や事件を、嘗て糸守で起きた「繭五郎の大火」に倣い、時の年号から取って「平成・繭五郎の大火」と呼称されたのだった。 その「平成・繭五郎の大火」から23年後の2013年10月4日、糸守に災厄を齎すとされる”ティアマト彗星”が地球に最接近し、彗星から破片が割れて地球に落下したが、嘗ての宇宙ステーションと衝突してその破片が糸守を含む地球上に落下したが、幸いにして被害はなく、再び糸守に1200年の平安が約束されたのだった…… 追記:誤字が見つかったので、修正しました。 追記2:更に誤字や表現方法に誤りが見つかったので、修正しました。 追記3:終章へのリンクを追加しました。 追記4:本文の一部を加筆修正しました。 追記5:本文の一部を加筆修正しました。 追記5:本文の一部を、誤字訂正も含めて加筆修正しました。28,735文字pixiv小説作品 - Sygnus!シリーズ
第21話 戦争屋の最期……義憤者の抵抗(Avenge of Sygnus)
皆さん、大変長らくお待たせいたしました。 君の名は。二次創作の“もしも君の名は。~時を越えた二人”の外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~の第21話となります。 現在連載中の”もしも君の名は。 ~時を越えた二人”で1990年から1993年の間に起きた、もう1人の宮水二葉とその相手・桜井武が、本来の歴史であれば出会うはずのなかった白鳥麗華とその腐れ縁達や白鳥ゼミ生たちと、正井孝典とその一派やテロリストたち、自衛隊上層部のタカ派、更には海外の国から自国の野望の為に暗躍する者たちとの戦いを描いたお話です。 勿論、”~時を越えた二人”に登場する俊樹と二葉たちも、もう1人の宮水二葉を助ける為にこっそり登場して立ち回り、この作品のカギを握る存在となっているので、どうかご期待ください。 最後に、この作品を書くに当たって世界観や登場人物の名前やイメージで協力していただきました、”もしも君の名は。”の筆者である坂本徹さん、そして登場人物の土佐弁の方言指導を引き受けてくれたアリミツさん、本当にありがとうございます。 -------------------------------------------------- 白鳥麗華(以降・レイ)「今回はあたし達のようだな」 桜井武(以降・刹那)「うん。 とうとうこの日が来たね」 宮水二葉(以降・聖永)「あの戦争屋の最期やね」 三木孝允(以降・カストル)「ああ……こいつには苦労させられたが、とうとう引導を渡す時を筆者が描写する時が遂に来たな」 吉野新平(以降・恒太郎)「手強い相手だったよ。 全員総出で戦う事になった時はどうなるかと思ったよ。 尤も、僕らにはこんな事を言う資格なんてないかもしれないけどね」 神谷一誠(以降・ガイア)「問題はこの後だな……スメラギ・T・九条が撤退戦準備の為に東京から居なくなる以上、戦いは激化するのは明白だ。 厳しい撤退戦になるぞ……」 三木小五郎(以降・ポルックス)「おいおい、兄さん達……茅ヶ崎沖で戦闘の情報があったが、兄さん達が戦っていたのかよ?」 カストル「まあな……撤退戦が難しい事になるのは勿論だが、これで自分の憎しみに決着がついた以上、俺は前に進むことが出来る」 ポルックス「そうか……親父たちの無念は晴らせたんだな……」 刹那「ガイアの言う通りだよ……僕たちの戦いはこれからなんだ」 聖永「何が何でも、生きて撤退するんよ!」 レイ「そろそろ時間だから、始めようぜ?」 「「「「「「「もしも君の名は。~時を越えた二人”外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~第21話 戦争屋の最期……義憤者の抵抗(Avenge of Sygnus) 世界の歪みを破壊する! 総員、出撃せよ!」」」」」」」 -------------------------------------------------- 追記1:キャプションを追加しました。 追記2:一般公開に切り替えました。 追記3:キャプションを加筆修正しました 追記4:第22話へのリンクを追加しました。 追記5:一部を書き直した上で、誤字脱字を修正しました。18,965文字pixiv小説作品 - 大和の国の庭より~
大和の国の庭より~東へ……奈良予告編1
大和の国の庭より~東へ……奈良予告編1となります。 本編の前に予告編を4作投稿します。 予告編の内2作の舞台は東京、残り2作の舞台は奈良です。 更に標準語版と登場人物の喋り方が出身地ごとに異なる関西弁版に分かれるため、合計4作の予告編となります。3,966文字pixiv小説作品 - Sygnus!シリーズ
第3話 天馬(ペガサス)との対峙
皆さん、大変長らくお待たせいたしました。 君の名は。二次創作の“もしも君の名は。~時を越えた二人”の外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~の第3話となります。 現在連載中の”~時を越えた二人”で1990年から1993年の間に起きた、もう1人の宮水二葉とその相手・桜井武が、本来の歴史であれば出会うはずのなかった白鳥麗華とその腐れ縁達や白鳥ゼミ生たちと、正井孝典とその一派やテロリストたち、自衛隊上層部のタカ派、更には海外の国から自国の野望の為に暗躍する者たちとの戦いを描いたお話です。 勿論、”~時を越えた二人”に登場する俊樹と二葉たちも、もう1人の宮水二葉を助ける為にこっそり登場して立ち回り、この作品のカギを握る存在となっているので、どうかご期待ください。 最後に、この作品を書くに当たって世界観や登場人物の名前やイメージで協力していただきました、”もしも君の名は。”の筆者である坂本徹さん、そして登場人物の土佐弁の方言指導を引き受けてくれたアリミツさん、本当にありがとうございます。 -------------------------------------------------- 片桐祐司(以降・片桐)「え~と、今回は僕と龍馬と前田とキャプテン江戸川かい?」 中村龍馬(以降・龍馬)「そのようじゃあ。 私(わし)と白鳥の少年たちとの初戦を描いとるようじゃ」 白鳥麗華(以降・レイ)「スメラギさん、今更思うんだが……何で連絡が刹那と聖永とカストルに連絡が行き届かなかったんだろうな……?」 前田怜美(以降・スメラギ)「そういえば、そうね……たしかあの時は、此方が幾ら連絡しても通じなかったことは確認していたけれど、ようやく通じた時にはすでに交戦した後だったみたいね……」 レイ「おいおい、嘘だろ……? 自衛隊の基地の直ぐ近くだっていうのに、妨害電波でも出ていたっていうのか? それとも、通信可能領域外の個所が北海道やそれ以外の場所でも存在していたっていうのか?!」 片桐「前田、うちの龍馬がいきなり仕掛けてごめん……」 スメラギ「いいのよ、片桐君。 千歳周辺の住民や民家、そして新千歳空港や千歳空港への被害が報告されなかっただけでも良しとすべきじゃないかしら?」 片桐「それもそうだね……」 レイ「あんたは知っていたんだろ? 中村龍馬」 龍馬「勿論、知っちょったき。 長官からのお達しは届いちゅー。 やき、千歳上空で待ち伏せちょったんだ。 3羽も居たのは驚いたけんどな」 レイ「うへぇ……(おいおい、なんていう執念だよ……片桐祐司、あんたって人は、よくまたこんな個性的な奴と友人になれたな……)」 スメラギ「そ、そうだったの……(もはやストーカーね……刹那をタジタジさせて、聖永に彼を”変態”と言わせる理由が良く解るわ……)」 片桐「彼、白鳥にメロメロなんだよ……」 龍馬「そうでなかったら、戦えんという事や」 レイ「な、なるほどな……そろそろ、筆者が始めろって檄を飛ばしてきているから、始めようぜ……」 片桐「それもそうだね……龍馬、程々にしなよ?」 龍馬「承知しとるぜい」 レイとスメラギと片桐と龍馬「「「「もしも君の名は。~時を越えた二人”外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~第3話 天馬(ペガサス)との対峙 総員、出撃せよ!」」」」 -------------------------------------------------- ~前回からのあらすじ~ 東京大学への正井孝典一派の襲撃から一週間後、チーム・シグナスの面々は本格的な活動開始までのわずかな期間での準備に忙しなく行動していた。 そんな中で、山岡一と組んで暗躍する駐日フランス大使のレオン・パークスについての情報を得るべく、彼と接触した事のある白鳥ゼミ卒業生・平田真奈美との会談に臨むべく、白鳥麗華と武と二葉達は宮川俊也の妹・宮川志摩子の通う明治大学へと向かい、平田真奈美と出会った。 そのやり取りと、武と二葉と英男が2年前に正井孝典の事務所に潜入して録音した音声を彼女に聞かせ、自分が経済の事で詳しくやり取りをしていたレオン・パークスが裏で山岡一と組み、更にはレオン・パークスがフランス本国と国家ぐるみで世界や日本に攻撃しようとしていて、自分はそれに利用されてしまった事を知った平田真奈美は、”条件付き”でレオン・パークスについて調べる事を協力するという形で合意に達し、宮川志摩子が彼女の護衛として身辺の警護に当たることになった。 ”自分の思った事を思ったままに、そして自分のやりたいようにやれるように行動する”……自由奔放な気象である彼女にとって、自分自身を肯定するのにこれ以上相応しい言葉は無かった彼女は、その言葉を胸に、平田真奈美は友人を守るべく、生き残りを賭けた自分自身の戦いに身を投じるのだった。 -------------------------------------------------- 追記1:第4話の名称を変更しました。 追記2:第4話へのリンクを追加しました。 追記3:キャプションを加筆修正しました。 追記4:登場人物の台詞にルビ追加と併せて、加筆修正しました。9,729文字pixiv小説作品 - 大和の国の庭より~
大和の国の庭より~東へ……奈良予告編2(関西弁バージョン)
大和の国の庭より~東へ……奈良予告編2となります。 本編の前に予告編を4作投稿します。 予告編の内2作の舞台は東京、残り2作の舞台は奈良です。 更に標準語版と登場人物の喋り方が出身地ごとに異なる関西弁版に分かれるため、合計4作の予告編となります。3,990文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第1章「探す者達~京都から糸守へ……」
三葉「瀧君、瀧君。 このシリーズ、序章には私たちのタグがあったのに全然私たち登場しとらんやん! タグ詐欺やよ、この作品の筆者!」 瀧「仕方がないだろ、この物語は俺達の親父たちの代のお話なんだし。 その為に”君のその前は。”と”としふた”と”俊二”のタグがあるんだぜ?」 三葉「あう……ホンマにお父さんとお母さんの物語なんやね……」 瀧「でも安心しろよ、三葉。 終章には俺たちの出番があるってさ。 しかも同い年で出られるってさっき筆者が言っていたぞ。」 三葉「ホント!? でも2016年までお預けやない!」 瀧「贅沢言うなよ。 出られるだけでも、しかも同い年の設定になっているだけでもありがたいぜ。 下手な事を言ったら、三葉が産まれないとか、俺達が一切会わないまま終わるとか、俺達目掛けてティアマト彗星が落ちてくるなんていう外伝を書かれるぜ?」 三葉「それはもっと嫌やぁ~! もう死にたくないし、瀧君と離れたくなんてないし、会えないなんてもっと嫌やぁ~! 筆者さん、お願いやから私と瀧君をこの物語で早く会わせて下さぁい~!」 瀧「そろそろ、筆者から始めろって指示が出ているから始めるぞ、三葉」 瀧と三葉「「”もしも君の名は。 ~糸の監獄(いとのおり)脱走大作戦” 第1章、はじまりま~す!」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 溝口俊樹は糸守の調査に向かうべく、京都を出発した……のだが、京都駅で待ち伏せする人間が6人もいた。 しかも、その1人は俊樹の婚約者…… 気のせい、または他人の空似、として我関せずとその脇を通り過ぎようとした俊樹だったが、直ぐに婚約者に首根っこを掴まれ、更には笑っていない笑顔で言外に「抵抗は無意味だ」と睨まれた為、観念するのだった。 追記:誤字が見つかったので修正しました。 追記2:登場人物の台詞を一部修正しました。 追記3:第2章へのリンクを追加しました。 追記4:急行「たかやま」の各駅の出発時間を修正しました。 引用元:「日本交通公社出版 JTB時刻表1990年3月号」 追記5:誤字が見つかったので修正しました。 追記6:誤字が見つかったので修正しました。 追記7:脱字が見つかったので修正しました。9,411文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第8章「寺川の氾濫 後編~黄昏時の奇跡と(時の迷子)……」
三葉「瀧くん、瀧くん、やっとお父さんとお母さんが会えたよ! お父さんとお母さんが再会したのは糸守やのうて、奈良の貴史君の家やったんやね」 瀧「ああ、俺も信じられねぇぜ。 しかも、親父も少し出てきているしな。 まさか親父が三葉の親父さんと会った時、入れ替わりがあって三葉のお袋さんとやり取りしていたなんて思いもよらなかったな」 三葉「そうやね。 でも、お父さんじゃなくてお母さんが相手していたから、お父さんは何が何だか解らずにちんぷんかんぷんになっとるに……」 瀧「でもその後が大変だぜ。 正井孝典を手始めに、とんでもない奴らが奈良に押し寄せてきているぞ! 一体何が起ころうとしているんだよ!?」 三葉「おまけに感動の展開を最後の最後で水を射して邪魔するなんて、堀文子っていうお姉さん、一体何考えとるんよ! せっかくお父さんとお母さんが時間を飛び越えて一緒になれたのに!」 堀文子「へぇ……あたしを呼んだ?」 瀧と三葉「「ぎゃあああああああああああああああああああ!?!?!?!?!? ((ほ、本物が来たぁあああああ!!!!! なんて地獄耳!?))」」 文子「フン……気絶したみたいだから、この2人に代わってあたしがさっさと始めるわよ。」 正井孝典「お、おのれ貴様……あの時はよくも、よくもやってくれたな! 貴様だけは、絶対にぃ!」 文子「お呼びでないあんたは黙って退場しろ。 この、幼女並びに婦女強姦魔!」 正井孝典「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 文子「さて、邪魔者はぶっ飛ばしておいたし、筆者から文句が来るから、改めて始めるわよ」 文子「”もしも君の名は。 “もしも君の名は。 ~時を越えた二人” 第8章。 今、時の扉が開き、2人の少年少女が時を越える…… そして筆者さんことhikari347さん、坂本徹さん、10月3日は過ぎてしまったけど、お誕生日おめでとう」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 貴司たちの呼びかけで目を覚ました俊樹は、再び”夢同士がつながる世界”に居る事に気づくが、そこには二葉の姿もあった。 但し、お互いにお互いの大事なところを触って揉んでしまい、その様子をその場にいた貴司たち19人全員に見られてしまうという痴態を晒したのだった…… その後、最後の日である9月1日に入れ替わりが起こった時の対応を話し合って、その場は夜明けと共に解散した。 ついにその最後の日……1976年9月1日を迎えた。 肝心の俊樹は、二葉と入れ替わっていた……加えて、二葉は俊樹の股間を触ってしまい、その瞬間を貴司達男性陣だけではなく、明子たち女性陣にも見られてしまったことで悲鳴を上げてしまうが、明子の抱擁によってようやく落ち着きを見せる。 事情を深く知らない新太と怜美に、貴司達と篤は手短に且つ、解りやすく話した事で、不承不承ながらも一定の理解を得、当初の作戦通りに貴司達と二葉はまだ避難していない大和郡山市の地区の住民を避難させるべく、行動を開始した。 一方の俊樹は1988年9月1日の糸守にいた。 俊樹は変わらず二葉の胸を揉んでいるのもそうだが、一葉は”二葉”の一挙手一投足に痺れを切らし、今日一日を謹慎するように命じようとして言葉に止められ、言葉は二葉に使いとして奈良に行くよう依頼するが、先の婚約騒動と公一への公一の父親の暴力沙汰に至る経緯もあって、言葉と一葉は言い合いになってしまう……しかし、大樹はこの隙に俊樹に出発するよう密かに囁き、俊樹はそれに背中を押される形で、あらかじめ二葉が用意していたものを鞄に詰め、着替えた上で一葉の目を盗み、そして有花たちに見送られる形で富山方面の列車で糸守から飛び出し、一路貴司達と約束した奈良の貴司の家へと向かうのだった 富山で神社の氏子や謎の刺客の目を掻い潜り、富山から大阪行きの特急で大阪に向かい、大阪駅で奈良行きの快速に乗り換え、糸守から6時間かけてようやく大和郡山に着いた。 しかし到着した俊樹の目の前に待っていたのは、”1976年9月1日を最後に、時間が止まっていた奈良盆地と廃墟と化した大和郡山(生まれ故郷)の姿”だった…… 追記1:キャプションを追加しました。 追記2:登場人物の名前に誤りと、文章表現の誤りと不足を確認したため、加筆修正しました。 追記3:誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記4:誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記5:誤字脱字並びに矛盾点を確認したので、加筆修正しました。 追記6:脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記7:誤字脱字並びに矛盾点を確認したので、加筆修正しました。 追記8:誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記9:第9章へのリンクを追加しました。 追記10:誤字脱字並びに矛盾点を確認したので、加筆修正しました。54,546文字pixiv小説作品 - Sygnus!シリーズ
第15話 平成・関ケ原の合戦・前編……野望に満ちた合戦場
皆さん、大変長らくお待たせいたしました。 君の名は。二次創作の“もしも君の名は。~時を越えた二人”の外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~の第15話となります。 現在連載中の”もしも君の名は。 ~時を越えた二人”で1990年から1993年の間に起きた、もう1人の宮水二葉とその相手・桜井武が、本来の歴史であれば出会うはずのなかった白鳥麗華とその腐れ縁達や白鳥ゼミ生たちと、正井孝典とその一派やテロリストたち、自衛隊上層部のタカ派、更には海外の国から自国の野望の為に暗躍する者たちとの戦いを描いたお話です。 勿論、”~時を越えた二人”に登場する俊樹と二葉たちも、もう1人の宮水二葉を助ける為にこっそり登場して立ち回り、この作品のカギを握る存在となっているので、どうかご期待ください。 最後に、この作品を書くに当たって世界観や登場人物の名前やイメージで協力していただきました、”もしも君の名は。”の筆者である坂本徹さん、そして登場人物の土佐弁の方言指導を引き受けてくれたアリミツさん、本当にありがとうございます。 -------------------------------------------------- 淡島麻子「うふふふ……前回のお話から、大分かかったようね、筆者さん? 退屈過ぎるから、貴方の許に直談判する策を考えていた所よ? 行動に移す前で幸運だと思った方がいいわ」 小宮鶴羽「統合幕僚長の言う通り、どうしようもないですね。 前回に有本富士鷹と有本淑子に駄目出しされておいて、この体たらくっぷりでは……筆者の行く末と人間としての器が知れますね。 これでは反面教師にすらなりません。 恥を知りなさい!」 小林銑十郎「加えて、そんな年で既に未来にも現在にも過去にも悲観しているとはな……全ては貴様のこれまでで逃げ続けてきた行動の結果だ。 今からでも遅くはない。 我々に文句を言いたければ、直ぐにでも己の過ちの清算を始めて、独り立ちして来ることだな」 淡島麻子「それはさておき、この数か月で”白鳥”はより腕を上げたみたいね。 ただ、装備の性能と未知の粒子の性能のおかげで優位性を保っている心算だけど、その虚勢が何時まで持つかしら……?」 小宮鶴羽「装備の性能だけならば藤原数多には勝手拘束出来てはいない以上、実力があるのは間違いありません。 後は、”白鳥”が装備する機構からあふれている謎の粒子……この粒子の正体さえ特定して弱点を炙り出せば、海兵隊や艦隊一個師団で包囲し、我々の戦術で補給路と逃走経路を断てば、万事休すとすることが出来るでしょう」 小林銑十郎「幸い、我々一個師団も若狭湾で待機している身です、淡島統合幕僚長。 海兵隊だけに活躍を独占などさせませんので、ご安心を」 淡島麻子「うふふふ……期待しているわ。 では、そろそろ始めましょうか……私たちの戦いを」 淡島麻子と小宮鶴羽と小林銑十郎「「「もしも君の名は。~時を越えた二人”外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~第15話 平成・関ケ原の合戦・前編……野望に満ちた合戦場 総員、出撃せよ!」」」 -------------------------------------------------- -------------------------------------------------- 追記1:暫定版として、マイピク限定で公開しました。 追記2:第16話完成に伴い、一般公開に切り替えました。 追記3:登場人物の台詞を修正しました。 追記4:キャプションを加筆修正しました。 追記5:誤字脱字を加筆修正しました。31,873文字pixiv小説作品 - Sygnus!シリーズ
第13話 平成・糸守の乱 終編
皆さん、大変長らくお待たせいたしました。 君の名は。二次創作の“もしも君の名は。~時を越えた二人”の外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~の第13話となります。 現在連載中の”~時を越えた二人”で1990年から1993年の間に起きた、もう1人の宮水二葉とその相手・桜井武が、本来の歴史であれば出会うはずのなかった白鳥麗華とその腐れ縁達や白鳥ゼミ生たちと、正井孝典とその一派やテロリストたち、自衛隊上層部のタカ派、更には海外の国から自国の野望の為に暗躍する者たちとの戦いを描いたお話です。 勿論、”~時を越えた二人”に登場する俊樹と二葉たちも、もう1人の宮水二葉を助ける為にこっそり登場して立ち回り、この作品のカギを握る存在となっているので、どうかご期待ください。 最後に、この作品を書くに当たって世界観や登場人物の名前やイメージで協力していただきました、”もしも君の名は。”の筆者である坂本徹さん、そして登場人物の土佐弁の方言指導を引き受けてくれたアリミツさん、本当にありがとうございます。 なお、この第13話を以て第1部が終了します。 この第13話の投稿後、私……hikari347は取材と作品のストックの書き溜めと休養の為、一か月お時間をいただきます。 読者の皆さんにはお待たせする事になりますが、第1幕第2部第14話以降の投稿まで、しばらくお待ちいただきたいと思います。 2021/7/2 hikari347/Takashi Nakagawa -------------------------------------------------- 白鳥麗華(以下・レイ)「やっと前半の折り返しか……長かったな」 前田怜美(以下・スメラギ)「そうね。 これでも、まだ4分の1なのよ?」 レイ「まだ、正井孝典一派やレオン・パークスと山岡一が本気を出していないと思うと、先が思いやられるぜ……何て、言っていたら命が幾つあっても足りないな」 スメラギ「ええ……私たちはここで立ち止まっては居られないし、後戻りも出来ないし、許されない。 どんな問題であっても、一つずつ攻略していく事で、道なき道を切り開き、障害を乗り越える。 それが今の私たちのやり方であり、新たな時代を切り開いてきた人たちの歩んだ道なのだから。 私たちがそれをやるのよ」 レイ「ああ! それは勿論だが、スメラギさん……アンタも大変な後輩を持っちまったな?」 スメラギ「ごめんなさい……瑞穂の事でみんなに迷惑をかけたのは、私にも責任の一端があるから、とやかく言えないわ……司(つかさ)さんたちや俊樹さんと二葉さん達にも迷惑をかけてしまったし……」 レイ「教授が味方で、スメラギさんと親しい間柄になって本当に良かったぜ。 そろそろ始めるか!」 レイとスメラギ「「」もしも君の名は。~時を越えた二人”外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~第13話 平成・糸守の乱 終編 総員、出撃せよ!」 -------------------------------------------------- -------------------------------------------------- 追記1:暫定版として、マイピク限定で公開しました。 追記2:執筆中の部分が一部仕上がったので、加筆修正のうえで、追加投稿しました。 追記3:執筆中の部分が仕上がったので、加筆修正のうえで、マイピク限定から全体公開に移行しました。 追記4:誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記5:第14話へのリンクを追加しました。 追記6:キャプションの追加と、誤字脱字を加筆修正しました。15,348文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
“もしも君の名は。~時を越えた二人” 登場人物設定
皆様、お待たせしました。 君の名は。二次創作の“もしも君の名は。~時を越えた二人”の登場人物紹介になります。 登場人物の人物名だけの未完成で見苦しい内容ですが、見守っていただけると幸いです。 また、順次追加していく次第です。 注意! Attention! ・この設定集は、連載予定の“もしも君の名は。~時を越えた二人”の基本設定集です。 苦手な方や、嫌な方は閲覧しないことをお勧めします。 ・設定集の中には、「君の名は。」原作、「君の名は。」映画本編、君の名は。外伝小説”君の名は。AnotherSide:Earthbound”、原作漫画版、”君の名は。AnotherSide:Earthbound”漫画版、パンフレット、公式ガイドブックのネタが入っています。 ・上記のいずれか1つでも読んでいないという方が居ましたら、上記の冊子を購入して読んでからの閲覧をお勧めします。 ・登場人物については、随時追加していきますが、ネタバレの可能性があるので、閲覧に際してはご注意ください。 ・各登場人物のCV「映画・君の名は。に準拠」と、イメージCVを加筆しましたが、閲覧に際してはご注意ください。 追記1:キャプションを加筆修正しました。 追記2:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記3:前書きを追加の上で、加筆修正しました。 追記4:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記5:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記6:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記7:登場人物の説明の欠陥を確認したので、修正しました。 追記8:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記9:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記10:登場人物の説明並びに生年月日を加筆並びに修正しました。 追記11:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記12:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記13:登場人物の説明を修正しました。 追記14:登場人物の説明を追加並びに加筆修正しました。 追記15:登場人物の説明を追加並びに加筆修正しました。 追記16:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記17:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記18:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記19:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記20:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記21:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記22:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記23:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記24:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記25:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記26:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記27:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記28:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記29:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記30:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記31:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記32:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記33:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記34:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記35:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記36:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記37:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記38:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記39:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記40:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記41:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記42:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記43:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記44:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記45:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記46:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記47:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記48:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記49:登場人物の説明を加筆修正しました。 追記50:登場人物の追加と説明を加筆修正しました。 追記51:登場人物の説明を加筆修正しました。55,054文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第4章「昭和最後の糸守騒乱~二葉の、こころのこえ」
加藤有花「今回は私たちみたいやさ」 勅使河原弘隆「そうみたいやな。 なんか門戸入のおっさんの事で糸守中がきな臭くなってきとるな」 有花「私は、公一君と二葉はお似合いだと思っとったんやけどなぁ」 弘隆「まっ、しゃ~ないわ。 本人たちがそうなる気がないんやし、門戸入のおっさんと二葉のお袋さんとの当人だけの”お互いの総意”っつう策略が明らかになってまったんや。 もう、起こることはあらへんで」 門戸入公一「ああ。 しかも、俺と二葉の将来も含む全てについてな……今だから言えるが……親父の奴、二葉のお袋さんと組んで何てことをしてくれたんだよ?」 松本英男「だがその騒動と二葉が動いたおかげで、俺たちもここに出られていると思うと、嬉しい一方で複雑だな」 遠峠恵美「あの時二葉やお父さん、そして大樹さんたちが止めに来なかったらと思うと、何が起こっていたか想像できないね」 佐藤直紀「何だか、普段の二葉じゃないみたいだったな……姉貴二葉というより、男だったな?」 遠峠寛人「そうだな、姉貴、直紀さん。 公一さん曰く、ある日を境に門戸入さんが豹変してしまったって言っていたけど、まさにその通りだったよ」 恵美「うん。 誰かに唆されて悪魔の囁きを聞いてしまったか、焚きつけられたのかもしれない」 公一「ああ。 後になって、あの”糸守にダム建設”を企てる黒幕の存在が親父を焚きつけたのも明らかになったしな」 英男「おまけに東京の国会図書館で奈良の事を調べている傍ら、糸守の過去や糸守ダムの悪い噂も見つかったからな」 直紀「誰だったんだ、恵美?」 恵美「それは後になったら解るって、筆者さんが言っていたから今は言わない。 それと筆者さんがそろそろ始めるように言ってきているから、始めよう」 直紀「え~……頼むから教えてくれよ~」 有花と弘隆と公一と英男と恵美と直紀と寛人「「「「「「「「”もしも君の名は。 “もしも君の名は。 ~時を越えた二人” 第4章、はじまりま~す!」」」」」」」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 入れ替わりに気づき、更には自分に関係する人たちがその入れ替わりに気づいて手助けすることもあって、俊樹と二葉は入れ替わりを通してお互いの事を知ると同時に、入れ替わりの原因や貴司と昭典の言う”お互いの危機”について調べ始めた。 1人の危機の正体は、奈良盆地のほぼ全域を流れる大和川水系の河川が上流部で断続的に降る雨による増水し、その増水した河川の氾濫と土砂災害をもたらしてきて、親の代にもそれが起きたものの幸いにして難を逃れたという事実…… 1人の危機の正体は、糸守町唯一の神社の宮水神社存続問題で、お互いが望みもしないのに勝手に親に進路を決められてしまうという事情や、それを助長する住民や風土や閉鎖的環境に、宮水神社の存在理由と過去の”ダム建設”という事実…… そんな中、俊樹は貴司と昭典に、二葉は大樹と言葉に、何故入れ替わりに気づけたのか、そして気づいた本人たちにも他人になる夢(入れ替わり)をみたのか、尋ねるのだった。 結果は2人の予想通り、過去に形こそ違えども入れ替わりがあった事が判明した。 その傍らで二葉の母親の一葉は、二葉の入れ替わり相手に嫌悪し、更には二葉を産むまでに自分が年老いてしまったこともあって、一刻も早く二葉の縁談と二葉への早急な宮水神社の相続をまとめて決めてしまい、子供が見たい願望を実現させようと動くのだった…… だが、これが昭和最後の糸守での騒乱を引き起こす原因になってしまう事を、誰も知らなかった………… 追記1:キャプションを追加しました。 追記2:登場人物の追加と、本文の一部を加筆修正しました。 追記3:キャプションを加筆修正しました。 追記4:本文の矛盾を解消するため、加筆修正しました。 追記5:第5章へのリンクを追加しました。 追記6:誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記7:誤字脱字を確認したので、前書きの追加と同時に加筆修正しました。 追記8:登場人物名の誤りを確認したので、加筆修正しました。 追記9:登場人物名の誤りを確認したので、加筆修正しました。44,256文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
“もしも君の名は。~時を越えた二人”
皆様、お待たせしました。 君の名は。二次創作の“もしも君の名は。~時を越えた二人”の序章になります。 前作の”~糸の監獄(いとのおり)脱走大作戦”では大人の俊樹と二葉と怜美や瀧の両親が登場しましたが、今回のお話は俊樹と二葉の入れ替わっていた時のお話です。 もちろん、前作で作品のカギを握っていた怜美や瀧の父親も子供の姿で登場するので、どうかご期待ください。 最後に、この作品を書くに当たって世界観や登場人物の名前やイメージで協力していただきました、”もしも君の名は。”の筆者である坂本徹さん、本当にありがとうございます。 追記1:第1章へのリンクを追加しました。 追記2:前書きを追加の上で、加筆修正しました。2,157文字pixiv小説作品 - Sygnus!シリーズ
第27話 儚くも永久のカナシ……“シグナス”、“やまと”発進!
皆さん、大変長らくお待たせいたしました。 君の名は。二次創作の“もしも君の名は。~時を越えた二人”の外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~の第27話となります。 現在連載中の”~時を越えた二人”で1990年から1993年の間に起きた、もう1人の宮水二葉とその相手・桜井武が、本来の歴史であれば出会うはずのなかった白鳥麗華とその腐れ縁達や白鳥ゼミ生たちと、正井孝典とその一派やテロリストたち、自衛隊上層部のタカ派、更には海外の国から自国の野望の為に暗躍する者たちとの戦いを描いたお話です。 勿論、”~時を越えた二人”に登場する俊樹と二葉たちも、もう1人の宮水二葉を助ける為にこっそり登場して立ち回り、この作品のカギを握る存在となっているので、どうかご期待ください。 最後に、この作品を書くに当たって世界観や登場人物の名前やイメージで協力していただきました、”もしも君の名は。”の筆者である坂本徹さん、そして登場人物の土佐弁の方言指導を引き受けてくれたアリミツさん、本当にありがとうございます。 -------------------------------------------------- 白鳥任三郎(以降・シグナス)「今回は私たちのようだな」 白鳥早苗(以降・早苗)「珍しい組み合わせですね。 私はここは初めてかしら?」 シグナス「宇宙に出る事も含めて、初めてだな。 今回からだな、自分たちの船を使っての本格始動は」 早苗「本格的な作戦が始まるんですね。 いきなり正井孝典の本拠地に向かっていくみたいだけれど、大丈夫なのですか?」 シグナス「奴の息子である正井孝太郎と、その交際相手の平沢陽菜を救出することが主軸だからな。 それが終われば、一旦脱出する事になるだろう……長居し続ければ、一隻である以上は責め続けられることになる」 早苗「確かにそうですね……生き続ける為には、敢えてはなれたり、逃げたりする事も必要かもしれませんから」 シグナス「こんな戦いになる日常がしばらく続くが、それでも許してくれるか、早苗?」 早苗「構いませんよ。 生きることそのものが戦いなのならば、その為に何を考え、動き続けるかを考え続けることそのものが人生なんですから。 私は貴方と一緒になった事を、後悔していませんよ」 シグナス「そうか。 では長くなるが、暫し付き合ってくれ! そして、そろそろ始めようか」 シグナスと早苗「「もしも君の名は。~時を越えた二人”外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~第27話 儚くも永久のカナシ……“シグナス”、“やまと”発進! 世界の歪みを破壊する! 総員、出撃せよ!」」 -------------------------------------------------- 追記1:第28話へのリンクを追加しました。44,323文字pixiv小説作品 - Sygnus!シリーズ
第11話 平成・糸守の乱 中編
皆さん、大変長らくお待たせいたしました。 君の名は。二次創作の“もしも君の名は。~時を越えた二人”の外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~の第11話となります。 現在連載中の”~時を越えた二人”で1990年から1993年の間に起きた、もう1人の宮水二葉とその相手・桜井武が、本来の歴史であれば出会うはずのなかった白鳥麗華とその腐れ縁達や白鳥ゼミ生たちと、正井孝典とその一派やテロリストたち、自衛隊上層部のタカ派、更には海外の国から自国の野望の為に暗躍する者たちとの戦いを描いたお話です。 勿論、”~時を越えた二人”に登場する俊樹と二葉たちも、もう1人の宮水二葉を助ける為にこっそり登場して立ち回り、この作品のカギを握る存在となっているので、どうかご期待ください。 最後に、この作品を書くに当たって世界観や登場人物の名前やイメージで協力していただきました、”もしも君の名は。”の筆者である坂本徹さん、そして登場人物の土佐弁の方言指導を引き受けてくれたアリミツさん、本当にありがとうございます。 -------------------------------------------------- -------------------------------------------------- -------------------------------------------------- 追記1:暫定版として、マイピク限定で公開しました。 追記2:執筆中の部分が一部仕上がったので、加筆修正のうえで、追加投稿しました。 追記3:執筆中の部分が仕上がったので、加筆修正のうえで、マイピク限定から全体公開に移行しました。 追記4:本文を加筆修正しました。 追記5:本文を加筆修正しました。 追記6:第12話へのリンクを追加しました 追記7:登場人物の台詞にルビ追加と併せて、加筆修正しました。19,068文字pixiv小説作品 - Sygnus!シリーズ
第28話 正井孝太郎と平沢陽菜奪還作戦
皆さん、大変長らくお待たせいたしました。 君の名は。二次創作の“もしも君の名は。~時を越えた二人”の外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~の第27話となります。 現在連載中の”~時を越えた二人”で1990年から1993年の間に起きた、もう1人の宮水二葉とその相手・桜井武が、本来の歴史であれば出会うはずのなかった白鳥麗華とその腐れ縁達や白鳥ゼミ生たちと、正井孝典とその一派やテロリストたち、自衛隊上層部のタカ派、更には海外の国から自国の野望の為に暗躍する者たちとの戦いを描いたお話です。 勿論、”~時を越えた二人”に登場する俊樹と二葉たちも、もう1人の宮水二葉を助ける為にこっそり登場して立ち回り、この作品のカギを握る存在となっているので、どうかご期待ください。 最後に、この作品を書くに当たって世界観や登場人物の名前やイメージで協力していただきました、”もしも君の名は。”の筆者である坂本徹さん、そして登場人物の土佐弁の方言指導を引き受けてくれたアリミツさん、本当にありがとうございます。 -------------------------------------------------- 正井孝太郎(以下・孝太郎)「今回は、俺たちか。 第8話以来だな」 平沢陽菜(以下・陽菜)「そうね。 物語でもそうだけど、現実でもだいぶ時間が経ったみたいね」 孝太郎「で、俺たちはあの”くそ親父”と山岡の野郎に捕まって、収容所送りかよ……」 陽菜「盛岡まで逃げたのは良かったけれど、迎えに来ていた人と合流する直前で襲われてしまったんだったかしら」 孝太郎「そうだな……まさかその時に目撃した刺客である山岡一が、俺の知っている山岡一じゃねえとは、全く気づけなかったな」 陽菜「まさか、そっくりさんなの……? これから、その真実が解る時が来るのかしら?」 孝太郎「向こうから来てくれるのを待つか、こっちが調べる以外に方法が無い、としか言えないのが痛いな……俺たちの救助が今回の話らしいが、そこを出てからの話になるな」 陽菜「そうね……そこに行くまではきっと厳しいと思う。 きっと、武君や二葉さん、そして白鳥の皆さんの道のりも……」 孝太郎と陽菜「「もしも君の名は。~時を越えた二人”外伝・Sygnus!(シグナス!)~天空の白鳥たち~第28話 正井孝太郎と平沢陽菜奪還作戦 総員、出撃せよ!」」 -------------------------------------------------- 追記1:キャプションを追加しました。 追記2:誤字脱字修正とページを統廃合しました。 追記3:誤字脱字修正を行いました。 追記4:誤字脱字修正を行いました。27,893文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第3章「入れ替わりと交流」
村田裕和「今回は俺様たちの番か? 早すぎやしないか?」 桜井大和「贅沢言うな、裕和。 出してもらえるだけでもありがたいと思った方がいいぞ。 下手すれば、出してもらえなくなるか、お前を気に入っている”あいつら”をここに突撃させて、司(つかさ)の弟と一緒に追い回すと筆者が言ってきているぞ?」 裕和「おい、俺と司(つかさ)の弟を”あいつら”を使って遊ぶな、筆者!!!!!」 佐々木敬一郎「…………諦めろ、村田裕和。 中川貴司の妹に心から気にいられた以上、最後まで面倒を見ろ」 橋下啓子「そうだよ、裕和君。 往生際が悪いよ?」 朝倉雪子「流石に年齢的にはアウトだけれど……10年もすれば、大丈夫だと思うわよ?」 吉田信弥「そうですね。 それに、自分に正直で行動力のあるいい子じゃありませんか。 俺は将来有望だと思いますよ」 裕和「お前らなぁ……それは相手の居ない俺への当て付けか皮肉か? それに、俺様は”ロリコン”じゃない!」 生駒篤「ふっふっふっふっふ……裕和君、君がなぜ司(つかさ)君の一家に好かれるか、考えたことがあるかね?」 裕和「……何が言いたいんだよ、篤? (嫌な予感しかしない……)」 篤「坊やだからさ……(それだけ、将来の見込みがある証だよ。 それに気づけない様では、君はまだまだ甘いよ)」 裕和「おい、篤ぃいいい!!!!!」 篤「ふっふっふっふっふ……まだまだ君は甘いよ」 雪子「鈍いわね、裕和君」 啓子「いやはや……」 敬一郎「…………」 源充輝「みんな、そろそろ筆者さんが”始めるように”って指示を出しているから、始めよう。 裕和君もいじけていないで、立ち上がったらどうだい?」 裕和「へ~い……」 「「「「「「「「”もしも君の名は。 “もしも君の名は。 ~時を越えた二人” 第3章、はじまりま~す!」」」」」」」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 突然性別が異なる相手との入れ替わりが発生してしまうという事態に直面してしまった、奈良・大和郡山在住の俊樹と、岐阜・糸守在住の二葉だったが、その翌日は昨日の事は嘘のように元の身体に戻った。 だが、自分自身が知らない間に昨日の自分がしていた行動に、俊樹も二葉も動揺を隠せなかった。 更に悪い事に、2人の入れ替わりに気づいた者まで現れ、俊樹の友人である貴司と昭典には完ぺきに暴かれてしまい、記録まで残されていたことも手伝って、自分たちの身に起こっている事象が”夢”または”妄想”の類ではなく、”現実”として起こっていることが確実かつ決定的であることが判明した瞬間だった…… ここに至って、俊樹と二葉は”自分たちが、時間と距離を飛び越えて入れ替わっている”事に、気が付いたのだった。 しかも、俊樹側と二葉側のそれぞれに2人の”入れ替わり”に気づいて暴く、または気づくという形で知るものまで現れていた…… 追記1:誤字脱字を確認したので、加筆の上で修正しました。 追記2:誤字脱字を確認したので、加筆の上で修正しました。 追記3:キャプションを修正しました。 追記4:第4章へのリンクを追加しました。 追記5:誤字脱字を確認したので、加筆の上で修正しました。 追記6:誤字脱字を確認したので、加筆の上で修正しました。 追記7:誤字脱字を確認したので、前書きの追加と併せて加筆修正しました。 追記8:誤字脱字を確認したので、加筆の上で修正しました。17,070文字pixiv小説作品